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まえおき
再再販ランクル70の発売開始を目前にし、巷では「いつから予約できるのか」「抽選になるのか」「先行予約した人がいるのか」などの心配・不安が渦巻いている。
そんな折、当研究所が販売開始を想定する11月1日、海外に行かなければいけない可能性がでてきた。
2014年の再販の際、予約開始日に家族旅行で淡路島にいたお陰で、契約が遅れ、出遅れた苦い経験が蘇る。
そこで、出遅れを少しでも少なくするため、また、仮に出張がなくなったとしてもライバルを減らすため、姑息な努力を開始することにした。
要するに、そんなに急がない方が良いのでは?という刷り込み、いや、提案をする。
この活動にいかほどの意味があるか不明だが、手の内を曝け出して油断させつつ少しでも成果を得るべく努力したい。
と言うわけで以下、思いつく限りの急がない方がいい理由として8つ羅列してみた。
[理由1]カタログモデル

2014年のランクル70(GRJ76)再販時は1年間の期間限定だった。
台数限定ではなく、基本的に買いたければ買える状況だったが、当時は長い納期は異例だった事も手伝い、常にオーダーストップの恐怖感があった。
期間限定でのオーダーストップは致命傷になりかねず、皆が慌ててオーダーする動機になっていた。
しかし、今回は継続販売(カタログモデル)。
発売当初の一時的なオーダーストップはあり得るが、基本的には待てば買えるはずだ。
今一度、冷静に理由2,3,5あたりも踏まえ頃合いを見てのオーダーをしてはどうだろ?
[理由2]ランクル250・ジムニー5ドア・トライトン
新型ランクル70が発売された翌年2024年前半?にはランクル250が発売される見通し。
また、年明けには三菱がワイルドなピックアップトラックのトライトンを国内投入すると発表している。
更にはインドで好評のジムニー5ドアの国内投入への期待も膨らんでいる。
いくらでも資金のある富豪なら手あたり次第買えばいい。
しかし一般人が限られた資金を最有効利用するためには、それらの発売を待って、試乗などの上、しっかり比較検討してから購入するのが懸命だ。
ランクル70しか興味がないと思っている人も、人生は一度きり。
食わず嫌いしてるだけなら、ちっぽけな拘りは捨てて、百聞は一見に如かず、の気持ちを持って欲しい。
新しい出会いが待ってるかもしれないよ。
[理由3]値引き販売
再再販ランクル70もコロナ以降の各種新車販売事例同様、長期納車待ちが容易に予想される。
半年〜2年程度待つ可能性ありと個人的には予想している。
当然、当初はオーダーメイドの状況で、何もせず客が行列するのだから、値引する必要がない。あってもガス抜きのための数万円程度。
しかし、国内のランクル70需要は一般的なSUVに比べると遥かに弱い。
2014年再販時の状況に、オートマである事の需要増を織り込んでも、まぁ販売開始から一年も経てばオーダーの勢いは弱まるだろう。
そうなればディーラーが値引きをチラつかせての営業開始する可能性は高い。
なお、2014年再販時も終盤にはかなりの値引き販売が行われた。
二匹目のドジョウ、待ってみてはどう?
[理由4]買わない理由
これは別の記事にて詳述している。再販ランクル70ほどではないが買わない理由は山盛りある。
[理由5]MT追加設定
再再販ランクル70の国内向けはオートマのみ。
海外向けにマニュアルも製造・販売しながら国内投入しない理由は不明。
オートマ需要が多いから、との説明だけではMTを投入しない理由にならない。併売すれば良いだけだ。
MT大好きの本格派が国会前でデモ行進する日も近い。
思うに国内ではオートマ限定免許取得者がメジャーシェアを占める事に加え、MTを運転できる人はオートマも運転できる。そのため、一定数のオートマでも仕方ないと考える人にオートマ車を買ってもらい、暫くしてから話題作り、カンフル剤としてMT車を追加設定するというトヨタの販売戦略だと邪推可能だ。
ピックアップもMTよりは低いが同様に投入の可能性はあるだろう。
つまり、言いたいことは「Stay」してはどうかなと。
[理由6]リセールバリュー
ランクル70は一生乗るものなのでリセールバリューなんか気にする奴は買う資格なし!
という豪傑ランクル70乗りは別として、一般論としてオーナーにとってリセールバリューは高いほど良いものだ。

この点に関しては今回のカタログモデル化は大いにマイナス要素と評価できる。
数が限られている事で価格高騰し易いのは勿論だが、同じモノでも「限定」と聞くと途端に欲しくなる人は多いからだ。
もちろん、再再販ランクル70の納車が進まないうちは中古車との価格逆転なども起こりうる。
しかし、長期的に見れば、納車が進み混乱がおさまり次第、是正されるはず。
販売終了した元祖丸目ランクル70、再販ランクル70は球数が減る一方なので、ある程度の底堅いリセールバリューが期待できるが、再再販ランクル70は基本的に増え続ける。このことからリセールバリューに他のランクル70より不安があるのは事実だろう。
仮にMTが追加設定されなければ、いずれは再販ランクル70との価格逆転も起こりうると推察される。
再販ランクル70は角目だ、ガソリンだと辱められてはいるが、その実は過去最大出力のエンジンを搭載した7000台しかないランクル70。
是非、再再販ランクル70に拘らず再販ランクル70の中古車もご検討あれ。
[理由7]SUVブーム終焉
ちょうど2014年のランクル70再販前後あたりから(は当方の認識)続く空前のSUVブーム。
出せば売れるとあって国内外の各メーカーが競うようにSUV車のラインナップを増やし続けている。
普通の乗用車モデルだって「クロス」をつければ立派にSUVの仲間入り。
ブームの最中に居ると、まるでその終焉など永遠に訪れないような錯覚に陥るもの。
しかし、あまりに勢いよく上昇したものは、いつか失速して急降下するのが世の常。
バブル期のクロカン車ブーム、日本のバブル経済、某近隣国の不動産市況、鬼滅の刃人気、一発屋の芸人、などなど例を挙げればキリはない。
ふと冷静になったとき、自宅駐車場を無駄にデカくて頑丈な鉄の塊が占拠する事態にならないか、よく考えて行動した方がいいかもよ。
[理由8]アウトドアだから?
今時のオシャレアウトドア雑誌の表紙を眺めていると、釣り、キャンプなどのアウトドアレジャーのお供にする車の代表格の一つにランクルが入っている感がある。
しかし、整備されたオートキャンプ場の往復に果たしてランクル、ましてやランクル70である必要があるのか?
行って帰るだけなら大抵のキャンプ場はシャコタンでなければデミオ(例)で問題ない。
もちろんスノーピークのキャンプグッズをオシャレシェルフに並べるが如く、オシャレアウトドアグッズの一つとしてランクル70を並べるのなら、一貫していて何もおかしくない。
当方からしたらランクル70よりオシャレな車などこの世にないのだから。
せっかく行くキャンプ、どうせならオシャレに楽しめた方がいいし、そのために高級品を揃えられるのは羨ましい限り。
しかし、ルーフに大きなものを乗せるならランクルのようなハイルーフ車は逆に大変だし、ディーゼル車の大きなエンジン音はキャンプ場でご近所迷惑にすらなる。
荷室だって広ければ広いだけ無駄なものを持ち運ぶだけで、荷物をいかにコンパクトにするかもまたアウトドアの達人への登竜門。
合理的に楽しむだけならランクル、ましてやランクル70である必要はないかも。
と言うことで、キャンプ=ランクル70かどうかは11/1以降に心を落ち着かせてじっくり検討する事を推奨。
まとめ
ということで、私利私欲にまみれた記事は、非常にスムーズに書き上げることが出来た。
この記事を少しでも多くの再再販ランクル70を買おうとするライバルの皆さんに読んでいただき、発売直後にオーダーすることを躊躇い、再考していただける事を願うばかり。
そして以下の諺を送りたい。
- 急いては事を仕損じる。
- 慌てる乞食は貰いが少ない。
- 急がば回れ。
取り敢えずオーダーして納車まで考えるなんて姑息なことを考える輩はお仕置きよ!
20年前までロングとショート乗ってました。で、同時に長年ジムニーも数台に渡り所有していて思うのは、ナナマルにMTが必要か?ってことですね。
今でもFJやJB23でブロンコや富士ヶ根に遊びに行きますが、トライアルでなければ基本ATで十分だし、ATでなければ逆に全てにおい辛いかな。。
ジムニーはMTでないと楽しめないのは変わらない考えですが。
ランクル70だからMTと言ってる人にはその通りなのでしょうね。そもそもクルマに乗る際MTの方が楽しいからという人も当方含め一定数いるでしょうから、やはり期待はしますね。
70購入を躊躇している人はみんなMT追加を諦めきれない人が多い印象ですね(自分含め)
最悪、ATからMTへの載せ替えを検討しているのですが、車検や不具合等のデメリットはあるのでしょうか?
ぷーやんさん
再販ランクル70のAT化を純正部品を使ってやっていた(株)KOCに相談してはどうですか。https://www.4x4koc.co.jp/