泣き寝入り?飛石によるフロントガラス破損は見た目以上に痛い!

まえおき


先日、↑矢印さんから飛石被害に関する情報をいただいた。

長いこと車を運転していれば、大なり小なり経験がある人が大半ではないかと思う。

飛石(による被害)というと、前方を走行する車の跳ね上げた石や荷台からの小さい飛来物などにより発生するフロントガラスの小さな傷、ひび、割れ、欠損。

※イメージ画像で↑矢印さんの事案の画像ではありません。

これが意外に大きな痛手になることも多いので、少しあれこれ書いてみる事にした。

↑矢印さんのコメント


片側一車線の道路を走行中の事です。

此方は直進、交差点で対向車右折のトレーラーに道を譲った直後、フロントガラスに《ペシ》!という素晴らしい音が・・・

ゴマ粒位のキズであってほしいとの思いも虚しく、微妙な大きさの綺麗なキラキラ状態のキズを発見、キズの隙間にゴミが入るとリペアの出来上がりにも影響すると思い、自動車ガラスショップに直行です。

ショップのスタッフさんから「・・リペア(約1万円)では、綺麗に直らないかも(溶剤を圧入するらしい)・・、キズの場所が運転席側になるので、綺麗に直らなかった場合、車検が不合格になる可能性があります・・」との事でした。

助手席側だったらな・・、とも思いました。

取り敢えずトヨタディーラーには、《フロントガラス交換見積り》を依頼してみました。

「飛び石による被害の立証は難しい・・」、との話もありました。

ガラス交換した場合の自動車ガラスショップの見積りは、ディーラーより2万円安い約65000円(税込)でした。

来月は車検の予定なので、ガラス交換をする事にしました。

飛石被害体験


自分の経験だが、直近では95プラドに乗っていた10数年前、気がつくとフロントガラスの運転席下方に2〜3ミリの飛石によると見られるガラスの欠損があった。

当研究所のDIY部会長の↑矢印さんも同じだったと思うけれど、取り敢えずDIYで乗り切れないかと考えた。

その当時の友人が自分で治したとの話を聞いた事もあったので、すぐに1000円程度で買える飛び石補修キットを買って修理した。

そしてその時は完璧とは言えないまでも、それなりに治せたと思っていた。

しかし、車検が近くなりトヨタディーラーに見積りに行った際、飛石の指摘を受け、車検が通らないかも、と言われてしまった。

更には、今は極めて小さな傷だが、走行中の振動などで一気にヒビが広がったりする可能性もあるとの説明を受けた。

そして、ディーラーでガラス交換すると10万円近くかかるとの話も。

こりゃまずい、という事で、ここで初めてガラスリペア業者に駆け込んだものの、傷の大きさとしては修理できたかもしれないが、下手にDIY修理してあるため、手の施しようがないとのこと。

結果として、街中の修理工場で社外品のガラス交換をして、6万円ほど支払うことになった。

勿論、傷の程度による違いはあるとしても、ここで自分の得た教訓は、少なくとも車検に影響がありそうなものや、ヒビの広がりそうな位置・形状の場合には素直にフロントガラスを交換すべし、という事だ。

修理費用は保険適用?


そんな訳で、飛石被害に遭ったら基本的にはフロントガラス交換、とすると、やはり費用が問題になる。

上記の経験は10年以上前の話なのだが、改めてネットで調べても余り変わってない印象だった。詳しく調べてないので、あくまで参考イメージ程度だが、純正で10万程度、社外品なら5-6万円からある模様。勿論、ディーラーで交換となればもっと高くなるはず。

仮に原因者が分かっていて、原因の石、因果関係などを立証できるのならば損害賠償請求も可能なので、任意に支払ってもらえればそれ以上良いことはない。

任意に払ってもらえなければ、上記程度の金額のために訴訟することは不経済極まりないので、お金の事だけ考えるならば、まず泣き寝入りする他ない。

しかし、この交換費用、車両保険に加入していれば所謂、エコノミー(車対車限定)でも適用になるケースがあるようなので、後の保険料アップなどとの比較でお得な方を選択する事になる。

ちなみに自分の加入している三井ダイレクト損保のホームページには以下のように記載されていた。

「飛び石」でフロントガラスが割れてしまった

石を飛ばした車がはっきり分かっており、相手も認めている場合は、賠償請求が行われるケースも稀にありますが、石を飛ばした車を特定することは難しく、基本的には賠償責任を問えないため、ご自身の車両保険を利用するケースが殆どです。

「飛び石」による車の損傷は「飛来中・落下中の他物との衝突」となり、三井ダイレクト損保では「一般タイプ」「限定タイプ」ともに車両保険で補償されます

「飛来中・落下中の他物との衝突」で車両保険を使った場合、1等級ダウン事故となり、次契約の等級は事故件数1件につき「1つ」等級が下がります。

また、事故有係数適用期間が1年加算されます。事故有係数適用期間の上限は6年です。

自分の場合は免責15万円という最大値の設定をしているので、飛石程度で保険を使う事はまずあり得ないけど。

まとめ


というわけで、飛石は食らったが最後、運が悪かったと諦めて、ガラス交換するのが現実的かつ合理的な対応だと思われる。

事後処理でのリカバリーはほぼ出来ないとすれば、何か予防策があるのかと思って一応調べてみると

  • 荷台に砂利などを積載しているトラックに近づかない

  • 車間距離を長く取る

といった予防策があった。

確かに、石は自分より前の車からしか飛んで来ないのだから、距離をあける、特に荷台オープンのトラックとは距離を取るように努めるのは一つの対応策。

あとは自分が原因を作らないという意味では、路上の石が多ければ飛び石リスクも増えるので、オフロード走行したあとなど、なるべく石などを落としてから公道に出ないといけないなぁ、と再認識。

「泣き寝入り?飛石によるフロントガラス破損は見た目以上に痛い!」への3件のフィードバック

  1. 記事の掲載ありがとうございます。
    いろいろと調べていただきありがとうございます。
    ガラス交換は完了しました。ちょっとお高い交換費用になりましたが、ラバーパッキンも新品になりましたので良しとしようかな・・と思います。
    まるさん、コメントありがとうございます。
    飛び石とか、ガラスのキズは心凹みますね。

  2. 長いこと乗ってるとありますよね。
    私は22年間で3回、セルフ補修しています(3000円台くらいの市販補修キット)。
    完全には消えませんが、だいぶ目立たなくなりました(主観)。車検は問題なく通っています。
    ガラス交換歴なしです。

    ※セルフ補修を推奨しているのではありません❗️
    あくまでご参考程度に。

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