まえおき
愛車再販ランクル70(GRJ76K改)は2インチリフトアップした際に、装着したTJMゴールドサスペンションキットに入っていたショックアブソーバーを装着している。
しかし、やまさんや、乱丸さんが同じサスペンションキットを使いつつ、ショックアブソーバーだけKONIにしているのが良さげ。
乗り心地なんか大して分からない癖に、あの赤いショックを装着したい、という「流行ってるから紺ブレ」(今どきの人は分かんないだろうなぁ~)みたいな・・・
そして、ヤフオクを眺めていると、2インチアップの再販車に装着していたという、若目のKONIを発見。
型番を確認すると、再販の2インチアップのものに間違いないということで、落札。
それが1年以上前かな・・・コロナ自粛ゴールデンウィークを活用して重い腰を上げてDIY交換してみることにした。
参考にしたのは、はしょれメロスさんのこちらの記事。
準備
今回の作業用に準備したものは以下のとおり。
KONIショックアブソーバー
ヤフオクで購入(確かに型番はあってるけれど、後にショックな出来事が・・・)
・2インチリフトUPフロント用→82-2348SP1
・2インチリフトUPリア用→82-2347
ベルトレンチ
フロントのショックアブソーバー脱着に使用。
→安いもので平気だけれど、根元がゴムで外れるやつ(こんなの)はNG
メガネレンチ(19mm)
フロントのショックアブソーバー脱着に使用。
安物でも平気だったけれど、薄型のほうが使いやすい。
ラチェットレンチ(17mm)
リアのショックアブソーバー脱着に使用。
メカニッククリーパー
車の下にもぐっての作業が必須なので、これがないと大変。
段ボールひいて根性でやるのもいいけれど、3千円程度で買えるので、用意したほうが良さそう。
減衰力調整
KONIのショックアブソーバーは減衰力調整が可能。
KONIのホームページに調整方法の説明がある。
装着状態では調整できないので、いちいち脱着しないといけない。
やり方は以下のとおり。
まず、ショックアブソーバー内側にあるバンプラバーを外す。
そして、一番短くなるまで押し下げる。
この状態にすると、何かに嵌った感じになるので、反時計回りに限界まで回転させる。
これが一番減衰力の弱い状態。
ここから時計回りに回転させると減衰力が徐々に強くなるとのこと。
後で調整するのも面倒だけれど、今回は装着前に一番減衰力が弱い状態(出荷時のデフォルト)にして装着してみる。
4本とも同じ作業をしておいた。
DIYでの交換作業
フロントショックアブソーバー交換
取外し
取付け??
さて、いよいよお楽しみのKONIショック取り付け。
実はこのショックアブソーバー、以前、リフトアップした際に、ショップに持ち込んで装着をお願いしたのだけれど、長いからと断られたいわくつき。
でも、型番合ってるし・・・多分大丈夫なはず!ということで、長さを確認して取り付けようと思っていた。
しかし、実際、取り外したショックアブソーバーと比較すると3センチ位は長い。
しかも、上端の様子(上の画像)が、やまさんから教えてもらったもの(下の画像)とは明らかに違う。
安物買いの銭失いってこのことだなぁ・・・
一応、ヤフオクの商品説明を読み返してみるとこんな記載が!
3インチUP対応
あっ、やられたんじゃなくて、やっちまったんだ。
2インチUPのうちの車につかえないのは当然のことだ・・・
型番が一致するのが紛らわしいけれど、おそらく他車用の2インチUPものを、3インチ用にカスタムしたものなのだろう。
それならば、3インチUPしてる人に使ってもらうのがベスト。
ということで、今回、フロントの装着は断念した。
そんなわけで、フロントはショックアブソーバーをベルトレンチを使って外す練習となった。
リアショックアブソーバー交換
フロントがこんなことになり、もう絶望的な気分になったのだけれど、リア用も型番は一致していることだし、もし長さが問題なければ、リアだけでも交換してKONI気分を味わうことにした。
取外し
そして、フロントが3インチUP用で長かったので、念のため、リアも何かおかしなことになってやしないか、装着していたものと長さを比較してみる。
すると、意外にもリアのショックアブソーバーの最大長は現在装着しているものより15mm位短そう。
これなら装着しても問題なさそうだ。
さっそくもう片方も外して、取外しは完了。
取付け
待ちに待ったKONIのショックアブソーバー装着。
リアだけなのは寂しいけれど、リアビューであの赤いショックが見られればいいんじゃない?という程度のなんちゃって野郎なので、問題なし。
取付けは、最初、上端を仮止めしてからというはしょれメロスさん方式に挑戦したのだけれど、そうするとどうにも下側の角度が厳しくて入れられない。(私のスキルの問題)
そこで、今度は、挿入部分にシリコンスプレーを吹いておいて、下側から挑戦。
下側は挿入部分の中心が金属になっている(中心以外の周囲はゴムだけど)ので、角度調整が難しく、ショックアブソーバーを垂直(差し込む金属に対して直角)にする必要があるのが難しさの理由。
上がフリーな状態ならば、下側は簡単に入る。
その後で上部に力をかけて傾けるようにしながらボルトに差し込むとなんとか上下ともに固定することができた。
はしょれメロスさんの記事にもあるとおり、ブレーキワイヤーが若干邪魔ではあるものの、なんとか無事作業することができた。
まとめ
こうしてなんとか七転八倒しながらもフロントのショックアブソーバー交換断念&リアショックアブソーバーDIY交換が完了した。
憧れのリアビュー。汚い燃料タンクカバーの奥に八の字に光るレッドが眩しいじゃないか。
肝心の乗り心地?
多分乗っても大して語れないので、そのうち気が付いたことがあればご報告しようかと。
良かった良かった。
乗り心地の変化(インプレ)
減衰力最弱1/8段階(5/4時点)
最初に装着したのは、出荷時デフォルトの最弱状態(反時計回りの行き止まり)
どうせ違いなんか判らないだろうと思いつつの初乗り。
すると、明らかにリアの突き上げがマイルドになり、柔らかな乗り心地に変化した。
しかし、揺れが収まるのに時間がかかる感じで、少しふわふわ、極端かもしれないけれど目線が落ち着くのに時間がかかる印象。
もう少し固めのセッティングの方がよさそうなので、次は1/4回転時計回りに動かしてみるつもり。
減衰力2/8段階(5/4時点)
早速もう一度ショックアブソーバーを取り外して減衰力を調整してみた。
1/4(全2回転なので、時計回りに1/2回転)減衰力を強くすつもりだったのだけれど、うっかり1/8(1/4回転)強くしてセット。
もう一度外す気力がなかったのでとりあえずそのままテストドライブ。
それでも最初のふわふわした感じよりは少ししっかりした感じ(ほんとに感じられてるのかなぁ・・・?)。
ソフトな感じが久々で嬉しいので、とりあえず、このまましばらく走ってみようと思う。
ご無沙汰しておりますgomezです。
私もダンパーをPROCOMP ES9000からRacncho RS9000XLに交換しました。
今回、一人で「スゲー!」って感動したのが、新しいランチョのダンパーはシャフトの上端と本体の下端に19mmのナットが溶接してあり、そこにスパナを掛けて廻り止めして作業が出来るのです。
ボディーとかシャフトに傷を付けないように気を使いながら作業しなくて良いし、がっつり力が掛けられるので作業効率圧倒的にアップです。
KONIもJAOSも憧れますが、交換の手間考えたら次もランチョで決定です(笑)
gomezさん
情報ありがとうございます。
ランチョ、交換まで考えての仕様?素晴らしいですね。ベルトレンチだと、外すのも締めるのも億劫だなぁ、と思っちゃいますからね。
所長さま
フロントショックアブソーバーは、とりあえず装着断念ですか、ちょっと残念ですね。
1インチの長さをちょっとだけ補正、10ミリのコイルソーサーとショックのブッシュを5ミリカットすれば何とか成りそうかな~、と勝手に思ってしまいました。
ホームセンターのベルトレンチは良さそうですね、購入しようかなと思います。
減衰力が調整できるのは魅力的ですね。
↑矢印さん
フロントショックもできたら装着したいので、ご意見参考に勉強してみます。
減衰力調整できるのはいいんですが、気楽に外して調整、というにはちょっと手間な気がしてます。
今日、リアはタイヤを外すと簡単だということに今更気が付きましたが、それにしてもです。
皆さんどうしてるのか興味があるところです。
いつもありがとうございます。
こんばんは。
オーストラリアの洗濯板のような悪路を永遠と走り続けるために作られたTJMやOldman Emu、ToughDogなどは耐久性重視や悪路走破性重視であるため、やはり乗り心地はあまり良くないですね。(純正より少し良いくらい)
KONIやジャオスはオージー製の物と違ってオンロード走行性能を重視して作ってるので乗り心地がいいようですね。
国内では砂利道もほとんど無くなってしまったので乗り心地重視の方が疲れもなく良いのかもしれません。
こんばんは。
鈍感のなせる業かTJMも(ノーマルも)特に不満もなかったのですが、コメント拝見したら走ってみるのが楽しみになりました。
明日にでもちょっと走ってみようかと思います。