ランクル70の維持費に関する情報まとめ
維持費に含まれるもの
まず、世間一般で維持費というときに、含まれる可能性のあるものとしては色々あるけれど、ここでは「ガソリン代」「駐車場代」を除く費用を「維持費」として整理。
また、貨物1ナンバーのランクル70も新車時は2年車検だけれど、その後は毎年車検。
ここでは毎年車検を前提とした費用を整理。
▼燃費が気になる方はこちらをどうぞ▼
自動車税
16,000円/年(貨物兼用車 最大積載量1000kg以下・総排気量1500cc超)
【参考】乗用車(減税なしの場合)「総排気量3.5リットル超4リットル以下」の通常の税額(増減税なし) 66,500円/年。
車検と無関係に5月頃請求が来る(4月1日時点の所有者に対して課税)のでなんかすごい取られた感のある税金。
でもこれが貨物車は自家用乗用車に比べると激安。
ちなみに、なぜ貨物車の自動車税が安いのかについてはグーピットに以下のような情報があった。
乗用車と商用車で、かかる税金の金額が違うわけですが、なぜ自動車税の金額に違いがあるのかについて気になる方も多いと思います。そもそも、自動車税は、地方自治体を通して、車を利用する際に使用する道路の修繕等の整備費として利用されることになります。道路は私たちの生活に欠かせない、公共インフラのひとつになりますので、それを支える重要な税金となります。それを踏まえたうえで、一般的に言われている理由のひとつとしては、商用車は私たちが生活するために必要となる、各種サービスの流通や事業の運営、または、物資の運搬・運送などの公な活動に使用される車に対して、自家用乗用車は主に個人や家族などの私的な活動に使用される車と位置付けられるため、より公共的な活動をしている商用車を優遇するものと言われています。
ランクル70オーナーの実態に合っているかどうかは別として、とにかく経済的なのはありがたい。
車検時にかかる費用(整備費除く)
重量税
バン(GRJ76K)
12,300円/年(2.5トン超~3トン以下自家用)
ピックアップ(GRJ79K)
16,400円/年(3トン超~4トン以下自家用)
【参考】自家用乗用車2.5トン超~3トン以下(エコカー減税なし) 24,600円/年
自賠責保険
24,040円/年→23,970円/年(2020.1時点)(自家用貨物 最大積載量2トン以下)
【参考】自家用乗用車 16,350円/年(2016年時点)
検査手数料(自動車検査登録印紙)
1,800円
車検時費用合計
バン(GRJ76K)
38,140円/年→38,070円/年(2020.1時点)
ピックアップ(GRJ79K)
42,240円/年→42,170円/年(2020.1時点)
ここでピックアップの3トン超が響いて、バンより若干高め。地味に違いがある。
重量税は乗用車の半分の水準だけれど、自賠責保険が乗用車より高いので総額は乗用車よりわずかに安い程度。
【参考】ディーラー車検とユーザー車検の違い
上記はユーザー車検を前提とした費用で整備費用は含んでいない金額。
「車検を通すことだけ」を考えれば上記金額で済むけれど、法定の12か月定期点検(車所有者の義務)を依頼し、整備点検記録簿を作成するのはユーザー車検だろうとディーラー車検だろうと同じ(ただし、定期点検が事前に済んでいないと車検を通せないという仕組みではない。あくまで検査はその基準をクリアしていれば合格する。)。
ディーラーに車検を出すと、高いというイメージなのは、法定点検と車検がセットになっていて、あたかも車検費用が高いという誤解を生じているため。
ディーラーの車検費用は大きく以下の3つで構成されている。
金額は2016に神奈川トヨタでランクル70バンの車検を受けた際の金額。
- 法定費用 39,030円(税金・自賠責保険料・検査手数料)
- 整備費用 31,644円
- 検査費用 9,500円
1の法定費用はユーザー車検でもほぼ同額(自賠責保険の月数の関係で微妙な違いあり)。
2と3があることで高いように感じるけれどよくよく考えると・・・
2の整備費用は自分でできる人はゼロにすることが可能かもしれないけれど、どこかで頼まないとできない場合は若干節約できるかどうかというところ。
3の検査費用はユーザー車検の場合は一見ゼロだけれど、交通費や、時間、手間がかかる。それとディーラーで払う9,500円の比較。
こう考えると、ユーザー車検との差は以下①と②の合計ということになる。
①「ディーラーの整備費用(3~4万円)」-「実際かかった整備費用(自分又は整備工場)」
②「9500円程度」-「検査場までの交通費、時間や手間を換算した金額」
「自動車税」+「車検時費用」(2020.1時点)
とりあえずここまでの誰が所有しても同額となる部分(減免措置適用の人を除く)合計額はコチラ
バン(GRJ76K)
・自動車税 : 16,000円
・重量税 : 12,300円
・自賠責保険: 23,970円
・検査印紙 : 1,800円
・合計 : 54,070円
ピックアップ(GRJ79K)
・自動車税 : 16,000円
・重量税 : 16,400円
・自賠責保険: 23,970円
・検査印紙 : 1,800円
・合計 : 58,170円
任意保険
これは人によって全く違うけれど、自分の場合は以下のとおり。
(その他のオーナーさんの保険加入情報はコチラ参照)
バン(GRJ76K)の任意保険
2019年
三井ダイレクト損保 42,540円(20等級)
2018年
2017年
イーデザイン損保で37,110円(20等級)
2016年
三井ダイレクト損害保険で43,340円(19等級)
- ノンフリート等級:19等級
- 事故有係数適用期間:0年
- 運転者年齢条件:35歳以上補償(本人限定)
- 対人賠償:無制限
- 対物賠償:2000万円
- 搭乗者傷害保険:1000万円(部位・症状別)
- 人身傷害保険:1名につき3000万円(一般タイプ)
- 無保険車傷害特約:2億円
- 車両保険:限定タイプ380万円(1回目 15万円 / 2回目以降 15万円)
ピックアップ(GRJ79K)の任意保険
2016年
イーデザイン損保 57,330円(8等級)
2015年
損保ジャパン日本興亜 84,720円(7S等級)
- ノンフリート等級:7S(セカンドカー割引)等級
- 団体割引:9%
- 事故有係数適用期間:0年
- 運転者年齢条件:35歳以上補償(本人+配偶者)
- 対人賠償:無制限
- 対物賠償:2000万円
- 人身傷害保険:1名につき3000万円(一般タイプ 入院定額給付金10万円)
- 無保険車傷害特約:2億円
- 車両保険:限定タイプ350万円(免責10万円)
- ロードアシスタンス特約、他車運転特約、弁護士費用特約
ランクル70の維持費合計
ピックアップの任意保険の初年度はセカンドカー割引の割引率が低い上、2015年7月時点では安いネット損保が保険を引き受けていなかったりした結果保険料が高くついた。しかし、その後はネット損保加入が可能となり、差は縮小。
あとは安全運転で地道に等級を上げるのみ。(ノンフリート等級、保証内容で結果が大きく変わります。)
なお、下の費用はユーザー車検の必要最低限費用(法定費用+自賠責保険料)のみ計上しているため、ディーラー車検をするとしたらこれに整備費用(特に故障がないとして約3~4万円)+検査手数料(1万円)の合計4~5万円を加算しておけばいいだろう。
バン(GRJ76K)2019.1時点
- 自動車税 : 16,000円
- 重量税 : 12,300円
- 自賠責保険: 23,970円
- 検査印紙 : 1,800円
- 任意保険 : 42,540円
- 合計 : 96,610円
ピックアップ(GRJ79K)2019.1時点
※車を2016年に売却しているため、任意保険はその時点のもの。
- 自動車税 : 16,000円
- 重量税 : 16,400円
- 自賠責保険: 23,970円
- 検査印紙 : 1,800円
- 任意保険 : 57,330円(2016年)
- 合計 :115,500円
有意義な情報ありがとうございます。
任意保険の額を見てショックを受けました。
当方は管理人さまとほぼ同様な契約内容ですが、三○住△海上で年間10万円超えてます。保険使ってないので等級はずっとMaxでです。
会社の団体契約であまり考えずに長年続けてましたが、こんなに違うとは。。。見直そ。
青島さん
こんばんは。今は保険も会社で結構違うので、いいところが見つかるといいですね。ネット系は安かろう・・・という評価もないわけではないですけど、倍半分になってくると流石に検討しても良いかなと思いますよね。
事故って、保険代金が3倍になりました。
しばさん
こんばんは。3倍ですかあ~、それは辛すぎますねぇ。何もなければ3年分ですもんねぇ・・・車に乗る以上、完全に避けることはできないとはいえ、悔やみますよねぇ。
管理人 様
ご無沙汰しております。4WD一筋です。
先日、新日本海フェリーに電話してランクル70の航送料金(舞鶴→小樽)を調べてみました。普通車の航送料金が31,370円(5メートル未満)であるのに対し、ランクル70は、小型貨物であるため、56,880円とのことでした。
ネットには、1ナンバーの料金は、掲載されていません。約25,500円ほど高額です。まあ、自動車税が16000円ですから我慢することとします。他のフェリー会社も同様だと思います。高速とフェリーは、高くつきます。でも、いつかフェリーに乗って2月の網走に行き、流氷を見ようと思ってます。
4WD一筋