まえおき
先日、車検の見積に行った際、バッテリーの劣化の指摘を受けた。
今のバッテリーを取り付けたのは、2018年5月頃。(下の記事の日付は更新してしまってます)
その後、約5年、3.5万キロ使用してきたので、十分働いてもらったかな、というところ。
ディーラーのテスターの結果、電圧13.01Vでバッテリーの健康状態としては「注意」の下限レベル。
そして、交換見積額がなんと約45,000円!!
それなら自分で交換します、ということで見積もりから削除してもらっていた。
このまま車検して、バッテリー上がりでも起こしたらマズいので、車検までに交換することにした。
純正バッテリーの仕様(容量・サイズ)
こちらは1回目の交換時の記事に書いた内容を再掲。
再販ランドクルーザー70(GRJ76K・GRJ79K)のバッテリー規格は以下のとおり。
標準仕様バッテリーサイズ | 80D26R |
寒冷地仕様バッテリーサイズ | 105D31R |
下の画像を見ると分かるとおり、バッテリー交換時、物理的条件として気にしなければいけないのは、D以下の部分。
性能数値部分は同等以上としておけばOK。
ランクル70の場合、バッテリーを乗せている土台部分は寒冷地仕様の載るサイズとなっている。
したがって、ノーマルサイズを載せると、幅、奥行きともにスペースに余裕がある。
寒冷地仕様サイズが上限になると考えて大丈夫だ。
当方はこれ以上重たいバッテリーを扱いたくないので、サイズはノーマルのままとしている。
バッテリー選び
今までにバッテリー交換に関して寄せられたものとしてはオプティマ(イエロートップD-1000S)があり、次は採用したいと思っていた。
しかし、こちらはお値段がディーラー見積もり額以上。
もちろんスペックがそれ相応なわけだが、今回の車検総額の大きさに萎えた気持ちがブレーキを踏む。
つまらないけれど、前回と同じパナソニックのカオスも検索してみると、こちらは2万円少々とその半分で済む。
というわけで、憧れのイエローをあっさり諦めて、またもブルーをポチリ。
あっという間に配達されて手元にやってきた。
ちなみにさすがに5年の月日が流れたこともあり、届いたバッテリーと古いバッテリーを見比べると、少し仕様が変わっていた。
なんだかんだ言っても、採用している人の多いカオスバッテリー、ド素人の自分にはこれで十分。
交換作業
1 マイナス(-)ターミナルを外す。
2 プラス(+)ターミナルを端子から外す。
3 バッテリーを固定しているステーを外す。
4 古いバッテリーを取り外す
5 新しいバッテリーを載せる。
6 ステーを取り付ける
7 プラス(+)ターミナルを端子に取り付ける。
8 マイナスのターミナルを端子に取り付ける
8 完成
9 おまけ アクセルペコペコ
イグニッションをONエンジンはかけない。
その状態でアクセルを「床まで踏み込む→戻す」を20回繰り返す。
ということで、作業完了。
バッテリーの状態確認など
取り外したバッテリーのインジケーターを確認すると「良好」となっている。
テスターの結果は要交換ギリギリなのだから、ここだけ見ていても安心できないということなのだろう。
なお、交換前、車内のデジタル表示はエンジン停止時が12.3V、アイドリング時13.7Vだった。
そして、交換後は・・・ほとんど変化がなかったが、少し高めの数値のところで見れば停止時12.4V、アイドリング時13.9~14.0Vと僅かに変化。
この比較にどの程度意味があるのかよくわからないが、数字の上でも交換の効果は表れているようだ。
バッテリー処分
今回はバッテリー処分は手配していないので、しばし放置することになる。
以前、交換したときは無料引き取りサービスがあったが、今回は有料だったので、ひとまず頼まなかった。
ネットで調べてみると、どうやらオートバックスで無料で処分してくれるのだとか。
まとめ
そんなわけで、簡単な作業を大げさに長文で解説する毎度のパターン。
簡単といいつつ、前回は、ステーをマイナス端子より前に取り外した手順を公開。
FBで立派な方におバカ扱いされてしまったので、今回は反省を活かしたバージョンアップ版。
手順を守れば安全にできる。
とはいえ、重たいバッテリー、アラフィフ以上は特に気をつけた方がよい危険など、注意すべき点はある。
アラフィフ以上、最も警戒すべきはギックリ腰や腰痛。
そして万人に付きまとう危険は足に落として骨折。
一度これらが発現すれば、DIYで節約できた金額などあっという間に吹き飛ぶ。
懸垂20回、腕立30回、腹筋100回できない人はやめた方がいい・・・なんて事はないけれど自分の財力、体力、注意力、これらを踏まえて総合的に判断して自己責任でやるべき。
それがバッテリー交換DIYなのだ。
とバッテリー交換した位で偉そうにまとめたところで、サヨウナラ。