究極の選択?バンorピックアップ ~2台持ちサヨナラに向けて~

究極の選択?バンorピックアップ ~2台持ちサヨナラに向けて~

まえおき

いつまでもは許されない再販ランクル70、バンとピックアップの2台持ちという贅沢。

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バンかピックアップか、こんな辛い選択、できるんだろうか。

でも、徐々に頭と心の整理をしておかないといけないので・・・

2014年夏前、ランクル70が再販されるという情報を得てすぐに思ったことは2つ。

なんでバンはナローじゃないのか!

ピックアップはカッコイイけど買うのは現実的じゃない。

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ピックアップにどうしようもない魅力を感じつつ、バンを買ってナロー化するという選択肢しかないと諦め半分、バン購入を即決。

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そして、それで終わりのはずだったのに、2015年3月頃、販売終了が迫り、2度とないかもしれないランクル70ピックアップの新車販売を逃して良いのかと、沸き起こる気持ちを抑えられず、ちょっと話を聞くつもりのディーラー訪問から、あれよあれよと調印。

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長年、平成8年式のランクル80、最後はボンネットとルーフの塗装が剥がれてきて、寂しげな状態だった車に乗り続けてきたのに、まさかの一年の間に2度もの新車購入とは・・・10年待ち焦がれたとはいえ、やり過ぎ。

元々は住宅ローンは長期固定派、転職なしの超安全志向タイプ。

生活費の大半を車に注ぎ込むヤンチャな人とは全く縁のない人間だったんだけど・・・

あれ以来、胃が痛む日が増えたような気がしなくもない・・・

余裕満点のセレブが車庫の肥しに何台も車を購入するのとは全く事情が違い、期間限定、最長2年のお試し2台持ちというのが最大の家族&自分への言い訳。

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これから子供も大きくなるし、オリンピック後・アベ後の経済も不透明な中、こんな危うい状態を継続するわけにはいかない・・・

長い前置きの果てに考えるのは、記事タイトルにあるとおり、どちらかのランクル70を手放すための究極の選択について。

残り1年を切る今、一旦自分の頭の整理しておくことにした。

比較検討

まず、比較すべきポイントを洗い出して、各項目で点数をつける。

これによって最後は点数で答えを導き出せるはず。

点数配分が難しいけれど、取り敢えず単純に全ポイントを5点満点の相対比較でやってみる。

街乗り的ランクル70(76or79)比較ポイント1 インパクト
2 カッコよさ
3 走り
4 とり回し
5 荷台(荷室)の使い勝手
6 キャビン内の快適性
7 リセールバリュー
※個人的価値観でポイントも結果も変わるもの。分かってないとか鼻息荒くされてもちょっと・・・

インパクト・存在感・目立ち度

正直、この項目を立てた瞬間、ピックアップ優位に決まってるじゃん、と思ってしまう。

実際はどうだろう?

バンの名誉のために言えば、自分を含め、ランクル70を以前から知っているマニアな人ならば、良くも悪くも再販ランクル70のバンを見かけても「おっ」とか「あらっ」となるはず(眼中ねぇよ、という人はチョット頑張り屋さんか、視力・注意力に問題があるか・・・好きにしろ嫌いにしろ、とりあえず見るでしょうねぇ。)。

でも、ランクルとランドローバーが違うことも分からないような(バカにしてるのではなく、それが普通ということ)普通の人が見ればちょっと古っぽいカクカクしたヨンク。

物珍しさはあっても、「好きなんだね~」「デカくて困らない~」「税金高くない?」「燃費すごくない?」といった程度の反応しか期待できない。

ところが、ピックアップの場合は、自意識過剰気味に歩行者含め周囲の反応を見たり、知人・友人の反応を聞いたりしていると、ランクルファンでなくても、カイエンがカッコいいと言う人でも、車に詳しくなくても、これまた良くも悪くも

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「おっ」
「カッコイイ」
「ワイルドだなぁ~」
「何これ」
「この荷台、何に使うんだ」
「よくこんなの買うな」
「こんな車、売ってるんだ」

といった何らかの反応が起こりやすい。

もちろん、自分の子からも、他人の子からも(ここは素直に)大人気。

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荷台に乗りたがらない子供がいたらチョコボールの金のエンゼル級のレア度(近くにそんな子がいても、知りたくないので連絡無用)。

どんなに自意識過剰、ナルシストと罵られようと、嘲笑されようとも、これが現実。

ということで、この点ではピックアップが秀逸。比較するならバンは普通。

・ピックアップ 5点
・バン 3点

カッコ良さ

この項目は、自分の価値観のみ。

直感的にはピックアップを4点というのは違和感があるけれど、バンとの相対評価なので仕方ない。

自分の超マイナー志向がもろに反映していると思われるけれど、とにかくピックアップはカッコ良すぎる。

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凸凹斜面にオープンデフで挑むも苦戦する乱丸さんの79

極論すると、ピックアップは誰が見てもカッコイイ(俺はカッコいいと思わない、という方は思っといてください。それもこれも自由。)、派手にカッコイイ。

バンは知る人が見るとカッコイイ。

地味にカッコイイ。

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いぶし銀のテクニックを見せつける↑矢印さんの76

だからバンの勝ち。

理解を助けるための例としては、キャプテン翼でいうと、ピックアップは翼くん、バンは岬くんであって石崎くんではない。

余計分かりにくいだろうなぁ~

・ピックアップ 4点
・バン 5点

 走り(街乗り)

ランクル70のピックアップは、意外(?)なことに街乗りで運転しやすい。

ド素人の自分的にはこれが本当に意外。

まず、ピックアップ納車直後、真っ先に感じたのは直進安定性。

回転半径の大きさに気を取られて、操作しにくいような思い込みがあったので、ビックリ。

勉強してみると、ホイールベースの違いが影響しているらしい。

ホイールベースの違いは以下のとおり。

・バン 2,730mm
・ピックアップ 3,180mm(+450mm)

この約0.5mのホイールベースの差によって、自分のような素人にも分かるほどピックアップの直線安定性は高い。

再販ランクル70のカスタムの定番メニューの一つ、社外ステアリングダンパー装着について、以前、やまさんから「ピックアップはそれほど必要ないかも」と言われたことがあったけれど、今思うと、このことを踏まえてのアドバイスだったと分かった。遅いな~

ランクル70にカンサスステアリングダンパー装着後

そして、次に感じたのが、峠道によくある減速を促すための凸凹(バルタン星人製造機)を走ったときのリアの跳ねの違い。

バン、ピックアップ、どちらもサス・ショックはノーマル状態で納車直後に走ったけれど、前後ビルシュタインショック&スプリングだったランクル80からの乗り換えだったこともあるにせよ、バンの時はビックリするほど、というか笑えるほど、お尻がバウンドするような感じがあり、家族で大笑いした。

でも、ピックアップは(バンでの慣れもあるにせよ)、かなり大人しい跳ね方で拍子抜け。

素人的には車重の差(バン 2120kg、ピックアップ2220kg)、つまり重たい=跳ねにくいということなのかなぁ、と思ったのだけれど、これまた勉強するとホイールベースの長さが好影響を

計算は弱いので、お絵描き(一応CAD)で確認してみたところ、確かに同じ15℃の傾斜で乗り越えられる高さはピックアップが約81cmなのに対して、バンが約70cm(誤差はあるけど、さほど的外れではないはず。タイヤ、サス、ショックの変形は考慮外)ということで、約12%の差がついた。

同じ段差を乗り越えたなら、ピックアップの方が上下動は少なく済むという事がようやく理解できた。

バンが走りにくいわけではないのだけれど、乗り比べると、ピックアップの運転しやすさは素人にも分かるほどなので相対評価でこの結果。

・ピックアップ 5点
・バン 3点

とり回し(小回りが利くか)

これは全長、回転半径の差そのものだけれど、間違いなくバンに分がある。

全長の差は460mmでピックアップが長い。

・ピックアップ 5270mm
・バン 4810mm

回転半径の差は 0.9mでピックアップが大きい。

・ピックアップ 7.2m
・バン 6.3m

全長が長くても、バックカメラを装着していれば、普通の場面でぶつけることはないし、回転半径が大きくたって、切返せばいいだけ。

といえばそれまでだけれど、実際問題、市街地の狭い道路で、部分的に片側交互通行になる場所があったりすると、どうしても狭い後続車ビッシリみたいな、ところでバックして道路脇に車を寄せたり、小道に逃げ込んだりしなければいけない場面が出てくる。

自分的にはこの手の車の操作は下手ではないと思っているし、バンでは全然平気。

でもやはりピックアップではそういう道に入るのはちょっと億劫になってきて、敢えて大渋滞の海沿い国道134号線を選択することが増えてきた。

先日、それでもあまりに国道134号線の渋滞がひどいので、ピックアップで抜け道に入ったところ、海水浴客やら観光客の車やらでごった返す中で、小道に逃げざるを得なくなって、ステアリングを大きく切って、曲がろうとしたら、バキャっという爆音。

みんながウワ~、デカい車でこんな道に入ってくるからだろ~アホだな~、みたいな感じで見てるし、あちゃ~、対向車のレンタカープリウスのバンパーやっちまったか~

ということがあった。

幸いなことに、その音は、道路に置かれたペットボトルを踏んだものだったので、事なきを得たけれど、それもトラウマに・・・本題とは関係ないな。失礼。

あとは都心部のコインパーキング、有料駐車場ではスペースが狭くて何度も切返さなければいけなかったり、平面式の2階建て駐車場でも全長5mを超えるということで駐車お断りされたこともある(江の島の手前側の駐車場。看板には5m超はダメとはっきり書いてあるので、駐車場は悪くない。)。

まぁ、絶対無理とか、駄目とかいうつもりはないけれど、小狭い都心部や狭い道路の多い旧市街の多い場所では暮らしにくいのは確かだと思う。

ちなみに、全幅だけはオーバーフェンダーのあるバンのほうが10cm大きいとはいえ、今どきの普通乗用車サイズと比べてそう大きいわけではない1870mm(ちょっとした外車のセダンでこれより大きい車はザラ。)なので、普通の運転技術があれば取り立てて困る様な場面はほとんどない(はず)。

・ピックアップ 1770mm
・バン 1870mm

これを踏まえた評価は以下のとおり

・ピックアップ 2点
・バン 5点

荷台(荷室)の使い勝手

バンの荷室は室内、ピックアップの荷台は屋外、これは評価が本当に難しい。

ピックアップを持ってみて使えば使うほど難しくなってくる気がする。

ここではピックアップの荷台が屋根なしであることによるメリット・デメリット(ほぼ反対がバンのデメリット・メリット)で考えてみようと思う。

◆メリット

・汚いもの、濡れたものをそのまま積める(キャンプ用品、釣具、粗大ゴミ、材木)

・子供の遊び場になる(シートを張ればプールになるらしい)
※荷台の容積=1520mm×1600mm×400mm=0.97m3=約1トンなので、満水だと過積載。半分0.5トンに抑えると水深20cmしかない。タイヤハウスのでっぱりをとかを考えて、水深30cmくらいならいけるかな。まぁ、走るわけじゃないからねぇ~

・キャノピー、幌、トラキャンなどカスタムのバリエーションが豊富

・幌、カバーなどを備えれば、大容量の収納となる。

◆デメリット

・雨が降る(可能性がある)ときは、濡れては困る荷物を「そのまま」では積めない。

・風で飛ぶようなものを「そのまま」では積めない。

・落ち葉はじめゴミがたまる(日常カバーしてないから、台風の後とか・・・)

・荷物が一定量を超えると、気楽に積むことができなくなる(それ相応の幌、キャノピーボックス、バンド、ベルトなどを用意し、使いこなせる必要が出てくる)

端的にいうと、遊び心をくすぐり、色々なカスタムも楽しめるのがピックアップの荷台。

多少の不便もそれを考えると我慢できるかどうかが評価の分かれ目となりそうだ。

自分はというと・・・平凡なサラリーマン

子連れファミリー・・・アウトドアレジャー大すき、カスタムもしたい・・・本当に決め難い。

一応差をつけなければならないので、評価は以下のとおり。

・ピックアップ 5点
・バン 4点

キャビン内の快適性

実用性を語る上で外せない快適性。いわゆる乗り心地、は「走り」で書いたとして、ほかに何かあるかと考えると、ピックアップの優る点が2つ。

◆エアコンの効き

乗り比べるとこれまたとても良く分かるけれど、ピックアップは荷室空間がない分、エアコンの効きがすこぶる良い。

空間の広さが違うのだから容易に想像が付くこととはいえ、この差は結構大きい。

バンはせめてリアシート用の冷房吹き出し口が欲しかったなぁ~、まぁ、そのせめてもの償いなのか、バンのルーフ内側にはささやかながら断熱材が貼ってあるんだけど、あれでは焼け石に水でしょう。

 

◆空気の清潔さ

これもトラックに乗ったことなんてなかったので、新発見だったのだけれど、ピックアップは清潔。

トラックなので、用途的には野外仕事系を広くカバーするから、泥だらけ、ほこりまみれみたいなのが普通だと想像してしまっていたのだけれど、実は全く逆。

その手の汚れ物などは荷台に積載するので、キャビン内とはきっちりと隔離されていて、室内空間は清潔に保つことができる。

もちろん、バンだって収納の仕方に気を付けたりすればある程度隔離することはできるのだけれど、どんなに頑張ってもタイヤを車内に置いておけば、ゴムの臭いは充満するし、カビだらけの汚い粗大ごみを載せたり下したりする時も含めてカビの胞子を完全に封じ込めるのは結構難しい。

さて、それらを踏まえた評価は以下のとおり。

・ピックアップ 5点
・バン 3点

リセールバリュー

どちらかを売る前提で物事を考えると、リセールバリューの高いものを手元に置いておきたい、という考え方もあるけれど、相場がどうなるか分らないのだから今、高く売れるほうを売るほうがいい、という考え方もあるが、この項目を評価するに当たっては、やはりいいものを手元に置きたい、ということでリセールバリューの高いほうを高得点とする。

さて、このランクル70、バンとピックアップそれぞれのリセールバリュー、お題として掲げたはいいけれど、なんとも難しい。

考え付いたり、聞いたことのある評価に関係しそうな考え方を列挙してみると以下のとおり。

①バンとピックアップの売れた台数は概ね3:1。端的に言えば、バンを欲しい人がピックアップを欲しい人の3倍いるので売りやすい=リセールバリューも高い。

②ピックアップは2000台弱しか製造されなかったレア車。レアもの故のプレミアム価額が維持される可能性は高い。

③バンもピックアップも販売台数の違いはあれど、「台数限定」販売でなかった以上、どちらかの需要だけが高止まりして残っていることはない、つまり潜在需要におけるバンとピックアップのバランスも同じと思われるので、リセールバリューも同じ。

④ピックアップは遊び心で買った人がバンより多そうで、実際の生活における使い勝手は必ずしも良くないので、早々に手放す人も多く、販売台数に占める流通中古車の割合が高く値崩れする可能性がある。

⑤ピックアップは販売台数の少なさ故に、需要はさておき、買取専門店、中古車業者などが目新しさ故に高値で買い取る可能性がある。

さて、本当ならマーケットの様子を見て調べたいところだけれど、まだ初回車検を迎えない車が多い中、中古車の本格的な流通が始まっていないので、難しい。

そんなわけで、色々書いたことを眺めながら自分なりの結論を一つ。

やはり、超当たり前でつまらないけれど、③じゃないのかな~、採点結果は以下のとおり。

・ピックアップ 3点
・バン 3点

項目の存在意義がなくなってしまったけれど消すのもなんなので残しておくことにした。

まとめ

ということで、実は結果は今の気持ちとは反対なんだけど、見事ピックアップに軍配。

******項目*****
           79VS76
1 インパクト     5点: 3点
2 カッコよさ     4点: 5点
3 走り        5点: 3点
4 とり回し      2点: 5点
5 荷台の使い勝手   5点: 4点
6 キャビン内の快適性 5点: 3点
7 リセールバリュー  3点: 3点
****合計**** 29点:26点

最終判断は1~7の項目の何を重視するかの軽重を加味しないといけない(結局、気分一つみたいなものだ)けれど、とりあえず、現時点ではここまでにとどめ置こう。

何となく、それぞれの車の魅力と気持ちの整理整頓ができたような気がする。

どちらかとお別れするその日が来るまでの幸せなひと時をせいぜい満喫しよう。

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