まえがき
愛車再販ランクル70を2インチリフトアップするために装着しているTJMゴールドサスペンションキット。
中古のサスペンションキットなので、ちょいちょい無いパーツがあったのだけれど、そのうちの一つが運転席側のスプリングピンのグリスニップル。
当たり前のようにグリスニップル、なんて書いているけれど、リフトアップした時、ショップの人から「ここのグリスニップルがなかったけど、とりあえずそのままになってるよ。そのうちホニャホニャ・・・」と言われて納車になってから今まで1年近く、グリスニップルってなんだかよく分からないけど、そのままよこすんだから大した問題じゃないんだな、と放置していた。
それが、ブロンコに行った際、ベテランの↑矢印さんから、グリスニップルが収まるはずの穴を塞いでおいたほうが良いというアドバイスをいただいたのをきっかけに、自分のブログの古い記事にあったサトックスさんのグリーサブルシャックルの記事を思い出して読んでみて、はたと気が付いた。
「あ!うちのTJMゴールドサスペンションキットはグリーサブルなんだ!」と。遅!
宝の持ち腐れというのか、猫に小判というのか、とにかく恐ろしいほどの無知には、我ながらあ然。
そして、せっかくのグリーサブルスプリングピンなのに、グリスニップルがないから、グリスアップされてないだけでなく、グリスアップ用の穴にゴミやら泥やらが入りこんで逆効果にすらなりそうな状況で放置していることがようやく理解できた。
グリースニップルを調達
そんなわけで、慌ててグリスニップルをネットショッピングすることにした。
大抵のものは簡単に見つかる今の世の中、今回もそうかな、と思ったのだけれど、助手席側のスプリングピンに付いているグリスニップルのサイズを測ってみるとピッタリのものが見つからない。
ネジの部分はおおよそ8ミリ(7.8mmくらい)でM8で問題なさそうなのだけれど、ボルトの6角部分がM9という微妙なサイズ。
探しても同じものは見当たらないので、ネジ部分がM8で六角部分はM10のものにしてみた。
シャックルピンのグリスニップルも見てみたところ、助手席側の2つは、ブッシュ交換時によくわからず叩いたりして注油するための突起部分を壊してしまっていた。
そこで交換用に取り寄せていたシャックルのグリスニップルを外し、スプリングピン用に購入したものをはめてみると、サイズが違っていて入ユルユル・・・
同じサスペンションキットなんだから、同じものにしてくれりゃいのに・・・プロの事情があるのでしょうから仕方ない。
そして、こちらはタチの悪い事にネジ部分がテーパーになっててサイズが良く分からない。
とりあえずノギスで計測してみると、中間地点で約9.7mm、六角部分が10mmなので、テーパータイプのグリスニップルから似たようなものを選択して購入してみた。
グリスニップルが到着したのち、ドキドキしながら装着してみたところピッタリとはまり、とりあえずサイズは問題ないことが分かった。
グリースガンを調達
グリスニップルという今まで扱ったことのないものを購入してみたのだけれど、これはグリースを注入するグリースガンなるものがないと意味がない。
ブッシュを痛めないシリコングリースを使うので、「シリコングリース グリースガン」で検索してみると出てきたのがこちらの商品
値段的にもお手頃なので、早速注文。
グリースニップル装着&グリース充填
グリースニップルと、グリースガン、シリコーングリースの3点た揃ったので、早速、グリースニップルが欠品していた運転席側のスプリングピンに装着し、グリースを注入してみる。
▼グリースニップル装着前▼
本当は、スプリングピンを外して、作業したかったのだけれど、寒くて怠け心が出て、とりあえず、穴を掃除するだけにして注入してみることに。
人生初のグリースガンを使った作業だけれど、グリスニップルに押し付けるようにしてグリスを送り込むとチューチューと入っている様子。
いかんせん、ブッシュ装着のままなので、どのくらいグリスが入ったか分からないし、これじゃ意味がないのかもしれないけれど、とりあえず、グリースガンに付属していた20Gがほぼ全部なくなったので、作業終了。
グリースニップルを外してみると、ちゃんとピンの中にグリースが入っているので、とりあえずは成功かな。
ピンの中がグリースで満たされて、ブッシュのところまでにじみ出て行くところまでは確認できなかったけれど、次は80g入りのAZシリコーングリースを買ってシャックルピン部分も含めてグリスアップしてみようと思う。
世の中、色々なものがあるもんだ。
車には何ヵ所かグリスニップルが使われているようなので知っておいて損はなさそうだし、人生何事も経験しておいて損はない、ってことで。
返信ありがとうございます。
忘れていましたが、グリースガンでエアー式のと電動式のが有ります。
電動式のが高いです。
手で押し込むより楽ですが、反動で離れる事も有るので抑えるから割と力仕事的な時も。
手動式のノズルと互換性が有るタイプだと融通が利きます。
ニップルの選別、発注、取り付け作業等、お疲れ様でした!
一件落着ですね~。
↑矢印さん
コメントありがとうございます。またもアドバイスのお陰で救われました。引き続きよろしくお願いします。次はショックに着手です。
グリスは分類では石鹸になるそうです。
種類が色々あって、熱に弱い物や水に弱い物、非常に粘性が高い物や齧り付き防止の物等。
基本、熱で柔らかくなって溶けだします。熱の掛かる場所用に耐性の有る物も有ります。
基剤の都合で水に溶けやすい物はクルマには使われていないと思いますが、そんな種類も有るって事で・・・。
粘度の高いのは振動や熱の籠る場所とかに使ったりします。高いのは本当に高い粘度だったりします。嫌になる位の。
齧り付き防止だとカッパーグリスとかモリブデン入りとか有ります。
クルマ用だとポピュラーなのがシャーシーグリスでしょう。使い分けと好みで拘ってみるのも良いかも知れません。ただちょっと地味ですが。
hzj70mnuさん
コメントありがとうございます。まだブッシュを溶かさないためのシリコーングリース、という大項目でのオイルの種類しか理解してませんが、色々使い分けられるようになるのが理想ですね。