異変あり!再販ランクル70 中古車 市場動向調査 by 所長

異変あり!再販ランクル70 中古車 市場動向調査 by 所長

はじめに

再販ランクル70の販売終了から間もなく丸4年が経過。

ランクル70で砂浜スタック

ランクル70を買う、まだ新車で買えるなんて想像できなかった頃からの癖でランクル70の中古車情報を見ては、ブログにも掲載したことのある車を見つけて、ちょっと寂しくなったり、お手頃価格のピックアップを見つけて、再び買おうかな、とドキドキしてみたりして楽しんでいる。

ランクル70でブロンコのマッド走行2
YPさんのランクル70ピックアップ

過去3年の間に、年1回くらいは、こうして調査していて、特段の変化はなかったのだけれど、ここ最近、中古車情報を見ていて、変化の兆しを感じるので、改めて1年振りに調査してみた。

調査に使うデータは中古車情報最大手と思しきgoo.netの掲載情報。

前提条件等

・【今回】2019.6.16時点 【前回】2018.7時点
・価格は車両本体価格(諸費用含まず)
・450万円以上のものは特殊事情による異常値と判断して除外
→今回3件、前回6件が該当
※前回調査時は400万円以上としていたため、前回集計結果を見直し済み。

調査結果

在庫台数・平均価格・平均距離

data of landcruiser70 used car

data of landcruiser70 used car

まず、前回、再販ランクル70の中古車情報を調査した1年前からの最大の変化が在庫台数の激増

実に1.6倍

昨今のSUVブームの中、ランクル70も需要増だと思っていたので、これにはビックリ。

6月18日の日経新聞には、新興国が中古車輸入を規制しているせいで中古車価格が下落と出ていたけれど、輸出需要の現象が、あまり海外需要がないとされるガソリン車の再販ランクル70に影響があるかは分からない。

それよりは再販終了後に起こったSUVブームの中、ハイラックス、ランドクルーザープラドのマイナーチェンジ(顔つきがかなりカッコよくなった)、ジムニー、など続々と魅力ある車が登場したことで乗り換えが起こったと見るほうが自然な気もする。

ジムニーJB64

ハイラックスやプラドがランクル70の代替にはならないと叫びたくなる本格派も多いとは思うものの、実際、自分が知っている範囲でもハイラックス、プラドへの乗り換えは複数人いるので、あながち嘘でもない気がする。

新型ハイラックスピックアップ試乗群馬パーツショー会場プラド&ハイラックス

そして、全体平均の価格は上昇。

時間が経過しているのだから、下がらないだけでもプレミアム化しているといえるのに、上昇しているのだから、やはりプレミアム化は起っていると言って良さそう。

二百万円台はまだ珍しく、走行距離が多いものや一癖あるものが多い。

実は、最近、ホワイトのウインチ付きピックアップが299万円だったので、これは買いかも、と実車を見に行ったのだけれど、外装などは問題ないのに、中に入ると強烈なタバコ臭。

多少の臭いなら内貼り交換したりすれば何とかなるんじゃないかと思ったものの、それも期待薄なレベル。

もちろんシートにも焦げ跡ありで、昭和感ただよう残念な状態。

タバコを吸わない我が家には無理と判断して無念の見送りとなってしまった・・・

ランクル70乗りには比較的、喫煙者が多い印象(車室内で吸う人は少数派だろうけれど)なので、中古車での購入を検討する非喫煙者は、「禁煙車」であることも車選びのポイントだなぁ、と改めて痛感した。

そして、さらに今回調査して驚いたのは、ウインチ装着車や、リフトアップ済みのような特別なカスタム車でなくても400万円近辺や、それを大きく超える価格設定がされているものが多かったこと。

もちろん、走行距離が少ないなど条件が良いものではあるけれど、新車時価格を大きく上回る価格設定で本当に売れるのか、非常に興味深い。

バン(GRJ76):色別 在庫台数・平均価格

data of landcruiser70 used car

このブログで推計したところでは、再販ランクル70バン(GRJ76K)の色別販売台数の順位は以下のとおり。

1位 ホワイト 2位 ベージュ 3位 グレー 4位 ベージュM 5位 ブルー 6位 シルバー 7位 レッド

それと今回の再販ランクル70の中古車在庫数を見比べると、レッドの数がやや突出して多い印象を受ける。

原因は分からないけれど、比較的数の少ないレッドのランクル70 の在庫が多いという珍しい状況なので、レッドが欲しくて探している人にとっては今が選び時なのかもしれない。

ピックアップ(GRJ79):色別 在庫台数・平均価格

data of landcruiser70 used car

このブログで推計したところでは、再販ランクル70ピックアップ(GRJ79K)の色別販売台数の順位は以下のとおり。

1位 ベージュ 2位 グレー 3位 ホワイト 4位 ベージュM 5位 ブルー 6位 レッド 7位 シルバー

そして、今回の再販ランクル70中古車在庫はピックアップでもやはりレッドが販売台数の割には多い印象。

もしかすると、レッドは流行に敏感なオシャレさんが多くて、ハイラックスとか、プラドとか、ジムニーとかに目移りしちゃう人が多いとか??

赤のハイラックスなんて目を惹くからなぁ。

都道府県別在庫台数

data of landcruiser70 used car

これまた手前みそながら、当ブログにエントリーしていただいた300台以上の再販ランクル70のデータを分析した結果の都道府県別台数順位が下の表。

Nox・PM法による規制区域が上位に名を連ねていた。

これと今回の再販ランクル70中古車在庫数を見比べて、特に気になったのが神奈川県の在庫の少なさ。

売れないから在庫していない、という見方もできるけれど、最近、地元や県内を移動しているときに、かなりの頻度で再販ランクル70を見かける。

どちらかと言えば、回転良く売れているのかもしれないという気がする。

つい先日も、ガソリンスタンドのお兄さんから、最近よくピックアップが来るし、ランクル70 多いんです。楽しいですよ、という話を聞いたばかり。

もしかして、地元神奈川県でランクル70がスポット的に人気化してる?

あとは、北海道の在庫の多さが少し気になるところだけれど、次に出てくる販売店でシェアを伸ばしているガリバー系列(Brat)が半数以上を占めているので、売れ残りによる積み上がりというよりは、よく売れるので全国から在庫を集めている可能性があるのかな、とも思ったりする。価格設定もかなりの強気。

販売店別シェア

data of landcruiser70 used car

これが非常に興味深かった。

前回、シェア上位だった4者はほぼ変わらずのシェアを占めているのだけれど、それを大きく上回る形でいきなりトップシェアに立ったのがガリバー(Brat含む)。



前回調査時は1台だったので、その伸びは凄いものがある。

価格設定も強気で、価格水準を押し上げているFLEXとほぼ同水準。

自分がピックアップを売るとき、ガリバーて見積りを頼んだら全く買い気がなかったことからは想像もつかない。

さらに、トヨタディーラーも地味ながらシェアを伸ばしていて、価格も低めで、購入検討者には良さそう。

ただ、ディーラー系は遠隔地販売しないところが多い。メンテナンス客としての取り込みがビジネス上求められるからだろう。

唯一、群馬トヨタ自動車(株)RV PARK SECONDなら、そんな小さな事は言わないと思うので、そこがねらい目か。もちろん、価格も中間水準。

最後に

調査結果としては、在庫台数UP、なのに価格もUPという不思議なダブルUP。

需要が減って在庫が積み上がり、価格が下がる、という市場原理とは一線を画する状況に何が起こっているのか、素人の自分にはよくわからない。

ある線を超えた時にガラガラと値崩れするバブル崩壊時のマンションのような動きになる可能性も否定はできないけれど、総数が少ないからそこまでのことが起こるとはあまり思えない。

一つ言えるのは、すでに販売終了から4年が経ち、走行距離が増えてきているにも関わらず、値段が下がってこないので、プレミアム化(少なくとも下がっていない)しているということ。

okkyさんのランクル70バン1RV-parkでランクル70サスペンション試乗会

この先のことは分からないけれど、ランクル70が欲しいと思っていて、価格が下がるのを待っている人には、厳しい状況っぽい。

欲しいと思っている人ならば、早めにまだ新車に毛が生えた程度の走行距離のものを買って、一日も早くランクル70ライフを手にした方が良いのかもしれない。

10万キロなんて慣らし運転、という使い古された表現で説得するつもりもないけれど、せっかくなら、2-3万キロで買えるうちに手にして、自分色に染める方がいいんじゃないかな、なんて思ってしまう。

逆に近々手放そうと思っている人は、慌てなくてもそこそこの値段で売れる状態が続く可能性が高いので、落ち着いてじっくりタイミングを見極めてもいいのかもしれない。

とまぁ、素人が勝手な分析を好きなように述べたところで、今回の調査は終了。

また逢う日まで~

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