最近、ちょっと気になったニュース、チェーン規制について。
国土交通省が過去に立ち往生が発生した箇所など一部区間で先行的にチェーン規制(いわゆるスタッドレスタイヤだけではだめ)を行うというもの。
確かに、あの立ち往生が発生すると、生命の危険すらあるし、経済的損失もかなりのものと思われるから、何らかの手を講じるようと考えるのは理解できる。
対策はこれ以外のものと複合的に実施されるようだけれど、そのうちの一つとして、従来は「チェーン規制」になっていても、スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)なら問題なしだったのだけれど、これからは「チェーン規制」と言ったら、スタッドレスタイヤだけではダメで、「チェーン」でないとダメになるらしい。(スタッドレスタイヤなど冬用タイヤだけでOKな規制に追加して実施される規制であって、冬用タイヤの意味がなくなるわけではないと理解。)
※チェーンが金属製のものでなくてもよいのかどうかは、よく調べてないので不明
この情報を知ったのは、国土交通省がパブコメを行うというニュースだったから、その規制実施についてのパブコメなのかと思ったら、そうではなかった。
国土交通省で開催された冬期道路交通確保対策検討委員会で、大雪時の道路交通の確保のためにいわゆるチェーン規制を実施すべき旨が示されました。これを踏まえ、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年総理府令・建設省令第3号)の改正案について、パブリックコメントを実施しますのでお知らせします。
とのことで、規制すること自体はパブコメの対象ではなく、規制標識の新設などが対象。今年の冬から先行導入することなどは既定事実らしい。
出典:第4回 冬期道路交通確保対策検討委員会(2018.11.1開催)資料4「今冬の大雪対応予定」
パブコメの報道発表資料にある「中間とりまとめ概要」を見る限り、「チェーン未装着の大型車等の通行制限やペナルティ等の検討」と書いてあるけれど・・・最近の報道を見る限り、車種の限定はなさそうな感じ。
出典:冬期道路交通確保対策検討委員会 大雪時の道路交通確保対策中間とりまとめ(2018年5月16日)
第4回 冬期道路交通確保対策検討委員会(2018.11.1開催)資料4「今冬の大雪対応予定」の中にある「予防的通行規制区間の抽出の考え方」によると、規制される場所は以下の場所とのこと。
• 過去に立ち往生が発生している箇所
• 道路縦断勾配5%以上の箇所
ニワカ勉強しただけなので、正確なところは国交省のHPで確認のこと。
とにかく、具体的にどこになるのかは分からないけれど、スタッドレスタイヤの登場で影が薄くなっていたチェーンの存在感が増すのは間違いなさそう。
というわけで、対して雪道に出かけるわけでもなく、ましてや豪雪地帯に行くことも数年に一回のくせして、作冬の屈辱的な出来事のトラウマもあり、このニュースを見るやいなや、チェーンをオーダーしてしまった・・・
そして届いたコーヒー豆のような物体。
このチェーンの適用サイズを見ると、バンもピックアップもノーマルのサイズならこれでカバーしてる模様。
7.50-16LT(スタッドレス)
225/80R17.5LT(スタッドレス)
225/85R17.5LT
265/70R16LT⇐バン
235/85R16LT⇐ピックアップ(JAOSホイール装着時のサイズ)
7.50R16LT(スタッドレス)⇐ピックアップ(リングホイール装着時のサイズ)
このとき、何も考えることなく、ランクル70は基本FRだからな、とリア2輪分だけ購入したけれど、しばらくしてふと素人丸出しの疑問が・・・
雪道走るようなときは少なくとも4Hで4WD状態。
リアだけでも、4輪装着でも、下手すりゃフロントだけでも、何でも良さそうな気がするけど、
チェーンを装着するのはどのタイヤ?2輪?4輪?
このところ冬に、RVパークのスノーチャレンジに参加させてもらったりしてたけど、会場はチェーン禁止だし、そもそもスタッドレスタイヤで行けないところに行くつもりなんてなかったから、全く考えたことがなかった・・・
困ったときは、ということで、例によって、知恵袋大先生を覗いてみると、「4輪全部」、「リアだけ」、「フロントだけ」とか言いたい放題。
コリャ正確な回答を得るのは厳しい、と思ってたら、正解に導いてくれる頼もしい大先生を発見。
回答は「取扱説明書に書いてある」というクールなもの。
そーなの?ということで、説明書を見てみると、確かに書いてある。
■タイヤチェーンについて
取り付け・取りはずし・取扱方法については、次の指示に従ってください。
●暗線に作業できる場所で行う
●後2輪に取り付ける
●タイヤチェーンに付属の取扱説明書に従う
●取り付け後、0.5~1.0km走行したら締め直しを行う
あらら、思いっきり社外品を買ったとこだけれど、まぁ、それは仕方ない。
そんなわけで、毎年毎年、豪雪地帯に毎週のように出かけるという生活とは一番程遠いところにいるけれど、とりあえずチェーンを2輪分買ったことは間違いではない模様。
不運にも新しい「チェーン規制」に遭遇した際は、リアに取り付ければいい、と肝に銘じておくことにしよう。
(4輪装着できるなら、そのほうがよいのかどうかは??説明書以上の対策は自己責任×お好みで。)
チェーン規制は良いと考えていますが、そのチェーンを装着する場所や広さとか、知識と技能も問題かと。
チェーン装着は行った方ならわかると思いますが、暗い・影になるので見えないとか、寒くて指が悴んで感覚が無くなるとかが有ります。
夜は日中とはまるで別、濡れたら凍って来るし。
特に不意に装着する状況では混乱も。
一番の問題は、金属チェーンは効果が有る分、減るんですよね。特に舗装路だと覿面に・・・。切れると危ないし特にブレーキラインだと・・・。
素材や角断面構造や摩耗抑制リング付き等、色々有りますが。使用頻度と費用対効果がネックに。
自分としては4輪分を用意して2輪分は予備及び追加用で車載の状態です。
L/C70と80の計4輪分がまだ健在、渋川ー沼田では必須の装備、切れても構わないラダー二組(初代サーフとL/C40の物)と亀甲&滑止付きが内訳。現在の使用頻度はとても低い・・・。
面白い動画ではタクシーなどで自動装備のチェーンが有ります。
タイヤ全体に装備はされないで、タイヤの回転を利用してタイヤと雪の間に入り込み作用する物です。
長文、失礼しました。
hzj70mnuさん
コメントありがとうございます。
確かにチェーン装着が必要な状況=装着作業が辛い状況であることが多いですね。
スタッドレスが高嶺の花だった頃の辛い記憶が蘇ります。
といっても、年に1回あったかどうか、チェーンがすり減るなんて考えた事もありませんでした。
自分の場合はこの先も経験することはなさそうですが、耐久性、装着しやすさ、コスパ、効果などをそれぞれが判断して選択する必要がありますね。
色々携帯できれば1番良いのでしょうけれど。