ランクル70ホワイトのバン(GRJ76K)オーナーのはしょれメロスさんの投稿 |
ランクル70のショックアブソーバーを交換しました。
毎日の痛勤が高速8割の110Kmなので、疲労緩和を目指しショック交換をします。
ホントはスペースギアでも使用していた減衰力調整のできるRANCHOが欲しかったのですが、、値段が、、、
PROCOMPは柔らかいとのレビューが多いので、山道が不安になりES3000より硬い設定のES9000をチョイスしました。
長文になってしまいましたが、DIYで挑戦しようという方は、読んで損はありませんョ!
まずは前篇 ~ハナ歌まじりに リアショック交換~
17mmのボルトで上下が留まっています。
車体側にショックを留めるためのカラーがあるので、ボルトは脱落防止の役割しかありません。
つまり、普通のトルクで締まっているので、よくある17-19のメガネレンチとラチェットレンチがあれば十分です。
純正ショックを外すと自重でだら~んと伸びます。サイドブレーキのワイヤーが邪魔ですが問題なし。
PROCOMPはGASショックなので、放っとくと最大長まで伸びた状態になります。
せっかくPPバンドで留めて縮めてくれてあるので、バンドを切らずに上側を仮留めします。
バンドを切るとショックが伸び始めるので、すかさず下側へ嵌め込みます。
ブッシュのゴムが硬いので、少しグリスをぬっておくと楽になります。
それでも渋いので最終的にはプラスチックハンマーで叩き込みました。
後はブーツを整えてタイラップで固定。ステッカーを貼って完成です。
ある程度機械イジリのできる人なら30分掛からないと思います。
☆★ Tips ☆★
ついでですので、リーフの前端(シャックルの無い方)にジャッキを掛けて持ち上げてみてください。
リーフの重なった部分に隙間ができています。ここにグリススプレーを吹いてあげると板間摩擦を軽減できます。
リーフの動きが良くなるので、乗り心地とOFFでの接地性が良くなります。意外に侮れない改善がありますよ。
ジャッキのストロークが400mmくらい必要です。リジットラック(ウマ)を必ず掛けて下さいね。
ノートくらいのダンボールをリーフの向こう側に当てて吹けば、ブレーキやタイヤにグリスを付けずに済みます。
バイク用のチェーンオイルが耐水性が良くて長持ちします。
では後編 ~ハナ水まじりの悪戦苦闘 フロントショック交換~
フロントショックは、ショック軸線上の両端にボルトが出ています。
ショック本体は筒なので、車体側・ホーシング側別々にクルクル回ってしまいます。通常はダブルナットになっていたり筒側にスパナが掛かるようになっています。
GRJ76Kの場合、ボルトの先端にモンキーレンチが掛かるようになっています。
ハンドルを一杯に切れば手が入るので、まずは上側のナットをモンキーで回り止めしながら17mmのメガネでシングルのフランジナットを緩めます、、、、、が、、、、、、!!
スペースの関係で通常の2段曲がりのメガネレンチは入りません。フラットで首だけ曲がっているものが必要です、、、、が、、、、緩みません。めっちゃ締まっています。
モンキーでは止まらず、バイスプライヤーで咥えてみましたが、、、ダメでした。
急遽工具屋へ走り、ロングのコンビネーションレンチと、ラバーベルトレンチを買ってきました。
ショックが回ってしまわないように、ラバーベルトレンチをショック本体に掛けながら緩めます。
ナットを外してみたら、、、、カシメてある、、、ナットを潰して緩み止めしてありました。
んなもの、先端のちっこい所をモンキーで挟んで緩むわけね~~~~だろ!!
下側はショックの外径が小さいのでラバーベルトレンチは滑ってしまいました。
ゴムをショックに巻くなどの滑り止めが必要だと思います。
スペースがあるのでエアインパクトレンチで緩めました。、、やっとナットが外れました、、、、が!
フロントは純正もGASショックなので、伸びようとしています。縮めなければ抜けません。
硬くてとても縮まないので、フロントサスアームの根元をジャッキアップして抜きました。
リジットラックを必ず掛けて下さいね。
外してみるとボルト穴は大きくて、大きな特殊ワッシャーが嵌っています。
純正ショックは14mmのボルトで取り付けられています。
PROCOMPは10mmのボルトですので特殊ワッシャーを入れても穴がデカ過ぎますが、仕方ありません。ショックの縮み側の力を受けるようにワッシャーは取り付けてみました、、、、、が、、、、ネジが短くてナットが掛かりません。
仕方ないのでナット側のゴムブッシュ(4個)を短くしました。カッターで切れますが、硬いです。
上側のナットはブーツの嵌る部分を、ウオーターポンププライヤー(ウエス等でキズ防止)で咥えて締めます。
下側のナットはラバーベルトレンチでショックを固定して締めました。
後はブーツを整えてタイラップで固定。ステッカーを貼って完成です。
悪戦苦闘して道具もいろいろ試したり、購入したりで半日掛かってしまいました。
要領がわかったので、次回は1時間程度で出来ると思います。
~ インプレッション ~
タイヤ/BS DUELER AT694 LT265/75-16 3.0Kg/cm2
ホイール/ブラッドレーV 16*8.0JJ 0
※ライトトラックタイヤで空気圧高めです。
乗り出してすぐにマンホールや路面の継ぎ目などの当たりが柔らかくなったことに気付きます。
純正は細かな段差まで全て振動となって伝わりましたが、路面が滑らかになった気さえします。
踏み切りも「ドンドン ドタドタ」が「トントン トタタ」になりました。
かといって、普通の信号や一時停止などでノーズダイブが気になることはありません。
いきなりハンドルを切ればロールしますが、ブレーキングで荷重を掛けて曲がればロールも気になりません。
高速への合流で回り込むように下っているのですが、自然に踏ん張ってくれています。
純正もロールは少なかったですが、比較すれば「踏ん張る」と言うよりも「突っ張る」感じでした。
高速道路の60~80Km/hでは路面のうねりでふわふわ感があります。しかし、80Km/h以上になるとなぜかビシッっと締まった感じになります。
横風に煽られる感じもありません。
なんだよ、ステマか!? と言いたくなるようなインプレッションですが、ホントに不満がありません。
確かにノーマルよりはロールが大きくなって、、、てか、ノーマルがロールしないですもんね。
クラウンとは言えませんがw、トラックではなく乗用車の乗り心地になりました。
25000円程度でこれならば大満足ですし、奥さんを乗せるたびに「乗り心地が、、、」
はしょれメロスさん、分かりやすい情報ありがとうございます。
リアを見たときは、「おっ、できそう」と思ったんですけど、フロントを見て・・・ド素人な自分が残念でなりません。
でも一度くらいショック交換してみたいので、是非、今に挑戦してやろうと思います。