新たにランクル70オーナーになった人の大半がダウングレード感を満喫できるであろうランクル70のチャームポイント、マニュアルエアコン。
1980年代半ば〜1990年代初頭にはオートエアコンが普及しはじめたらしい。
したがって、おそらく自分と同じ50代位の人が、車に乗り始めた18歳の頃には既にオートエアコンがかなり普及していたはずだ。
今となっては10年以上も前のことだが、ランクル80から乗り換えた自分も、オートエアコンからマニュアルエアコンへのグレードダウンを経験した。
そんなランクル70特有の麗しきマニュアルエアコンだが、再販ランクル70の販売終了となった2016年8月頃、ある話題で盛り上がったことがある。
それが、「エアコンスイッチの使い方」
そんなものは、取扱説明書を見れば分かるのだから、「話題」にするまでもない、と普通は思うのだが、そうではなかったから盛り上がった。
そして、その「そうではない状況」は、なんと、再再販ランクル70の取扱説明書でも継続されている。
今は便利なもので、取扱説明書は、トヨタのHPで公開されていて、誰でも見ることができる。
再再販ランクル70(GDJ76)の取扱説明書も同様で、2024年10月以降版として、以下のように掲載されている。

そして、この取扱説明書の中にあるエアコンの使い方ページは以下の通りなのだが、「話題」の中心となったのは黄色くマークしたエアコンスイッチの機能。
さらに具体的に言うと、このエアコンスイッチ(黄色いつまみ)がOFFの位置からHIの位置まで動くのだが、どこにつまみが位置するかに意味があるのか、ということ。
取扱説明書には[E]エアコンスイッチの機能は冷房・除湿機能の切り替えの機能しか説明がなく、温度を変えるためには[C]温度調整レバーを使うという説明になっている。
2014年発売の再販ランクル70においても全く同様の状況だったので、ド素人の自分は当然のようにこれを信用し、エアコンスイッチの位置など気にも留めなかったのだが、賢人からの指摘で、はたと疑問を抱くようになる。
そして、トヨタのお客様センターに問い合わせたり、多くの有識者からのコメントなどを頂戴しながら、あーでもない、こーでもないとスッタモンダ。
しかし、最後は、元祖丸目ランクル70オーナーの方からの取扱説明書の提供などにより、解決。

結論は「エアコンスイッチのダイヤル度合いで、エアコンアンプに信号を送って、コンプレッサーのマグネットクラッチのON-OFFの切り替え時間を変えて、エアコンの稼働時間を変えている」とのこと。
これは取扱説明書の記載不備だと思っていて、今回の再再販ランクル70のものでは当然に修正されるのだと思っていたが・・・
どうやらこれはトヨタの機密情報、またはマニュアルエアコン素人へのテストのようだ。
というわけで、おせっかいながら、マニュアルエアコンの使い方すら知らないド素人仲間のため、改めてこの記事を書いた次第。
今年も長く熱くなりそうな日本の夏。
効果的に正しくエアコンを活用して、楽しいランクル70ライフを満喫したいものだ。
この青いノブ除湿だと思いますが、右に回すほど強く冷えると思ってる人多いのではないですかね。結果的に事実通りということなのかな。
回す形なのにONかOFFの意味しかないということ(トヨタの説明)を知ってる人の方が少ないと思います。
とりあえずツマミを最強にしとけばいいんですよね?(^o^)
やす坊さん
コメントありがとうございます。
ただの情報共有ですので、お好きな様にお使いください。
このスイッチは昔の車ならトラック乗用車問わずに採用されていました。
勿論違う形式のスイッチも同時にあります。
ここで問題だなって思うのはトヨタの窓口等で知らないってことだと思えます。
使い方が分からないってのが定期的に起こるのも不親切な対面説明が原因かとも思います。
最新式にアップグレードした70だけど伝統を受け継いでいる車なので、今の車しか知らないと分からないだろうと考えます。
まあ、昔は買う人の方が営業の人より詳しいってのがありましたが。
hzj70mnuさん
コメントありがとうございます。
トヨタ的には温度調整スイッチ(レバー)との違いの説明なんか面倒くさいから、温度はCと割り切って説明してるのかもしれませんね。
つ、つまりどういう事なんでしょうか?
とりあえずMAX上にしておけば1番風量強くなると言う認識でOKでしょうか?
70素人さん
コメントありがとうございます。
風量ではないですが、そんな感じです。