【番外編】マツダ デミオの買取査定体験記

まえおき


実家のジムニーシエラの納期が前倒しになった件の関連。

乗り換えとなるため、現在、実家の父親が乗っているマツダデミオを下取りに出すか、買取店に売却する必要がある。

車:マツダ デミオ  13S DBA-DJ3FS

排気量:1298cc

シフト:6AT

年式:2018年

走行距離:2.3万キロ

状態:修復歴なし、内外装傷多め(バンパーカバーの一部破損、ドアパネル線傷、凹み数か所)、禁煙車、ワンオーナー

ランクル70の査定ではないものの、買取店2店舗でのやりとりの様子などは、ランクル70売却にも参考になると思うので書いておこうかなと。

スズキの下取り価格


まずは新車を買うディーラーに聞くでしょ、ということで聞いた下取り価格。

35万円

ネットで調べると、この年式の車は修復歴なしなら100万円以上はするようなので、さすがにこれは安そう。

スズキの担当者も、他メーカーで積極的ではないこともあってか「流石に安いですよね。買取店のほうが高くでると思います。」と気持ちよくリコメンド。

BIGMOTORの査定額


ならばということで、スズキディーラーの目の前にあるBIGMOTORへ移動。

ビッグモーターでの査定は初体験なので興味深い。

駐車場に入り、車から降りてお店の入口まで行くと、若々しい営業マンがお出迎え。

店内に案内されると、大きなモニターのあるテーブル席へ。

テーブルの上には、会社案内が置かれ、めくると経営者のデッカイ写真とコメントなどが掲載されている。

営業マンの躾られたようなギコチナイ笑顔と会社案内に写る人々の目力などから、イケイケな会社特有の雰囲気がほとばしる。

とりあえず、促されるままアンケート用紙に父親が記入する。

最後に、希望価格という欄がある。

相場のプロに査定を聞きに来たんだから、そんなもの書く必要ないでしょ、と思うも・・・

スズキの査定額にすっかり凹んだ父親が40万?とか書きたそうに聞いてくるので、書きたいなら希望なんだから、70万くらい書いとけば、と促して提出。そして以下、主なやりとり。

希望額70万円ということですが、何か理由とかありますか?

特にないです。一応書いてみました。

ではさっそくお車を拝見します。少々お待ちください。

そして待つこと20分ほど。

お待たせしました。まずは中古車相場を説明します。(大きく数字が5くらいから0.5刻みで書いてあるA4位のパネルを見せながら)カーオークションで車の点数評価はカクカクシカジカで行われまして、今回のお車は(ギリギリ売れる)3.5点です。オークションにおける同程度の車の落札実績を探したところ、少ししかありませんでした(A4横の紙にメチャメチャ小さく帯状のデータらしきものが5~6件??人気の大衆車デミオなのに少なっ!)が大体40-50万円です。ここには業者利益が10万~20万円含まれているので、買取価格はこれよりも低くなるのが普通です。

頑張ってマニュアルどおりやってるんだろうから、データがこれだけって謎だね、と突っ込むのは堪えて・・・要するに、このデータを正とすれば普通の査定額はせいぜい20~30万円程度なんですよ、と示唆いただいてる模様。若者はさらに続ける。

でも、当社は自社で販売もするので、その業者利益をカットした提案ができる場合もあります。

余計なステップ踏んだけど、取り敢えずこちらの若者は50万円で買えれば御の字と思っているんだな、と理解。しかも、引き取ってやるよ的な態度ではなく、少し買いたい感じが滲んでるように見える。

最初から50万円を匂わすなら、70万円はあながち間違ってないな、と思っていると隣からまさかのコメント。

(父)なるほどねぇ、やっぱりねぇ、じゃあ50万円くらいは出してくれるかもってことですかね。

完全に限定データに納得してる人発見!

なんなら、ちょっと嬉しそう。

一度ネットで検索するだけで少なくとも100万円以上でエンドに売れる車だとわかる。

大き目の傷があることを指しい引いてもそりゃないだろうと思ってよさそうなものなのに・・・情報弱者はこんな形で経済を支えているのか。

裕福な資産家が経済に貢献するのを邪魔はしない。

でも庶民派の身内がやるのを傍観することはできない。

ということで、いまにも50万円ならばと即決しそうな父親に、余計な事は言わないよう諭してから、営業マンにお願い。

査定額はいくらなのか教えてもらえませんか。

それはいつ売っていただけるのかとか、色々な条件次第でして。

提示額に満足すれば、今日契約、2週間後に車を渡します。こちらの希望額は70万円です。残債があるので、繰上げ返済してから渡します。

残債の処理はこちらでもできますよ。残債はいくらですか。

(父)64万円です。

・・・人の性として聞かれたから言っちゃったのは分からなくはないけれど、今それをいえばもう65万円を超える査定額は出てこないだろうなぁ・・・と思いつつ、一応気を取り直して最後のお願い。

先ほどの引き渡し条件で、査定額を教えていただけますか。こちらの希望額は70万円ですので、届かないなら他にも見積もりに行きたいので、あまり時間がなくてすみませんがお願いします。

上司に相談してきます。

それは良いけど早くしてね・・・と思いながら、待つこと15分ほど。

実在するかは不明だけれど、「上司」との相談から戻ってきた営業マンは、ようやく言ってくれた。

65万円が限界です。

予想通りの残債アッパー。

渾身のオークションデータ度外視の太っ腹提案に大感謝ではあるものの、このお店で65万円が出るなら、70万円スタートは低いくらいかもなぁ、と思いつつ・・・

ありがとうございます。とりあえず、希望額には届かなかったので、まだ1軒目ということもあり、他も当たってみます。

ということで、予想通り1時間半くらいかけてようやく査定額を聞き出したところでお店を後にした。

アップルの査定額


下取より30万円も多い65万円も出たのに、なんで売らなかったの?とちょっと困惑気味、というか残念そうな父親に、ダメなら戻ればいいだけだから、一応他も聞いてみようと説き伏せて次に向かったのは2kmほど離れたアップル。

アップルは過去何度か来たことが有るけれど売ったことは無い。ここは査定額を比較的簡単に教えてくれる変わりに、良くも悪くも勿体つけた交渉が無いという印象を持っている。

駐車場に入ると、今度は少し落ち着いた感じのいいベテラン営業マンが店内に案内してくれる。

とりあえず、BIGMOTORが65万円と案外簡単に言ったところを見ると、そもそも70万円というキャップをはめたことすら甘かったのだと反省し、今度は余計な事を言わないよう注意して臨む。

こちらもアンケート用紙の記入を求められたけれど、今度は売却希望額の欄はなし。

ただし、一通り記入していくと、残債有無と、残債額を聞く項目がある。

残債があることは伝えたほうがいいけれど、残債額を伝える必要はないんじゃないかと父親を諭して提出。

営業マンは少し状況をヒアリングすると、特段、希望額を聞くこともなく、車の査定に向かった。

むむ、やはり今回もビジネスライクに進む予感。厳しい数字で取り付く島もなくサヨナラの辛いパターンもあり得ると覚悟。

そして、待つこと15分ほど。

少し傷が多めですが、すぐに売れそうな車です。55万円から65万円位の幅での査定になると思います。契約がいつかなどの条件次第なところはありますが。

とだけ言って、柔和な表情でこちらの反応を待っている。

なんともシンプルかつ堂々たる査定。

しかも、この段階であっさり65万円という数字を口に出すのならば、70万円は固そうだ。やはり来てみて良かった。

75万円なら、今日契約して、2週間後に持ってきます。

と単刀直入に言ってみると、営業マンはすぐに返す刀で

75万円はちょっと厳しいです。

おぉ!上司に聞きに行く無駄な時間がなくて素晴らしい。(父親は70万円なんて夢の数字のようで、さらに粘る強欲野郎に唖然の様子。)

最後にひと粘りだけしてみようと

できれば今日契約したいのですが、まだ2店目なので70万円では父も決められないかなと。少しでも色は付けられないですか。

では、今日決めていただけるのなら、73万円ということでいかがでしょうか。

あまりの潔さに惚れそう。71でも72でもなく73万円なところがまた交渉センス抜群。父親の顔を見ると「ウン、ウン」という感じなので決断!

よろしくお願いします。

ということで、お店に入ってから30分弱でのスピード契約となった。

ディーラー査定額35万円からのスタートなので、それなりの満足感があるものの、終わってみればもう10万円いけたのかな?と欲が湧いたり・・・

まぁ、残債は綺麗になくなり、おつりも来るのだから良しとしよう。

残債の処理


自分は初めて知ったのだけれど、残債がある車の場合でも中古車買取業者で一括繰上げ返済処理をして、買取金額と残債の差額をくれるというサービスがあるらしい。(どちらのお店も無料で対応してくれるとのことだった。)

特段手数料も不要で、こちらにデメリットがなさそうなので、今回はそれをお願いすることにした。

査定前の清掃


この日、実家に帰って、スズキでの手続きと買取店巡りをすると伝えてあったものの、実家に帰ると車は趣味の畑仕事の往復に使っていることもあり、ドロドロ、室内も土埃だらけ、ゴミだらけの状態。

車の買取業者は簡単な修理、掃除などはお手の物なはずなので、多少の傷や汚れは気にする事はないし、掃除したから査定額アップするとは全く思わない。

でも、いかにも大切にしていない、ろくにメンテナンスもしてないと思われるような状態で持ち込めば、買取業者を何か隠れたトラブルや、その種を抱えている可能性が高いのではと不安にさせて、買取額を下げられる可能性ほあるだろうし、そもそも買取に慎重になるんじゃなかろうかと思う。

そんなわけで、自分は買取査定に出向く際は、事前にある程度しっかり清掃しておきたいので、父親とともに近所のガソリンスタンドへ行って、一緒に内外装の清掃をしておいた。

画像はイメージです。

畑仕事の往復に使うため、デミオを購入する際に、ゴムマットをサービスしてもらい、すぐに交換していたおかげで、ノーマルのフロアマットが新品状態で保管されていたので、それも装着しておいた。これは好印象に違いない。

まとめ


以下は過去、何度か買取専門店と付き合って得た個人的な見解。

最高値を弾き出す方法、みたいなことを偉そうに書くつもりは毛頭なく、むしろ、今回の父親の様子を見ていて、こういう感じでお店の経営に貢献してしまうのは勿体ないなぁ、と思ったので一応。

中古車買取店は、想像以上に査定額を聞き出すのに苦労する。

「査定」という言葉が不適当な印象で、むしろ、お互いの顔色を見ながらの価格交渉というほうが馴染む。

ようやく聞き出す査定額も「相場の変動があるので、今、契約してくれる場合限定」という条件が付くのが普通。

もちろん、相場変動のリスクが全くの嘘とは言わないけれど「今」契約を迫る最大の理由は相見積もり抑止。

ようやく聞き出した、そこそこいい線の査定額を「今」限定と言われると、即決したくなる気持ちも分かるし、一度店を出たらもうこの査定額は出ません、と言われれば信じそうになるのも分かる。

しかし、少し冷静に考えれば買取店は買い取ってなんぼのビジネス。

その金額で買えれば十分に利益が出る、または、ノルマ達成のためには多少無理してもこの車を買わないと仕方ない、と思ったから提示した査定額。

「今」契約せず一度お店を出て、もう1店舗くらい査定してもらいに行き、1店舗目より低かったから戻ったとして、もう先ほどの査定額が出せませんなんてことは、余程の事がない限り言うはずがない。

そもそも忘れないほうがいいのは、複数店舗で査定してもらうことは何ら不誠実な行動ではないし、普通の行為だということ。

やはり少しでも上積みする可能性を模索したければ、少なくとも2つの店で査定してもらうことをオススメしたい。

あとは、基本的には「条件が良ければ今日契約、1~2週間以内には引き渡す」くらいの覚悟ができてる状態で行くほうが、まどろっこしいやりとりを減らして短時間で本気の査定額を聞くことにつながると思う。

愛車再販ランクル70を手放す気はないけれど、今のランクル70の売り手市場での査定交渉は頑張り甲斐がありそうだなぁ〜

交渉までいかなくても、ひとまず愛車の価値を知ってみたい方は一括査定が便利。以前はランクル70非対応だったけれど今はしっかりリスト入り。手軽に使えるようになってるようです。

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と無理矢理ランクル70に話を持ってきたところで、御機嫌よう。

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