タイヤは何キロ走れる?メーカーに聞いてみた

タイヤは何キロ走れる?メーカーに聞いてみた

まえおき

そろそろタイヤ交換時期が来るランクル70も多いと思うので少し勉強してみた。

タイヤ交換のタイミングは?

 

メーカーHP記載の交換目安

まず、どの程度擦り減ったら交換が必要かについてはブリジストンのHPに以下のとおり記載されている。

タイヤには、残り溝が溝深さの使用限度である1.6ミリになる目安としてスリップサインを設けています。

出典:ブリジストンHP

摩耗したタイヤで走ると危険なため、スリップサインが周上一箇所でも露出すると、そのタイヤは使用してはいけないことが法律で定められています。

またスタッドレスタイヤは、溝深さが新品時の50%に減って、プラットフォームが周上一箇所でも露出すると、冬用タイヤとしては使用できません。

出典:ブリジストンHP

なお、50%以上摩耗した冬用タイヤは残りの溝が1.6mmになる(スリップサイン露出)までは夏用タイヤとして使用できます。

そうか、冬用タイヤとしての使命を終えたタイヤを夏用タイヤって、メーカーが言ってるんだ、恥ずかしながら知らなかった・・・

また、溝があればいつまでも使えるのかについては同じくブリジストンのHPに以下のとおり記載されている。

ゴム製品であるタイヤは車両に装着して使用し始めると、環境条件などによりゴムの特性が経時変化します。

溝が残っていても、使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうかをタイヤ販売店などで点検することをお奨めします。

出典:ブリジストンHP

また、外観上使用可能のように見えたとしても製造後10年経過したタイヤは新しいタイヤに交換されることをお奨めします。

(他メーカーの製造時期の見方)

【ヨコハマタイヤ】

出典:ヨコハマタイヤHP

【BFグッドリッチ】

出典:BFグッドリッチHP

【グッドイヤー】

出典:グッドイヤーHP

ここまではそりゃそうだ、と納得なのだけれど、同時に疑問も・・・

メーカーの距離についての回答

走り方などによって違うといったって、超普通に走っているのに1000kmでツルツルになってしまうようでは困るわけだし、製造・設計段階では一定の条件(気温、車重、速度など)の下で「このタイヤは何キロくらい走れるか」はテストしているんじゃないのかな?

燃費も条件によって違うのに公表しているように、「条件と走行可能距離」なんて情報があっても良さそうな気が・・・

(強制されて公表している燃費とでは公表に対するメーカーの姿勢が真逆になるのは容易に想像がつくけれど・・・)

ということで、「タイヤ 走行距離」なんて感じで色々ググってみたけれど、同じように質問している人はそこそこいる。

(いくら日常点検は義務といっても大体の走行距離の目安を知った上でそろそろかな、って時には重点的にスリップサインの確認をしたいと思う人がいても不思議ではないと思う)

でもこの手の質問への回答のほうは個人的見解的なもの(年◯万キロ、◯年の前提で・・・などなど)ばかりで、メーカーのHPなどの確たる情報は全然出てこない。

ということは、やはり距離を頼りに交換されても危険、だとか、走り方によって違うからクレームの原因になりかねない、ということで非公表なんだろうな、と理解しつつも、ここはメーカーの正式見解を確認しておきたい。

ということで、メーカーに問い合わせてみた。

問合せたのはブリジストン、ヨコハマタイヤ、ダンロップの3社。お忙しい年末にすみません。

うち、回答があったのはブリジストンとダンロップの2社。

具体的なタイヤを示した上で、条件次第で異なるのはわかってるけれど

タイヤ製造段階で想定した車重、走行距離などはありませんか?

という問い合わせに対するそれぞれの回答は以下のとおり。

【ブリジストン】
(質問対象は自分が使用中のスタッドレスタイヤ ブリザックW979 225/85R16)

タイヤの摩耗寿命(耐久性)は、走行するコースや走り方により大きく変わります。

山間部を主に走られる場合と、高速道路の様な発信・停止やカーブが少ない場合では、同じタイヤを同じ車に装着しても、倍近く摩耗寿命が変わる事が有ります。

開発の段階では、現在の商品に対し、摩耗寿命を何%向上させるかの目標を設定し、実際に車に装着し、種々の走行条件下で目標に到達しているかを評価いたします。

その為、摩耗寿命が何kmかご案内するのは、難しい状況です。ご期待に添えるご回答にならず申し訳ございませんが、以上ご確認の程お願いいたします。

【ダンロップ】
(質問対象は再販ランクル76純正タイヤのグラントレックAT3 265/70R16)

お問い合わせの最低限の耐久性能についてですが、タイヤは日本自動車タイヤ協会規格に基づき開発しております。

お客様の車両、走行条件(市街地、高速道路、ワインディング)によってタイヤの耐久性は大きく変化する為、製造段階で想定した車重、走行距離などなくデータもございません。

お問い合わせ頂いた中、明確な回答ではないと思われますが、何卒ご了承の程宜しくお願い致します。

お忙しいでしょうに、すぐに返信をいただけただけで、まず感謝。

ブリジストンの回答から察するに、それらしいものがあるけれど教えられません、ということで良さそう。

ダンロップの「データもない」は言い過ぎのような・・・まぁ、有ると言えば出せ、となるかも、ということでの回答かもしれない。

沈黙のヨコハマタイヤもおそらく同様なのだろう。

オフロードばっかり走る車のタイヤと

landcruiser70 bronco
新たなヒルクライムを昇るふりする所長76

都会ばっかり走る車、

一律に答えられなくて当然といえば当然。つまらん質問してすみません。

ということで、タイヤメーカーが公式に「タイヤは何キロ走れる」ということはないことは間違いなさそうだと確認できた。

良かった良かった。

まとめ

要するに、タイヤの交換時期はネット上の情報に左右されることなく日常点検として

・スリップサインが出ていないかチェック
・5年経過したら販売店で点検を受ける
・10年越えたら原則交換

ということで、よさそう。

大切な希少種ランクル70を少しでも長く多く後世に残すため、安全管理には万全を尽くしたいものだ。

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