トヨタ発明のアルミテープによる除電チューンでランクル70も改善?

トヨタ発明のアルミテープによる除電チューンでランクル70も改善?

再販ランクル70バンのホワイト(GRJ76K)オーナーのはしょれメロスさんの投稿(2016年12月記事を再編集したものです)

はしょれメロスさんからの情報

このごろ話題のトヨタのアルミテープ特許を知ってますか?

夏頃からみんカラなどで話題になっていたようです。

オカルト?と笑い事にするのは、もちろん実験してからです!

しかし、あのトヨタが国際特許を取得して、ノアボク・クラウンなどには装着済みとのこと。

特許(リンク)を読んでみれば「なるほど」とも思える。「トヨタ・アルミテープ」で検索すれば、記事が山ほど出てきます。

特許の詳細文を読み込むのは大変ですが、最後のイラストに数字が書き込んであります。

イラスト中の数字と文章中の数字が対応しますので、イラストで気になる数字を文章から拾い読みしてもよいかと思います。

新品の下敷きを買って、机にピタッと置いた状態から持ち上げると「バリバリバリ」皆さん経験あると思います。

2つの物をくっけて引きはがすと静電気が発生する。2つの物がこすれると静電気が発生する。

静電気は奥が深くて勉強し始めるとキリが無いのですが、今回はこのあたりが大きく関係しているようです。

テープは導電性のあるアルミテープなら良いので、コレです。

 

ニトムズ 光沢アルミテープ 50mm×10m J3060

元が50mm幅なので、10mm×100mmに切り出します。形状はエッジが多いトヨタ純正形状がよいのですが、メンドーですw

黒っぽいテープは工業用の静電気放電テープですが、アルミとの違いは明確にはなりませんでした。




どこに貼るか?は上記特許のイラストにも、ネット上にもたくさん事例がありますので、参考なさってください。

ウインドウ、ハンドルポストは効果(大)です。バイザーとミラーに貼って風切り音が減少しました。そして!

ランクル70をアルミテープで除電チューン ランクル70をアルミテープで除電チューン ランクル70をアルミテープで除電チューン

ホントにハンドリングが変化します。

元々軽快なクルマではないのでわかりにくいですが、確実に変化します。

数値に変化が出るようなものでは無いので、表現が難しいのですが ホイールベースを伸ばした感じ。

ハンドリングが落ち着いてしっとりします。ただし、多くの方が貼る場所や数によって変化すると言っています。

どこに貼るか?は画像検索していただければ たくさん出てきます。ポイントは「金属ではない部品」「空気の流れが剥がれる所」です。

安い物ですので、いろいろ試すのが一番いい楽しみ方かもしれませんw

でわでわ




はしょれメロスさん、いつも新鮮な情報をありがとうございます。

トヨタのアルミテープ特許、情報に疎い自分はまったく初耳でした。

一見すると眉唾物っぽいのに、トヨタが特許を取得しているとなると、これは・・・

ということで、玉石混合のネット情報(自分もその一翼を担っているんだけれど・・・)に頼る前に、少しだけ真面目に勉強してみた。

はしょれメロスさんの情報と重複する部分もあるけれどご容赦ください。

管理人の勉強結果

1 特許

関係のありそうなトヨタの特許は少なくとも(ほかにもあるかもしれない)以下の2つ。

①国際特許 WO2015064195
②特開2016-49880(国内)

①の国際特許の内容を見れば、このアルミテープを使用したチューニングの理屈は分かるけれど、一番とっつきやすそうなステアリングコラムカバー(=はしょれメロスさんコメントの「ハンドルポスト」)へのアルミテープ貼り付けに関する記述はなかったので、他にも特許があるのかと調べてみたところ、②があり、その中にコラムカバーなどに関する記述があった。

(ただ、自分のネット環境が悪いのか、②のほうは図面が確認できないので、ちょっとよく分からず仕舞い)

特許の説明は、嫌がらせかと思うほどに文字が多いけれど、読んでいると、図と文字を駆使して見事に特許の内容を説明するものだと感心・・・

そして、繰り返しなされる同じ説明を読んでいるうちに、こりゃスゴイのかも?

やってみたい!という気になってくる。

2 理屈

・まず、車というものは、走行する際、車体に沿って空気が乱れなく流れることを想定して、それにより得られる効果を期待して作られている。
あれだけカクカクしているランクル70がどこまでの空力特性を期待しているかは知らないけれど・・・ここではとりあえず、流線型のスポーツカーの車体の上下左右をを包み込むように乱れなく流れる空気流をイメージすると分り易い。

・乱れのない空気流による空力特性のおかげで、少ない抵抗でスムーズな加速をしたり、車体上面に負圧が生じることなくダウンフォースが得られたり、安定した操縦ができたりするはず。

・ところが、車が実際に走ると、想定した空力特性が得られない事態が起きる。その原因は、静電気

・車が走行すると、空気と車、特に摩擦の多い樹脂パーツ部分などとの間に正(+)の静電気が発生する。

・そして、車体はゴムのタイヤにより地面(路面)とは絶縁されているため、発生した静電気が車体にとどまり続けることになってしまう。車から降りる時にボディーを触るとバチバチっとなるのはそういう風にしてたまった電気が放電しているわけだったのか。空気との摩擦ってのはイメージなかったな~
(ステアリングコラムカバーを含む特許②のほうは、静電気を帯電することによる部材間の潤滑剤の粘性の上昇に起因して操舵、制動などの運転操作が影響を受ける結果、車両の操縦性及び走行安定性が低下することが課題。除電することでの改善は特許①と同じなので以下は省略)

・そして、車の周囲を流れていく空気は、車に発生する静電気と同じ正(+)の電荷(電気の量のことらしい)を帯びている(もちろん初耳)ため、車体に発生した正(+)の電荷と反発しあうことになる。
(磁石のN極同士を近づけると反発するみたいな感じ?)

・その結果、綺麗な流線型で車の先端から後端まで車体に沿って滑らかに流れるはずだった空気が、静電気の発生した部分で反発するように車体から離れてしまう(特許では「空気流の剥離」と呼んでいる)。
つまり、空気流がその部分から乱れてしまい、空力に基づいて想定したスムーズな走行(加速性能など)や安定した操縦ができない、また、ダウンフォースも得られないという事態になってしまうという。
ググってみたところ、これが飛行機なら失速の原因になりうるし、水泳でも水流(空気を水に置き換える)が乱れてしまうと早く泳げないらしい。

・ちなみに、トヨタの発明の説明において空気流の乱れが発生しやすい箇所として挙げられているのは、以下のような場所(より具体的な部位は後述)。

・車体左右両側の車幅が狭くなるように屈曲する箇所
・ボンネットやルーフで高さが変わるように屈曲する箇所
・車体外部に部分的に突出したり、段差がある箇所

・そこで、世界のトヨタが考えたのは、車体の静電気の発生しやすい部分に、アルミテープなどの伝導性のあるもの(自己放電式除電器)を張り付けて、放電(コロナ放電)させることにより、除電(中和除電)し、空気流の剥離を防ぐという方法。

このアルミテープによる除電、眉唾でもオカルトでもなく、理屈があるらしいとすっかり納得したつもりになってしまった。




3 アルミテープなど自己放電式除電器を貼る部位

・車両前側のバンパカバー ・ドアミラー ・ヘッドランプ ・ドアノブ ・エンジンフード ・フロントガラス ・天井 ・ルーフスポイラー ・ワイパー ・室内ルーフライナー ・リアガラス ・ラゲージドア ・リアスポイラー ・リアバックドアガラス ・リアバンパー ・リア燃料タンク ・フロントアンダーカバー ・リアデュフューザ ・サイド窓ガラス ・フロントドア ・リアドア ・窓ガラス車室側ベルトモール ・タイヤホイール ・フロントフェンダ ・タイヤホイールキャップ ・バッテリマイナスターミナル ・バッテリケース・蓋 など(特許②は含まず)

特許の説明では、とにかく、沢山の場所と貼り方が図示されていて、えぇ~、こんなに~、と思ってしまうけれど、全部できなくたってやらないよりましなはず。

4 自己放電式除電器として、どんなものをどう貼る必要があるか

【材質】

金、銀、同、アルミニウム等の導電性金属(アルミニウムは酸化防止加工するのが望ましい)、導電性高分子、導電性プラスチック、導電性塗料、めっき、など

トヨタもアルミテープを使っているので、すっかりアルミテープによるチューンとなっているけれど、特許を見る限り、他の物でもよいらしいことが分かる。

【形状】

コロナ放電(角部で発生)するように外縁部や外周壁面に鋭い角部があるもの。四角形に限られず、より多くの角部を有する格子状などでも可。

【接着方法】

導電性接着剤

⇒特許の中で例として「導電性アルミニウムホイールテープ」が挙げられている。はしょれメスさんの紹介してくれているテープも、商品説明からはわからないけれど、ググってみると、導電性接着剤を使用しているものとして、広く使用されていることが分かった。

他に、「導電性 アルミ テープ」で検索してみると、さすがに話題のチューンだけあって、それをターゲットにしたものが出てくる。

3M 導電性片面アルミ箔テープ 絶縁PETラミネート AL-35FR B5サイズ AL-35FR B5

寺岡製作所:TERAOKA 導電性アルミ箔粘着テープNO.8303 10mmX20M 8303 10X20 型式:8303 10X20

ちなみに、アルミテープを貼るのは見栄えを損なう車両外表面だけでなく、反対側を流れる空気流に曝された裏面でも可とされている。裏面に貼る際は、室内ルーフライナーと天井の間のような閉塞された空間ではなく、「空気流に曝された」というのがポイントらしい。




5 対策で得られる効果

アルミテープによる除電効果で空気流の剥離が抑制され、想定どおりの空力特性が得られることにより、

・極低速走行時から高速走行時までにおける動力性能、操縦安定性、制動性能、乗り心地が向上
・高速走行するほど帯電量が多くなり自己放電が生じやすくなるため、中高速走行時の走行性能がより向上

ということらしい。

特許の説明を読めば読むほど、なんてすごい発明なんだ、愛車ランクル70にこれをやるとどんなことになるんだろ、とワクワクしてしまう。

高速走行じゃないと効果は感じられないんじゃないかと思ったけれど、「極低速走行時から」性能が向上するなんて超魅力的。

6 雑感

はしょれメロスさんにきっかけをいただいたおかげで、アルミテープによるチューンとはどういうものなのか、理屈は理解できたつもりなので、次は実践あるのみ。

まずはとっつきやすそうなステアリングコラムカバーからか?

ググってみると、効果を実感できたと書いている人も居れば、プラシーボ効果かどうか微妙という感じの人も居る。

果たして鈍感な自分にもアルミテープチューンの効果を体感できるのかどうか、興味深すぎる。

 

【はしょれメロスさんのランクル70関連記事】

 




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