ランクル70 の2inchリフトアップ完成 (勉強&実践編)

ランクル70 の2inchリフトアップ完成 (勉強&実践編)

ランクル70リフトアップタイトル3

愛車ランクル70 (GRJ76 K)の念願のリフトアップが完成。

自分的にはナロー化、シュノーケル装着に続く3大カスタムが完了。経過や費用の記録。

リフトアップとは

ネットで「リフトアップ」と検索すると、真っ先に出てくるのはフェイスリフトアップ。

老化に伴うシワやタルミを解消するためにたるんだ皮膚を頭部方向に吊り上げるもので、主として女性が行う模様。

 

ただ、近年は美意識の高い男性も増えているので、女性のものと決めつける必要はなく、顔のたるみが気になり始めた貴兄は検討しても良いのだろう。

施工は有名どころでは高須クリニックなどがあるので、ランクル70 オーナーたるもの、なんてちっぽけなコダワリは捨てて、興味のある方はそちらへ相談されたし。

さて、今回のリフトアップは、残念ながらフェイスではなくランクル70 の車高。

ランクル70リフトアップイメージ

これに関する情報を探すなら「リフトアップ 車」で検索するのが無難。

最近は軽トラックなどのリフトアップも話題になっているので、少しメジャーなカスタムになりつつあるのかも?

さて、まずは車高のリフトアップのメリットとデメリットをまとめると概ね以下のようなものが考えられる。

何事も効能と副作用があるのは仕方ないもの。

副作用を恐れていたら人生何もできない。何を得て何を失うのか、失うものをどう最小限にするか、失ったものをどうリカバリするのか考えることにこそ人生の醍醐味がある。

趣味の事にしては大げさすぎたか??

以下は合法かつ、適切なカスタム(短くなるものは足すなど)がなされていることを前提としています。

メリット

・オフロード走行性能の向上。最低地上高が上がり、デパーチャーアングルなどが大きくなる。さらに大径タイヤが履けるため、走れる凸凹の場所が増える。

ランクル70リフトアップによるアングル変化イメージ

ゆうさんのランクル70ピックアップ

・視界が開ける。当然、シート位置も高くなるため、目線が上方へ移動して、視界が良くなる。〇〇と煙は高いところに登りたがるというけれど・・・

・見た目の迫力UP。車高が高くなるだけでも車のボリュームがUP。さらに大径タイヤも履けるようになるので、迫力UPになる。何で迫力を増して嬉しいのか?本能。

ランクル70リフトアップによる迫力アップイメージ

ゆうさんのランクル70リフトアップ車taiya
ゆうさんのランクル70ピックアップ

 

デメリット

・大径タイヤによる車体への負担増。大径タイヤを履くことで燃費悪化、加速性能低下、駆動系・操舵系の破損リスクが高まる。せっかく手にしたランクル70。長くのるためにはほどほどにしておくことも必要ということか。

・空気抵抗が増すことによる燃費悪化の可能性がある。

燃費の悪いランクル70

 ランクル70.info
ランクル70.info
「世界のLandCruiser70」を遊ぶblog

今後の燃費記録に出てくるのか、楽しみだ。

・直前、直左の視界不良。過去ハイリフトが流行した際にはこれが原因の事故があったとか。現在はこれを回避するためにガッツミラーが付いたし、運転者の視界基準により、過度なリフトアップもできなくなったものの、直前直左などの車両ボディ際の視界がリフトアップ前より悪くなる。

・同乗者への負担増 高齢者、妊婦さん、身体の不自由な方、幼児の乗降時の負担が増える。

・高さ制限に該当  世の中、駐車場など、車高2mで制限する場所は多い。2-3inchリフトアップでも、車高が2mを超える可能性があり、立体駐車場など、高さを2mで制限する場所に入れなくなる可能性がある。

・ロールの増大 リフトアップにより車高が高くなり、重心も高くなる影響で、カーブなどでは遠心力の影響を受けやすくなる。その結果、車体上部が外側に傾く、いわゆるロールが出やすくなる。

 

ランクル70のロール

こんなところだろうか?今回、自分はそんな嬉し恥ずかしならぬ、メリット・デメリットのあるリフトアップをした訳だけれど、次はその内容など。

リフトアップの方法

リフトアップと一口に言っても、一般的には以下のとおりいくつかのやり方がある。

①コイル式サスペンションの交換によるリフトアップ

ランクル80のようにフロント・リアともにコイルサスペンションの車の場合は、コイルサスペンションとショックアブソーバーを長いものに交換(サスペンションだけでも可能なケースもある)。

ランクル70コイルによるリフトアップイメージ10

車高上昇が4cm未満なら構造変更なしでリフトアップすることも可能。

再販ランクル70のように、フロントだけコイルの場合は、フロントはコイルでリフトアップ、という選択肢になる。ただし、リアの板バネやシャックルを変えたら構造変更は必須。

②ボディリフト

ほとんど見た目だけのためのリフトアップなら、ラダーフレームとボディの間にスペーサーを入れるボディリフトという選択肢もある。

ランクル70ボディリフトイメージ2

③リーフスプリング交換によるリフトアップ

リーフスプリングの車の場合、少しのリフトアップなら、シャックルだけを長いものに交換しても可能らしいけれど、確実に上げるためには板バネごと交換するのが一般的(らしい)。

ショックアブソーバーの長さが不足する場合は合わせて交換する必要あり。

ただし、再販ランクル70の場合、フロントはコイルサスペンションなので、①との組み合わせになる。

ランクル70板バネリフトアップイメージ4

④ ホーシング逆付けによるリフトアップ

ホーシング(左右のタイヤを繋いでる太い筒状のもの)の下にあるリーフサスペンションを、ホーシングの上に移動することで、車高をあげるものらしい。

ホーシングをまたいで、リーフが上に移動するので、自ずと6inchくらいはリフトアップされてしまうそう。自分のような微妙なボンタンズボン(知ってる人いるかな・・・)履くタイプには不向きだ。

構造変更が、リーフ交換などのような手続きではなく、単なる車高変更で済むというのは良い点らしい。

ちなみに、初めて知ったのだけれど、ハイラックスはノーマル状態でリーフサスペンションがホーシングの上にある。

逆がランクル70と逆だけど、ランクル70側から見ると、いわゆる逆付け状態。

出典:トヨタHP

ハイラックスのような場合は、フレーム自体がその状態を前提とした形状になっているので、ランクル70を逆付けにするのと同じではないらしい。

ショップの方に教えていただいたところでは、リアは逆付けすることで、ホーシングが・・・モーメント・・・弧の外側に出てしまうので、リーフが波打つ・・・が、フロントがコイルのランクル70ならば逆付けしても、さほどデメリットはないらしい(そりゃ重箱の隅つつくように探せば山ほど出てくるんでしょうけどね)。

せっかく詳しく説明してくれたんだけど、理解する力が無く・・・上記のように途中の単語と結論だけ記憶して帰ってきてしまった。

まぁ、今回のリフトアップの際は選択肢には入らなかったのでこの程度で済ませておいてやろう。

そんなわけで、自分のような日本有数の本格派オフローダーにとってボディリフトは目的に合わないし、ちょこっとリフトアップしたいだけなので、ホーシング逆付けに手は出せないので、無難に市販のリフトアップ用サスペンションキット(上記①と③の組合せ)となった。

サスペンションの選択

今まで、再販ランクル70オーナーでリフトアップした方から教えていただいたサスペンションキットには以下のものがある。

・オールドマンエミューのサスペンションキット

・カントリーサスペンションのサスペンションキット

・JAOSのサスペンションキット

・TJM XGSゴールドサスペンションキット

・キープスラントデザインアクティブサスペンション3インチアップキット

ここで、どれがどうだと評価できればリフトアップを検討する方にとって役立つ情報になるのだろう。

でも、乗り比べたわけでもなく、仮にこのど素人が乗り比べても、語れるほど違いは分からない自信がある。

いい加減だけど、今のところ、どれが悪いとかいう話も聞いたことがないから、きっと、どれも良いし、自分のような、なんとなくリフトアップしたいだけなら、どれでもいいのだろう。

そんな明確な選択基準のない中で、今回のリフトアップで偶発的に選択したのはTJM XGSゴールドサスペンションキット。

偶発的というのは、リフトアップしたいなぁ〜、と強く思い始めた、ここぞというタイミングで、使用期間1年という御誂え向きの物件がヤフオクに出ていて、衝動的に手に入れたから。

再販ランクル70関連の中古品の場合、使用期間が多少サバ読んでいても、歴史が浅いのでたかが知れているのがいいところ。

書類が揃ってないとのことで、躊躇したものの、事の重大さがよくわからないし、30万円弱するものが、僅か10万円ほどで手に入るなら、ラッキーじゃん、と冷やかし半分っで入札したら、競合した方が淡白で、あっけなく落札。

ショップも決めてなければ、書類の目途もない。

重量物で、西濃運輸なので、個人宅配送は不可という条件も落札後に気がつく有様。

これはやっちまったな、とビックリして、慌てて頼りになる先輩、↑矢印さんに連絡すると、知っているショップ(匿名希望)に話をしてくれて、書類も何とかなるし、持ち込みで対応してくれるという有難すぎる状況になり、ほっと一息。

ということで、取り敢えず、西濃運輸の営業所まで受け取りに行って紹介してもらったショップに持って行き相談。

ありがたいことに、サスペンションの書類は、前に同じサスペンションキットを取り付けたお客さんがいて、その際のものがあるから問題なしとのこと。

更に欠品のキャスター角補正用ブッシュは、ショッたまたま丁度良いものがあるからとサービスで付けてくれるとのこと。

助かった~

そんないい加減な感じで、予想外にスムーズに愛車ランクル70(GRJ76K)のリフトアップ実現に向けて進み始めた。

ちなみに、敢えてショップの方から聞きかじった事を偉そうに書くとすると、オーストラリア生まれのTJM、オールドマンエミューの耐久性は御墨付き。

TJM XGSゴールドサスペンションキットは乗り味は硬めだけど、ロールも少ないし、良いよ!とのこと。

リフトアップ作業

↑矢印さんから紹介していただいたショップに相談に行ったのが9月頃だったけれど、良いお店のようで、大繁盛。

なかなか順番が回ってこず、実際に取付ができたのは11月のブロンコ後。

ランクル70用TJM XGS サスペンションキット

フロント(右側)の状況
リアのシャックル(右側)
リアの板バネ接続部(前方)
リアの様子(右側)

サスペンションキットの他に必要になった主なパーツはこちら(毎度のことながら、防錆のタフコートに付着した土や泥によって閲覧注意の汚らしさですが、これでも頑張って高圧洗浄してるので、あしからず。)

・フロントスタビライザーダウンブロック

リフトアップによってスタビライザーの角度が変わってしまうのを補正するものらしい。

当初、このサスペンションキットなら、スタビライザーを外してもいいのではないか、という話だったけれど、実際作業してみると、ABS(?)のホースを固定する場所がなくなってしまうので、延長ブロックを入れて残したとのこと。

 

ランクル70リフトアップ9
フロントスタビライザーダウンブロック装着状況

【MOTO-RAGE】フロントスタビライザー延長ブロック50mm【ランドクルーザーGRJ76/79用】

・リヤLSPVリンクボルト

リフトアップしたことで、LSPVというリアのブレーキの油圧調整しているバルブのリンクの位置がズレてしまう(正確に理解してないので、いい加減な表現をしてごまかしている)ので、それを調整するボルト。

貨物車の場合は積み荷の有無によって、後輪の荷重が大きく変化するので、積み荷の大小による後輪側のスプリングのたわみ量を検出して、後輪ブレーキへの油圧制御を変化させるようになった、ロード・センシング・プロポーショニング・バルブ(LSPV)と称する物が用いられている。(出典はコチラ

 

ランクル70リフトアップ11
リヤLSPVリンクボルト装着状況

▼GANLOCK LSPVボルト(トヨタ車用)

・リヤバンプストップスペーサー

バンプストッパー(フレームについている黒い干渉防止用のゴム)から○○までの距離が一定距離ないといけないらしいけれど(これまた理解不足で不明確)、基準値ギリギリだったとのことで、構造変更前に追加装着したもの。

 

ランクル70リフトアップ15
リアのバンプストッパー装着状況。それにしても汚い・・・

MOTORAGEランドクルーザー70系(再販車)型式/GRJ76.79Kバンプストップスペーサー40

ランクル70リフトアップ前後2

こうして、リフトアップ前後見比べると、分かるような、分からないような・・・

たった5センチだからねぇ・・・仕方ないか。

そもそも同条件でのリフトアップ前後の比較用の写真が無い時点でズボラすぎる・・・

さて、今回の愛車ランクル70の2inchリフトアップの気になる費用は以下のとおり(公認のための構造変更(車検)費用は別途必要)。

サスペンションキット 10万8900円(送料込み)

その他部品代 1万6000円+税

工賃 9万円+税

合計 22万3380円(税込み)

ちなみに、リフトアップ作業から戻ってきてすぐに、錆対策として、シャックル、リーフ、ショックアブソーバーなどにシャシークリアをべったりと吹いておいた。

 

KURE(呉工業) シャシーコート クリア (420ml) シャーシ用防錆塗装剤 [ 品番 ] 1063 [HTRC2.1]

リーフサスペンションの防錆対策にシャシーコートクリア

なんせ我が家は台風が来れば海水の降り注ぐ沿岸部。

オーストラリア製のものは比較的錆にくい、と教えてもらったけれど、念には念を入れておいた。

長く使うぞ!

乗り心地

今回のリフトアップが役立つ情報になるためには、ここが最重要かもしれないのだけれど、いかんせん私は鈍感自慢。

下手な食レポよろしく、ありきたりであることはご容赦願いたい。

まず、リフトアップでは一番心配なロール。

もともと飛ばすほうではない自称ファミリー向けドライバーなので、どの程度参考になるか分からないけれど、ロールはノーマル車高のときとさほど変わってない印象。

足回りがへたってロールし始めるとすぐに車酔する、この点に関しては自分よりはるかに敏感な妻が何も苦情を言ってないのが唯一のエビデンスらしきもの。

次に乗り心地。

ガッチリして、硬いのは確か。でも、舗装のいい加減な凸凹道路を走っていて、ガタガタしてても、家族からガタガタ言われることもないので、ノーマルと比べて特段悪化してないのではないと思われる。改善したとも特に思わないけど。

最後に「高速フラフラ」?

FBで高速でフラフラしないか、と聞かれたので、一応。もちろん、キャスター角の補正もしてあるので、フラフラするようなことはなく、ガッチリ安定した走りで、ノーマルと比べてマイナスの変化は感じない。

とまぁ、もっともらしく書くことすらままならず、要するに、ノーマルと比べて特に悪くなったことはなく、あえて言えば、ガッチリ安定感のあるいい感じになったんじゃないかな?という程度。

感度不足か、表現力不足か、申し訳ないが、これが限界。

わずかの車高上昇だけれど、見晴らしは良くなり、ちょっとながらも迫力UP。オフロード性能もUPしたことだし、大満足。

公認(構造変更)&任意保険(自動車保険)

リーフサスペンション交換によるリフトアップの 場合は必須となる公認(構造変更の車検)。

そして忘れちゃいけない任意保険の変更手続きも無事?完了。

長くなったので、別の記事に分けました。↓

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