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価格高騰中!ランクル70中古車市場動向調査・・・在庫全部チェックしてみたら岐阜にビックリ

価格高騰中!ランクル70中古車市場動向調査・・・在庫全部チェックしてみたら岐阜にビックリ

まえおき

大袈裟な客寄せタイトル失礼!

前回のランクル70中古車市場動向調査は2019年6月だったので、実に1年半ぶりの調査である。

※ここで取り上げるランクル70は、2014年に国内再販された、再販ランクル70、復刻ランクル70などと呼ばれる車である。(GRJ76K及びGRJ79K )

今回は文体のテイストをレポートっぽく「である」調にしてます。「素人が偉そうに!」と怒りが込み上げる方→コチラ

既にご存知の方も多いと思うが、前回調査した2019年6月からの約1年半の間に再販ランクル70の中古車相場は様相が一変した。

ゴチャゴチャ言うのは後にして、まずはデータを見ていただこう。

調査結果

○前提条件等

★【今回】2020.12.20時点【前回】2019.6.16時点 【前々回】2018.7時点

★価格は車両本体価格(諸費用含まず)

★前回、前々回は450万円以上のものは特殊事情による異常値と判断して除外(→前回3件、前々回6件を除外。)していたが、今回は異常値とするには台数が多いため除外せず。

★今回も中古車在庫はグーネットにあるものが全てという前提を置いての定点観測。個人売買など、掲載されていないものは当然漏れているので悪しからず。

在庫台数・平均価格・平均距離


まずは全体的な傾向を見ていく。

再販ランクル70全体での中古車在庫台数としては、前回の115台から41台、36%減少して74台、走行距離は約7千キロ増えて平均3.74万キロ、平均価格は80万円以上上昇して447万円となっている。

台数は大幅減ではあるものの、2020年8月頃には30台程度まで減少していたことを考えればかなり戻している。また、前々回の71台と同水準である。

需要が極端に拡大していないとすれば重大な供給不足とまで言える状況ではないはずなのだが、注目すべきはこの価格の変動の大きさである。

過去2回の調査では360万円程度の水準だったのだが、なんと一気に20%、80万円以上高騰し、450万円程度となった、いや、なってしまっている。

新車時の再販ランクル70の販売価格が標準的なオプション設定と一定の値引きなどを踏まえて330〜400万円程度(諸費用込350〜420万円程度)だったと思われるが、その額を上回る水準だから驚きである。

販売終了からも5年経過、いかにランクル70といえども年数相応の経年劣化を考えれば価格維持しているだけでも立派なものであるところ、上昇しているのだから、いわゆるプレミアム状態に突入したといっても過言ではないだろう。

こう書くと、再販ランクル70オーナーの筆者(それっぽい一人称にしてみてます。)が自分の車のリセールバリュー上昇に浮かれてウヒャウヒャ言いながら書いていると誤解される(被害妄想気味)かもしれないが、それは全くのお門違いの妄想である。

なけなしの1台しか持っておらず、高値だからと売ることもできない。

売却して利益確定もできない含み益をいくら把握しても仕方のない上、できることなら、お手頃価格でピックアップを買い増すことを目論んでいるのだから、今回の中古車相場上昇は全く持って有り難くない事態なのである。

したがって、ここでは単に事実とそれについての個人的分析、あえて言えば辛い心情を吐露しているだけなのである。

さて、そんな筆者の小賢しい言い分より、読者(これまたそれっぽい感じ)の皆様が気になるのは価格高騰の要因ではないだろうか。

(偉そうな文体で書き辛いことこの上ないが)当方は中古車マーケットのど素人なので、妄想レベルになるが・・・以下の5つの複合的要因が重なっていると分析している。

※括弧内は寄与度のイメージ

1 SUVブーム(30%)

2 季節需要(20%)

3 特定業者の強気の仕入れ(20%)

4 再々販の噂の立ち消え感からくる需要(20%)

5    丸目ランクル70オーナーの乗換需要(10%)

1点目は寄与度はさておき異論のないところだろう。

テレビCMに車を買うのが面倒くさい、とのたまう若者が登場するこのご時世であり、数年前は、もうコンパクト・低燃費・スライドドアでない車には老いも若きも見向きもしない時代の真っただ中にいたのだけれど、謎の好景気に押されて拡大し続けたSUVブームの波が、ついにランクルクラスまで届いたのである。

SUVブームがランクルにも、などと言うと、眉をひそめる本格派ランクルマニアも多いかとは思うが、ハッキリ言おう、ブーム真っ只中で踊る方々の大半はラダーフレームだ、リジッドアクスルだ、デフロックだ、などといったマニアックな装備や特徴は全くと言っていいほど気にしてはいない。そんな言葉すら知らない人が大半だ。

オフロードなんか走るつもりは毛頭ないし、ただ何となく車高が高くて、大きくて、遊び心があって、それでいて流行っているからカッコ良さげ、というだけの理由でランクル、プラド、ジムニー、ハイラックスを購入し、熱心にインスタグラムに投稿する、それがこのブームを牽引する方々の大半なのだ。

選ぶ基準はカワイイ!かバエル!なので、マニアックな機構や性能に着目した「SUVとは違う」なんて区別は無意味なのである。

そして、そんなSUVブーマー達の中には必ず一定数、他人と同じでは気が済まない、「通」っぽさを志向する方々がいる。

そんな方々は、カタログに掲載されていて、誰でも買えるSUVでは飽き足らず、FLEXで顔面移植&全塗装された個性溢れるランクルや、期間限定で販売されたというカクカクした「ナナマル」とやらに引き寄せられるのだ。

今回のSUVブームの勢いを考えると、そんな「通」な方々の数も相当数に昇るはずであり、もともと数十台しかない再販ランクル70の相場上昇を招いたとしても何の不思議もないのである。

2点目の特定業者の強気の仕入れ、これは最後にデータを載せているが、ここ最近で明らかに再販ランクル70の仕入れ・販売を強化して在庫を増やした業者がいるので、これも要因でないかという指摘である。

先に述べたSUVブームの流れを見越したからかどうかは判然としないが、おそらくはオートオークションでも飛び抜けた高値で買い集めるような動きがあったのではないかと推測される。

3点目は言わずもがな。冬のヨンク需要は今も昔も変わらない。ただし、在庫が減り、低価格帯の車が少なくなる程度の影響は想定の範囲内(あくまでど素人筆者の想定)だが、ここまでの価格高騰はこれだけでは説明できないというのが、筆者の推論である。

4点目は誠に残念な結果と言わざるを得ないが、期待した2020年のランクル70再々販の夢が叶わなかったこと。

この先も絶対復活が無いとは言わないし、そうあって欲しくはないが、今回のコロナの影響で、好景気の中でトヨタが遊び心を発揮してランクル70、ハイラックスを国内再投入した時とは、全く異なる経済状況に陥っており、当面、力強い回復は期待できないのではないか、更にここに来て急激に勢いを増す脱ガソリンの潮流を踏まえると、可能性はかなり低いのではないかとすら思うのである。

ランクル70再々販期待で中古車購入を躊躇していた方々の中には、当面は再々販は無さそうだと判断して、まだ比較的若い中古車がある今の内に手を打つ判断をした方も多いのではないかというのが筆者の推測である。

そして最後の5点目は丸目ランクル70オーナーの乗換需要である。6年の月日は長い。不滅の丸目ランクル70、あのデカ顔ガソマルに乗るなら死んだ方がましだからと6年前は目もくれなかったオーナーの中には、その後愛車に襲い掛かる経年劣化による数々のトラブルへの対応に疲弊し、時々街中で見かける再販の顔つきも見慣れて、あれはあれでいいのではないか、と翻意した方もそれなりに居て、需要増加に寄与しているのではないか、というのがこれまた筆者の推測である。

※念のため申し添えると、筆者は丸目ランクル70の限界を説いている訳ではない。50万キロ、100万キロ、適時適切なメンテナンスと補修をしながら死ぬまで乗り続けることができる、という考えも否定するつもりはない。軽い気持ちで乗り始めたオーナーや、メンテナンス頻度や費用負担に疲れたごく一部のオーナーが買い替えることも有りうるだろうという推論を述べるに過ぎないのである。怒ることはないのである。

と、長々と書いておきながら、この記事を見た方から寄せられた情報によると、全く別の要因かもしれないことが判明。

 最近の価格高騰の要因はパキスタンなどで再販ランクルの輸入規制が解除されたので外国人が金額関係なく買い漁っているみたいですよ。(年式の関係で5月頃から)
特に車オークションでは相当の高値を付けなければ仕入れが出来ない状態みたいですよ。
車関係の仕事をしている外人に聞いた話です。
日本で真当に買って仕入れて輸送して、向こうで一体幾らで売れるのか、興味深いところである。
ランクル70の価値を表す事象としては悪くないが、僅か7000台程度の国内の在庫が流出するのは辛い。
盗難なら盗みやすい日本から、というのもある意味仕方のないところだが、真当に買うのならばもっと近くの国でお買い求めいただきたいところだ。

大分、長くなってしまったので、需要増に係る暴論、推論はここまでとして、次に走行距離についてみていく事にする。

データを見ると、販売開始された2014年8月から既に6年が経過したこともあり、徐々に中古車の走行距離は伸びている。

とはいえ、6年経ってわずか3.6万キロ。

海に山に、釣りにキャンプにウインタースポーツにと走り回るランクル70オーナーのイメージからすると少ないと思う方も多いのではないだろうか。

これは従来のランクル70オーナー像とは異なる再販ランクル70オーナーが相当数存在することの証左であると思われる。

街中でオシャレに着込んだパタゴニアのウェア、ダナーのブーツ、ロレックスのサブマリーナ、銀座で路駐するランクル70、なのである。

価格帯別在庫台数

次に価格帯別にどの程度の数のランクル70中古車が販売されているかを見ていくことにする。

 

まず何といっても、前回は200万円台が9台もあったのに、今回は、300~350万円まで含めても0台というは衝撃的である。

そして、前回はボリュームゾーンが351~400万円であったのに対して、今回は426~450万円と大幅に上昇しているのが見て取れる。

425万円以上の車が、前回は高額すぎるとして除外した3台を含めても6%しかなかったところ、今回は68%を占めているのだから、この1年半の間に価格高騰している事実はもはや否定のしようがないのである。

もちろん、個別に在庫車の情報をみていくと、走行距離が少ないというだけで、デフロック未装備と思しき車両が異常ともいえる高額値付けされていたり、この高騰ムードに乗って値付けされているだけで成約可能性の低いものも相当数見受けられるが、それが全体像と断定するのは事実に背を向けたうがった見方であるというのが筆者の考えである。

都道府県別在庫台数

続いて都道府県別のランクル70在庫台数を見ていく。

今回特筆すべき変化は、岐阜県の大躍進。前回はわずか1台の在庫で22位だったのだが、今回は12台と大幅に在庫を増やし、1位にランクイン。驚異の登録済み未使用車(赤ピックアップ)まで登場する有様である。

面積では全国21位、人口で17位の岐阜県が愛知、大阪、福岡、東京という並みいる強豪をブチ抜いての1位獲得はもはや奇跡としかいいようがない。

この快進撃を支えたのは今や再販ランクル70在庫シェア第1位の販売店グッドスピード。グっとスピードのある仕入れの効果?で岐阜県にある12台のうち、なんと11台をストックしている。再販ランクル70を見たければ「岐阜のグッドスピードに行け」状態といっても過言ではない状況である。

ちなみに筆者の地元である神奈川県は0台。日頃、街中を走行していると、かなりの頻度ですれ違っている感覚とのズレが大きい。オークションで高額仕入れしている特定業者の存在により、仕入れが停滞している可能性もあるが、中古車が出ると瞬間消滅的に売れているとも考えられる。これは本当に分からないところである。

販売店シェア

最後に販売店のシェアを見ておきたい。

表が分かりにくいが、バンとピックアップ合計でのトップシェアはグッドスピード、2位はSUVLAND。

前回調査時点では両者合わせても16%だったシェアが今回は55%まで急上昇。

前回TOPだったFLEXは何と、わずか1台となっている。

高値で買い集めるTOP2者により無理して仕入れても利益率が低いと見たFLEXは、プラド、ランクル80、100を安く仕入れて大きな利ザヤを確保して売却可能なオリジナル顔面移植&全塗装ビジネスに注力しているのだろう、というのが当方の見立てである。

そして、今回の価格高騰に一役買った伏兵?が福岡県のカーシャイン・ロードという販売店。6台の在庫車が485万円から529万円という超高額設定されていて、平均価格は506万円。売れる見込みがなければ6台も集めることはないと思うが、なかなか思い切った値付けだと言わざるを得ない。

この販売店は、以前から丸目ランクル70の中古車検索でよく見ていて、ディーゼル規制のない九州だから大々的に展開しているのだろうとみていたけれど、ここに来て再販車にも手を伸ばしてきたということは、やはり丸目ランクル70からの買換え需要も底堅いと判断したのかもしれない。

いずれにしても、この販売店シェアの大きな変動は、今後も注視していきたい。

 

オススメ・注目の車

価格は以前より高いけれど、相対的に見てオプションやカスタムを考慮すると今の市場ではオススメな方じゃないかと思われる車や、ここに来てまさかの登録済み未使用者など注目の車をリストアップ。(画像がリンクになっているのである。)



本体価格409.8万円

年式2015年

走行距離 4.8万キロ

色シルバー

デモカー デフロック ARBバンパー WARNウインチ シュノーケル ルーフラック ナロー サイドLINE-X塗装

★ナロー化その他高額なカスタム目白押しなので、お買い得といって良さそう。早い者勝ちかも?個人的にはサイドを何で塗っちゃったかなぁ・・・と思うけれど、ナロー化後の板金仕上げの問題かな?



本体価格 498万円

年式 2015

走行距離 12km

色 レッド

登録済未使用車 デフロック 寒冷地仕様

★販売終了から5年、ここで驚異の登録済み未使用車の登場はサプライズ!一体どんな状態で保管されていたのか、こんなに走らなくて逆に不具合は生じていないのか、興味は尽きないが、手垢のついてない一台には間違いなし。最後の1台であること(ほぼ)間違いなし。



本体価格 359.8万円

 2015年式

走行距離 7.4万キロ

 色ブルー

純正ウインチ フォグ デフロック ZERO-1000エアフィルター トノカバー 鳥居外し

★ウインチ、デフロックが魅力。トノカバーの色は微妙だけど・・・



本体価格 385.8万円

年式 2015年

走行距離4.6万キロ

色レッド

ウインチ フォグ デフロック

★ウインチ、デフロックが魅力。

 

まとめ

さて、ここまで縷々述べてきたとおり、再販ランクル70の中古車在庫は夏場の30数台という枯渇直前の状況からするとかなり増えたものの、価格は落ち着く気配なく上昇傾向にある。

今買わないと手遅れになるのか、はたまたそのうち落ち着くのか、興味深いところである。

筆者としては、大きな価格下落は望めないものの、在庫も増えてきており、さすがに現在の価格水準を維持するのは難しく、いずれ300万円台がボリュームゾーンという状況までは戻るのではないかとみている。

特に在庫を多く抱えるグッドスピードは過去の販売活動を見ると、価格変更のペースが早く、回転の速さを重視しているようなので、注視していくつもりだ。

この素人の予測が当たるのかどうか、半年後、1年後、答え合わせするのが楽しみである。

中古車でランクル70の購入を検討している方、ランクル70の売却を検討している方にとっては判断の難しい状況だと思われるが、株の名言に「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があるのをご存知だろうか。一番安いところで買うことも、一番高いところで売ることも難しいので、ほどほどのところで手を打つべしという意味の言葉・・・

せっかくの論文調なので、かっこよく締めようと名言なんて書いてみたものの、いまいち当てはまらないような気がしなくもないので、途中で放り出すことにした・・・のである。

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