各社のハイオクガソリンに差はないとか・・・

愛車の再販ランクル70の主食ハイオクガソリンに関する気になるニュースがあった。

Yahoo!ニュースの見出し

ハイオク「レギュラーと同じ汎用品」 石油連盟杉森会長「品質に差ない」 混合出荷

これには正直驚いた。

自分はどこで給油しても違いなんかわかりゃしないし、誰でもハイオク規格ギリギリで効率よく精製したいだろうから、横並びが当たり前だろうと思い込んでた。

しかし、今回の報道で、実際に20年前までは各社違いがあり、それを前提に消費者が給油していたということにまた驚いた。

自分の無知はさておき、

確かに以前はテレビCMでガソリン卸の銘柄を連呼しているのをよく見かけた。

毎日新聞が調べたところは下のような状況らしいので、実際に各社が違いをPRしているのは今も変わっていないらしい。

出典:毎日新聞2020年6月27日 記事これに対して石油連盟杉森会長が以下のようにコメントしたとか。

 各社のブランドを信じて販売してきたスタンド経営者や消費者から、「裏切り行為だ」との批判の声が上がっているとの指摘に対して、杉森会長は「我々はバーターであろうが、自社の商品規格に合ったものを管理、保証している。決して裏切りにはならない」と述べた。

同じものなのに違うものであるかの如くアピールして買わせる詐欺みたいなことしておいて、よくいけしゃあしゃあと!と言いたい人がいるのも分かる気もするけど、よく考えると何だかわからなくなる。

例えば

○○山地のミネラルウォーターだと思って買ったのに、○○浄水場の水だったとしたら?この場合は、そうだと知ってれば無駄な買い物せずに水道水で済ませてた。

と言えば損害がありそう。

髪が生える薬剤だと思って買ったのに、ただの化粧水だった。知ってたら買わなかった。

というのも同じだろう。

しかし、

どの銘柄だろうと買ったものは基準をクリアした正真正銘のハイオクガソリンで、どこで買っても同じものだったとすると、ほとんど損害がないような。

仮にあるとしても、その銘柄を入れるために余計に走った距離や、スタンド間の単価差程度で微々たるもの。

こう考えると石油連盟杉森会長の開き直り回答は、道義的にどうかとは思うものの、よく考えられたもののような気もしてくる。

(広告関係法令違反は成立する可能性があるかもしれないけど・・・)

わざわざ遥か遠くから危険を犯してタンカーで運んできて、精製して陸送して経費かけて販売するのに値段が税金を入れてもミネラルウオーター並という不思議なガソリン。

個人的にはハイオク性能が横並びで全く構わないので、少しでも長く安定的に現在の水準で供給し続けてもらいたいと願うばかりだ。

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