時代とともに流行りや価値観は変わってゆく。
ランクル界で言えば、空前の丸目ブームが続いており、ランクル80、ランクル100、90系プラドが中古車販売店のFLEX、flexdreamでランクル60っぽい丸目などに顔面移植されて販売されるようになって久しい。(なお、90系プラドは一部に純正オプションで丸目ヘッドライトがあり)


私がランクル70に乗り換える前に乗っていたランクル80も、11年前、flexdreamに売ったところ、顔面移植されて倍以上の価格で販売され、売れていった。
当時、買取を担当してくれたflexdreamの店員さんから聞いたところでは、ランクル60はルックスで人気があるが、もう古くなり販売しても故障対応が大変になっている。そこで、まだ故障の少ないランクル80を丸目に換装して販売し始めた、とのことだった。
顔面移植は、まさに中古品に付加価値を加えるアップサイクルであり、若者や、新しいものに遡及した中古車販売店の見事な創造力の賜物。
新車当時200万円後半~300万円半ば程度だった車たちが、20年近くたって、400万円以上で販売されているのだから、革命的だ。
でも、私は寂しい。

価値観のアップデートされない50台の冴えないオッサンとしては、オリジナルのランクル80、ランクル100の持つ、あの品格、雰囲気を持つ車が失われていくのが、なんとも寂しい。
街中で、顔面移植を受けてイキイキと走るこれらの車を見る度に「かわいそうに・・・」と大きなお世話でしかない感想を持ってしまう。(可哀そうなのは時代についていけない自分なのに・・・)
ランクル80のあの高級感と迫力を兼ね備えた、品格としか言いようのない洗練されたスタイル(←オッサンの目にはそう見えているだけ)。

もちろん、当時からアメリカのランクル80に装着されていた角目4灯にカスタムする例はあったが、顔面移植とは別次元。あくまでオリジナルの中でのカスタムだった。
そして、ランクル80の後継として長く君臨したランクル100。
このフラッグシップモデルに相応しい畏怖堂々とした風格。
丸すぎず角過ぎず、高級感をまとったデザインは筆舌に尽くしがたいオーラがある。

とまぁ、そんな風に、その時代に、ランドクルーザーのフラッグシップモデルとして君臨した2台。
それだけに、自分にとっては「いつかはクラウン」ならぬ「いつかはランドクルーザー」の「ランドクルーザー」だった。
そんなことだから、オッサンとしては、このスタイルに強い憧れ、執着、粘着を持っているというわけだ。
挙句、SNSや中古車サイトで顔面移植された車に「ランドクルーザー80」「ランドクルーザー100」と書いてあるのを見る度に「ちがーーーーう」と叫びたい衝動に駆られてしまう。

でも、全然違わない。
ただ顔面移植しただけの間違いなくランクル80だし、ランクル100。違うと言ってる私が違う。
売れてるから高値だし、売れるから大量に作られてる。
世の中では受け入れられてるのに、自分の価値観が追い付かないだけ。
それでも思う。
自分がビリオネアだったら、今のうちにオリジナルスタイルのランクル80とランクル100を可能な限り保護するのに。と。
きっとこの流れは止まらない。

自分がビリオネアになるまで、少しでも多くの車がオリジナルで生き残ることを願うばかりだ・・・
丸目部会長のまるです。
顔面移植の是非は置いといて、デザイン面での個人的所感です。
80はまだ自然で悪くない感じもしますが、90や100になると違和感しかないです。
元々スラントしたマスクを、無理に絶壁の平面的なマスクにしているため、後ろのボディデザインとの連続性、バランス性がまるでないと感じます。
それとも、顔だけロクマルなら、全体はどうでもいいのか?
個人の感性の問題で済まされてしまいますかね。
まるさん
コメントありがとうございます。
確かに元の形を知ってしまってるからだと思いますが、100と90系はバランスに違和感感じてしまいますね。