まえおき
コロナの影響で海外旅行の難しいこの夏、国内旅行ならどこがいいかと家族に聞くと・・・
「USJ!」との答え。
JSYなら喜んで行くんですが・・・
ネズミの王国同様、自分的には仮に招待されたとしても慎んで辞退させていただきたい。
ましてや大枚叩いて行くなんて、と却下したいが、いかんせん家庭内では圧倒的マイナー。
ブロンコだ、さなげだ、と興味もないのに付き合わせた罪滅ぼし、ランクル70で遠出するという大義を立てて無理やり納得。
ついでに京都、琵琶湖に行きたいとの悪ノリ系リクエストも踏まえ7/25-28の行程で決行。
ちなみになんとかテンションを上げるべく久々の長距離走行に備えて事前にオイル交換など済ませた。
大阪初日
7月25日、神奈川を朝5時半に出発し500kmを走り大阪へ。
正午頃、大阪城に到着して猛烈な暑さの中で観光。
小田原城同様、外観はお城だが、中身は完全に観光施設化。
涼しくて快適な中で、歴史に関心のない自分でも豊臣秀吉の功罪含めてなんとなくわかった気になれて良かった。
その後、市内のホテルにチェックインしてから道頓堀観光へ。
夕食は飲み屋の客引きの人おススメのミシュラン大阪のビブグルマン※に掲載された「お好み焼 美津の」でお好み焼きを堪能。
※星はないけど価格以上の満足感が得られる料理を提供すると評価された店
テーブルに鉄板はあるが、お店の人が手際よく焼くスタイル。
子供がひっくり返したがってややこしいことになる心配もなく、落ち着いて美味しいお好み焼きを堪能できたのは良い。
でも、膨らんでいた自分で焼くイメージは消化不良気味。特に子供。
観光地の人気店だけに観光客にモタモタされると回転が悪いからかな?
ということで初日は終了。
大阪2日目(USJ)
2日目は朝から家族にとってメインイベントであり、当方にとって苦行のUSJことユニバーサルスタジオジャパン。
クソ暑い中、8時半頃からゲート前にデモ隊よろしく大集結。
9時前、ようやく開園。
やれニンテンドーワールドだのなんだのと駆けずり回る家族に瞳孔半開きでついて回る。
平日とあってか空いていて、待ち時間もほぼなく乗り物に乗れるし、建物内の涼しい場所で行列できたのがせめてもの救い。
流れで言われるがままに乗った「ザ・フライング・ダイナソー」ではおそらく本当に瞳孔が開いていた可能性あり。
あれが怖くない人は人間としての生命防衛本能が欠落しているのだろうと思う。
午後4時ころまでなんとか付き合って、あとはごゆっくり、と現場放棄してホテルに一人早々に引き揚げた。
ホテルでシャワーを浴びて汗を流し、1人、冷えたビールを飲んだあの瞬間がこの旅最高の至福の瞬間だったかも。
[参考]
宿泊したのは「ボルタイン弁天町」というビジネスホテル。ビジネスホテルにしては珍しく最上階に4人部屋がある。ビジネスホテル価格で清潔感ある風呂・トイレ別の4人部屋に泊まれるのが魅力。USJまでも電車ですぐ。 |
大阪3日目
大阪最終日となるこの日は、通天閣を見てから京都に向かう。
通天閣はテレビニュースなどでよく見たことがあったけれど、思ったより大きくて昭和レトロ感ないい味を出していた。
朝10時過ぎに到着して周囲にはほとんど人がいなかったのだけれど、通天閣の中に入るとかなりの観光客がいてビックリ。
展望台に上ったり中にある土産店でお買い物をするのは想定通りだが、タワーの中にスライダーがあるのは想定外。
各所にひとひねりあるビラが貼ってあったりするのも印象的。
店の看板も勢いがある。
最後に商店街を歩いてたこ焼きを購入して大阪観光は終了。
お店でお買い物すると、店員さんが「おおきに」と言ってくれるのがだ、なんとなくギコチナイ?
子供が「ふだん使わない言葉だけど観光客相手だからサービスで言ってくれてるのかな」と言っていて、自分もそうかな?と思ったり。
本当はどうなんだろ?
そんな感じで大阪観光は終了。いざ京都へ。
京都1日目・2日目
歴史に興味がなく、知識もない自分だが、実は京都は4回目。
回数的にはベテランの域だ。
うち修学旅行が3回。
- 1回目は徳島の公立小学校6年の就学旅行で京都・奈良。
- 2回目は東京の公立中学校3年の就学旅行で京都・奈良。
- 3回目は千葉の公立高校2年の修学旅行で京都・奈良。
残念すぎることに、緊張感バリバリの先生方、禁止事項だらけの軟禁旅行に嫌悪感すらあった始末で驚くほど何も覚えていない。
旅費を出した親、一生懸命企画して帯同してくれた先生方には本当に申し訳ない・・・
しかし、今はアラフィフのいい大人。
今回はさすがに歴史、時代の重みを感じる感性を身に着けているのではないかと期待しての京都入り。
そして、期待に胸を膨らませて以下の名所を巡った。
五重塔[東寺(とうじ)]
金閣寺
清水寺
結果、自分はつくづく文化的なものに興味を持てない、教養のない人間であることが判明。
情報を見ても聞いても、読んでも、入ってこない。
とにかく暑かったので、集中力が低下していたせいではないかと、修学旅行のときと同じく、原因を他に求めるのでは、それこそ成長がない。
自分の教養度が低い、これに尽きると心底痛感。
唯一感じたのは、イタリアでフォロ・ロマーノを見たときと同じ。
今のように建築機械がない中、よくこれだけのものを作ったもんだということ。
いったいどれだけの公金、部下、庶民の労力が投下されたことやら・・・
時の権力者がその力を誇示、維持するための執念というのは凄いものだ。
そして、自分の領地に作るだけでは飽き足らず、領地を拡大しようとして侵略、侵攻を繰り返す。
誰かが滅びれば、また同じようなのが出てくる・・・
歴史は繰り返すんだなぁ・・・
ということで、京都観光も自分的には得るもの少なく終了。
せめて家族は多くを学んでいてくれることを願うばかり。
[参考]
京都の宿は八坂神社すぐそばの「アパホテル〈京都祇園〉EXCELLENT」。ダブルルーム2部屋をつなぐコネクティングルームがあり4人家族も使える。観光地ど真ん中の立地、内装リフォーム済みで清潔感があり、ビュッフェ形式の朝食付きでありながらのビジネスホテル価格がありがたい。 |
琵琶湖(滋賀県)
最近、地理勉強中の息子のリクエストで行くことになったのが琵琶湖。
自分的にもバス釣りにハマっていた頃があり、一度は行ってみたいと思っていた場所。
面積は669㎢もあり、東京都627㎢を上回る。
水深が最大で103m、平均41m。
日本最大の湖なのだから一見の価値ありだ。
本当ならバス釣りくらいしたかったけれど、バス釣りは上手じゃなかったし、オカッパリで簡単に釣れるとも思えないので道具すら持参せず。
駐車場に車を停めて「大きいねぇ~」という感じで琵琶湖観光は終了。
まとめ
こうして終了した夏の関西旅行。
今回の旅行のための走行距離は971km。
帰りはなぜか眠くなることもなく順調に高速道路をドライブして6時間弱で帰宅。
行きはUSJが嫌すぎて生命力が落ちていたのかもしれない、と思うほど眠かったのに。
思いだすと、
- フライングダイナソーで感じた人間の無力感
- 神社仏閣に心打たれない自分の教養のなさ
- 暑い中歩いた後で抹茶ソフトを美味しそうに食べる子供の顔
- USJから早期離脱してホテルで飲んだビールの美味しさ
- 後部座席で喧嘩する子供をしかりつけ、車に乗せないと脅迫した懐の小さな自分
反省点の方が多いけど、行ったからこそ色々感じて、考えることができる。
子供が大きくなれば予定も増えるし、家族全員で車であちこちいけるのは期間限定。
行きたい場所を言ってくれるだけありがたいという気持ちを忘れず、また遠くに出かけたいもんだ。
次は東北、北海道、九州?フェリーも結構高いんだよなぁ・・・
[旅費]合計 約92,000円 ※USJ入場、お土産、食事除く
- 高速代(往路)約14,000円
- 高速代(復路)約10,000円
- 大阪ホテル代 約23,000円(4名1室2泊朝食付 勤め先補助あり)
- 京都ホテル代 約19,000円(2名2室1泊朝食付)
- ガソリン代 約26,000円(161L 160円/L 燃費6km/L想定)
お暑いなか、関西にようお越し。ほんまにおおきに。
大阪の「お好み」は、「美津の」さんのように焼いてくれる(触らせない、触ると怒られるパターンも)ところと、自らが焼くところとがあります。次にお越しの際は、自ら焼くのもぜひ経験してください。
「美津の」さんもおいしいですが、大阪の「粉もん」は、まだまだ奥深いです。
レンちゃんパパさん
コメントありがとうございます!
粉もんは奥が深いんですね。
触って怒られなくて良かったです。
次はしっかりリサーチして行きたいと思います。