久々の新車、記念すべきランクル70バン(GRJ76K)納車日からあと10日で丸1年。
最近、乗っていて気になることが1つ。
特に3速、4速で低回転になったようなときに振動が大きくなるとともに、助手席側から聞こえてくるビビり音。
いつから出ていたか分からないし、もしかしたらルーフデッドニングなんかやったりして相対的に目立つようになったものなのか分からないけれど、明らかにある周波数に反応してガタガタに近い音が聞こえてくる。
特に音楽を聞くわけでもなく、音響にこだわりがあるわけでもない鈍感な自分が気づくのだから、相当大きい音のはず。
気づいてからもしばらくは、この車はガラスがガタガタいうから、その関係の音で仕方のないものかな、なんて優しく包み込もうとしたりしたのだけれど・・・この手の音は、一度気になるともう止まらない。
十数年乗った熟車ならいざ知らず、新車で納車からまだ1年とたたない車から、そんな音がでるはずもないと思っているし、ましてやピックアップからはそんな音は出ていない。
そうなるともう、疑うのはド素人の施したカスタムのみ。
過去の経験からすると、音が出ていると思う場所、聞こえてくる場所は原因箇所とあまり関係ない場合が多くて、意外な所の不具合が原因になっていることがあるもの。
そんな思いこみでDIYで引きまわしたナビ、バックカメラなどの配線を手当たり次第に確認して、これでもかと音がでないように対策してみた。
しかし、一向に収まらない。
きっと自分がいじったのが原因だから、ディーラーに持って行ってもなぁ・・・なんて思っているときに、たまたま助手席開けた状態でドアの内貼りを手で叩いてみると、なんてことはない、助手席ドアの内側からあの音が出ている。
あら?ドア内部なんか弄ったことないのに、まさか新車のお前がビビってるなんて・・・
という長い前置きの結果、どうやら原因箇所は音の聞こえる場所のまんま、助手席側ドアの内側のようなので、とりあえず内貼りを剥がしてみることにした。
少しでも車を弄る人にとっては何てことないだろうけど、自分を含め、内貼り剥がそうなんてそうそう思わない人もいると思うので、一応外し方から。
とりあえず、外すネジはわずか3つ。
1つはドアハンドルのところにあるネジ。
このネジを外して、ハンドルの本体?土台?を横にスライドさせるとドアの鉄板から外れる。
あと2つは窓のスイッチのある部分の下にあるネジ。プラスチックの蓋が付いているので、マイナスドライバーでコジって開けた。
そして、パワーウインドウスイッチを力任せに持ち上げてコネクターを外す。
あとは19個のクリップで止まっているだけなので、力任せにバリバリと剥がす。
このクリップは力任せにやっても壊れないので助かる。
さて、内貼りを剥がすと、ブチルゴムで張り付けられたビニールが付いているけれど、原因箇所を突き止めるために、一旦全て剥がして、ドンドンとドアを叩いてみる。
明らかにあの音が出ているのが確認できるので、もうゴールは目の前、と思うのに、なかなか原因が突き止められない。
金属音に聞こえるので、裏側に手を入れて緩んでいるボルトはないか、振動している金属はないかしばらく原因を探すけれど、全然見つからない。
それでもしばらく探し続けていると、ようやく犯人を発見。
以外にも、犯人は金属ではなく、クリップ。
パワーウインドウスイッチに繋がるコネクターの配線をドアに留めているクリップから明らかに音が出ている。
配線経路を見ると、全部で4か所同じクリップが使用されているけれど、音が出ていそうなのは上方の2箇所。
クリップに対して鉄板が薄いのでクリップが遊んでしまってビビり音の原因になっている。
原因さえわかれば、あとはどうにでも、ということで、とりあえず今回はケーブルタイがあったので、それをクリップに咬ませて遊びがないようにした。念のため、4か所全部。
これで音が消えたか、確認のために走ってみたところ、あの気になっていたビビり音は完全消滅。
ピックアップも、そしてバンの助手席以外も同じクリップを使っているだろうに、なぜバンの助手席だけなんだろうか・・・
疑問は残るが、とりあえず良かった良かった。