煙草とランクル70の切っても切れない関係はあるのか調査

まえおき


愛車再販ランクル70(GRJ76K)には灰皿とシガーソケットが標準装備されている。

といいつつ、シガーソケットにはFMトランスミッターを付けてしまってるけど・・・

シガーソケットは電装品がこれを使う仕様になってしまっているから当面なくならないのは分かる。

でも、灰皿は非喫煙者(今は)の自分にとっては無用。

ふと家にあったランクル200、ハイラックス、プラドのカタログを見てみたところ、シガーソケットは電源用にあるけれど、灰皿が標準装備されている車は見当たらない。

最後に確認できたのはランクル100。

アッシュトレイがランクル70同様沢山装備されている。

そう、今やランクル70の標準装備は、車界の標準ではない・・・

先日、にわかにこの灰皿にスペースを与える必要がないことに気が付いて、物入れに変更しようと灰皿を取り出した。

改めて見ると、この灰皿はとてもよく出来てる。

まず、引き出すと奥に電気が付く。

暗闇でも灰を灰皿の外に落とさないように配慮されてるのだろう。

そして、灰皿を取り出してガソリンスタンドの店員さんに渡すときに灰が車内に飛び散らないように蓋がある。

持ってみると、こうして渡してたなぁ〜、と懐かしい。

そして、喫煙してた頃は全然気がついがことがなかったけれど、吸ってる途中のタバコをホールドするための窪みまである。

運転席側、助手席側、両方から使いやすいように2か所という気の配りよう。

タバコが文化だったと痛感。

すごいなぁ、と改めて関心したうえで、自分的には無用なので、蓋を外して、異音防止のビニールテープをベタベタ張って、センターコンソールボックスに入っていたゴチャゴチャの一部を収納しておいた。

おかげでいつも満員御礼だったセンターコンソールボックスに余裕が生まれた。

センターコンソールボックスって皆は何を入れてるんだろ?

こんなことをしながら、今までなんとなく気になっていたランクル70乗りの喫煙率が高いんじゃないか説(自分で思ってただけ)について、考えてみたくなった。

というわけで、本題の研究テーマへ。

日本人の喫煙率


先に書いたとおり、今、自分はタバコを吸わない。

○○歳でカッコつけ半分に吸い始めたものの、27歳の時に、テレビで「喫煙は難しい」と言っているのを聞いて「それならやってみるか」と禁煙してみたら、そのままサヨウナラ。

吸うと胃の具合が悪くなる虚弱体質に合ってなかったのも禁煙できた要因だろう。

しかし、今でも、気持ちいい自然の中や、釣りに出かけて一休みする瞬間には、今、タバコ吸うと気持ちいいんだろうなぁ、という感覚は残っている。

でも、もう一度、吸おうとは思わない。

それは、またスパスパと吸うようになるのが怖いから。もう一度さっぱりやめられる自信もない。

※念のため書いておくと、禁煙者あるあるで、タバコの煙は敏感に臭いと感じるし、可能な限り避けたい。でも、タバコの魅力も知っているだけに、吸っている人の邪魔をしようという気にはならない。今日的なマナー(常識)が守られている限りは喫煙行為を批判するつもりもない。この記事は喫煙者や喫煙行為をどうこう言いたくて書くものではない。

自分のことはさておき、日本の喫煙者ってどのくらいいるんだろうかとググると、簡単に調べられた。

出典:「平成30年 厚生労働省 国民健康・栄養調査結果の概要」

2 喫煙の状況

現在習慣的に喫煙している者の割合は 17.8%であり、男女別にみると男性 29.0%、女性8.1%である。この 10 年間でみると、いずれも有意に減少している。年齢階級別にみると、30~60 歳代男性ではその割合が高く、習慣的に喫煙している者は3割を超えている

出典:2018年JT全国喫煙者率調査

成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)

たばこ産業の「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は27.8%でした。

これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、約50年間で56ポイント減少したことになります。 年代別にみると、急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は21.3%ですが、30歳代から50歳代はまだ35%前後を推移しており、一番高い年代は40歳代で35.5%でした。

成人男性の喫煙率は、減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されます。

これに対し、成人女性の平均喫煙率は8.7%であり、ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。 喫煙率が一番高い年代は40歳代の13.6%、最低は60歳以上の5.4%です。

これを見ると、ランクル70の平均的なオーナー像の30歳~60歳男性は概ね35%程度と考えておけば良さそう。

要するに、10人集まれば3~4人が喫煙者・・・

顔を思い浮かべてみるともう少しいるかなぁ?

やはりランクル70オーナーは喫煙率が高い説は成り立つ気がしなくもないので、データで確認したいところ。

ランクル70オーナーの喫煙率


これも調べてみると、あっさり出てきた・・・

わけない。

どこの物好きがそんなこと調べるというのか。

自分だってコロナの外出自粛で時間が余ってるから調べてる気がする。

どう検証するかな?と悶悶と考えていると、ふと思いついたのが、中古車の禁煙車。

販売店の情報を見ると、セールスポイントとして「禁煙車」というものが掲載されている。

販売用の情報(セールストーク)なので、後で難癖付けられないよう、明らかな「禁煙車」のみ表示するので、「不明」は禁煙車とされていないし、販売店によっては積極的に掲載していない可能性も高い。

煙草を吸う人でも車内禁煙の人も相当数いるはずだから、禁煙車の割合がランクル70「オーナー」のタバコを吸わない人の割合を示すデータというのは無理がある。

しかし、他の車との相対的なデータ比較ならば少しは意味がありそうなので、ひとまず調べてみた。

調べた条件は以下のとおり。

2014年以降新車登録に限定

・・・再販ランクル70と統一。

ワンオーナー車に限定

・・・複数オーナーの場合、経緯不明が多そうだから。

そして、調査結果は以下のとおり。

その結果は・・・じゃじゃじゃーん!

なんと国産車の中ではランクル70中古車の禁煙車率は至極普通。ちょー普通。

レクサスを除けばむしろトヨタ車の中では禁煙車が多い方、という結果に。

ランクル70のデータ数の少なさはいつものことだけれど、他車の禁煙車率とほとんど乖離もなくある程度信用しても良さそう。

おそらくランクル70オーナーと他の車のオーナー、という切り口にしてもそれほどの差はないだろう。

そして、外国車の禁煙車率の高さは別格なのが驚き。

高収入セレブは健康意識も高いので喫煙率が低いと聞いたこともあるけれど、ランクル200とラングラーやレクサスのオーナーがそれほど収入面で差があるとも思えないので、上のデータとの相関関係は低そう。

仕方ないので、ど素人が無理やり分析すると以下のとおり。

・外車に乗るオシャレさんは非喫煙者か、車はドライブデート用の重要アイテムなのでタバコ臭が付かないよう車内禁煙しているに違いない。

・そんなオシャレさんが乗る車を売る販売店は禁煙者であることをしっかり確認してるから必然的に禁煙者率が高まっていること間違いなし。

・日本人30~60台男性の非喫煙者率65%に対して、国産中古車の禁煙車率が13~40%(レクサス除く)と低い。それは、車で遊びまわる趣味人間は自由をこよなく愛するので、喫煙含めてやりたいことをやる傾向にあるからである。

・ランクル70に限った特殊なデータは得られない。

まとめ


ランクル70、ランクル70オーナーと煙草の間には、切っても切り離せない関係があるという根拠は見当たらない。

要するに、私の勝手な思い込みにより、ランクル70オーナーの皆さんが十把一絡げにタバコ集団であるかのごとく見えていただけという、詫びても詫びきれない結論。

ランクル70に旧態依然とした灰皿があるのも、ただ単に海外仕様を流用する際、変えるのが面倒だけだったに違いない。

いやいや、データって怖い。思い込みはこうして時々データと比べないといけないなぁ・・・

「煙草とランクル70の切っても切れない関係はあるのか調査」への2件のフィードバック

  1. 丸目部会長のまるです。

    研究所らしく研究ネタもきっちり上げて来られるのは、さすが所長ですね。

    私も何か丸目にまつわる研究ネタがあれば・・・せいぜい中古車の動向くらいかな?しょっちゅう意味もなくネットで調べてはいるんですがね。
    あとは私の役に立たない自己満カスタム紹介とか・・・

    灰皿は私もコイン入れと化していますが、レトロ好きにしてみれば存在するだけでポイント高いですよ!

    1. まるさん
      お褒めいただき恐縮です。
      研究結果のいい加減さがどうにもなりませんが、思いついたことは一応書いてます。
      まるさんも気楽に思いついたことがあったら書いときましょう。
      灰皿、確かにそのうちナニコレ的なものになるかもしれませんね。
      大事に付けておくことにします。

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