[日記]4万円のドライヤーなんて誰が買うの?

若い頃は別として、アラフィフになった自分は基本的に「新しい」だけでは興味が湧かない。

むしろ周りで急激に盛り上がれば盛り上がるほど、なんとなく遠いお空に意識が離れていき、薄笑いを浮かべて冷や水浴びせる一言を言ってしまうような、天邪鬼。

それも自分が特に興味のある「ランクル70と釣りに関するものは除いて」という身勝手な条件付きだ。

変化自体は好物だから、良いものだと分かれば取り入れることには何の抵抗もない。

要するに、人々が流行に飛びついて、ひとしきり盛り上がり、吟味してくれた後で、生き残った本当にいいものを安全に手に入れたい、ただの臆病者。

子供の頃からポッキー、コロンは食べるが、新鋭の「ねるねるねるね」は手に取らなかった。

なんの話だか意味不明だと思うが、自分を振り返りたくなるお年頃なんだと思う。

そんなどうしようもない自分が今回、信じられない高額なドライヤーを買った。

以前なら「ドライヤーに4万円なんてありえないでしょ!髪の毛乾かすだけの道具にだれがそんなに払うの?」と思っていたが、その常識が覆された。

3年ほど前、知人の好意で泊まらせていただいたハワイの超高級コンドミニアムで初めて使って、すっかり魅了された。

熱で乾かす普通のドライヤーとは異なり、驚くほどの、圧倒的な風量で髪を乾かすので、娘の無駄に長い髪もあっという間に乾いてしまうし、髪のダメージも少ないはず。

音もパワーの大きい国産ドライヤーと比べれば雲泥の差。

ブォー、という爆音に慣れた耳で聞くと、シュウォーン、みたいな音は、まるで「そよ風」。

夜中にドライヤーをかけても近所迷惑にならない安心感がある。

これは本当に目からウロコのドライヤー革命。

帰国後、購入を検討したが、価格は4万円近い。

国産メーカーの良いものを選んでも1万円少々なのに、さすがに高すぎ、と見送った。

しかし、つい最近宿泊した宿でこのダイソンのドライヤーに再会。

風量調節など、以前のものより更に便利になっていて、もう我慢の限界。

最新の機種は「HD08ULFIIFN Dyson Supersonic Ionic ヘアドライヤー」。

あちこち探し回るが、一番安く買えたのがヤフーショッピングのヤマダモール(電機)。

販売価格は43000円ほどだが、週末のポイントなんちゃらで8400円ほどPAYPAYポイントで還元。

実質35000円ほど。

そして、届いたドライヤーには、数種類のアタッチメントが付属。

オシャレなスタンドは別売りなので取り敢えずなし。

国産ドライヤーのスタンドにうまく収まった。

そして素晴らしいポイントをもう一つ発見。

国産品の謎にメンテしにくい作りとは異なり、フィルターが簡単に掃除できるように工夫されている。

加えてダイソン様、登録すると2年間の保証があるようで、なんとも頼もしい限り。

古き良き時代の名品(ランクル70、G-SHOCKなどなど)もいいけれど、時には新しいものにも積極的に触れて、体験して取り入れていかないとただの化石になっちゃうなぁ・・・

と心新たにしたアラフィフな自分。

 

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