光軸アウトで再検査!でもランクル70ユーザー車検マニュアル?

愛車再販ランクル70(GRJ76K ホワイト)の毎年恒例の車検の時期が来た。2月13日が期限だけど、今回はユーザー車検にするので、早めに受験。

へっぽこ珍道中の流れをマニュアル風にまとめてみた。

車検の準備

車検の予約

独立行政法人自動車技術総合機構のHPで受験したい日時を選んで予約する。

初めてのときは「新規アカウント登録」が必要。IDとパスワードが発行される。

ログインして「検査の予約」を選択。

「●受検検査場の選択」を選択。継続検査ならどこでも受験可能だけれど、構造変更などは管轄が限定されているので、要注意。

次に「検査種別の選択」で「継続検査」を選択。

そして「検査車種の洗濯」で「中型/大型車」を選択して、「次へ」をクリック。

すると選択した会場の予約の空き状況が表示されるので、希望の日時(1日が4ラウンドに分けられている)を選択。

住所・氏名・車体番号などを入力する画面が出るので、したがって入力。次へをクリックして予約完了へ。

予約番号が発行されて、画面に表示されるのと合わせてメールも送信されてくる。

当日、受付窓口で番号を聞かれる(紙に書いて提出を求められたこともある)ので、伝える。

ちなみに、取り消しは前日までに、などという注意書きがされているけれど、今回、道が混んでいて遅れそうだったので、時間変更できるか試してみたところ、ネット上で取り消し、変更などすることができたので、システム上は可能だけど、なるべく前日までに、という注意喚起の模様。(今後変わる可能性もあるのであしからず)

持ち物

①車(これ大事)

②車検証(①があれば忘れようがないでしょうけど)

③現金(最低限 38,070円・・・一発合格なら)

④バインダー(書類を受け渡しするのに便利でほぼ必須)

従来は車検時の持ち物に「自動車税の納税証明書」があったのだけれど、神奈川県では自動車税の納税証明書は平成27年4月から国土交通省(運輸支局等)と都道府県のシステムを連携させることにより、自動車税の納税確認が電子化されたため不要となっている。ただし、例外があるので、詳しくは神奈川県のHPで確認のこと。

あとはブレーキの検査で一発合格するため、脚(フットブレーキ)と左腕(サイドブレーキ)を鍛えておくと、なおいいでしょう。

検査場の配置図

神奈川運輸支局の配置は添付の図面のとおり。

自賠責保険と税金支払いの順序は前後しても問題ないけれど、それ以外はこの矢印の順に移動して検査を受ける。

1 代書屋で自賠責保険に加入

2 申請書類様式を手に入れて重量税と手数料を支払う

3 申請書を受付で提出

4 検査ラインで車の検査を受ける。

というのが大きな流れ。

車検当日

その1 自賠責保険加入

自分の場合は、まずは最初に自賠責保険に加入。

神奈川運輸支局の場合は公の敷地内になぜか代書屋さんを構えているので、そこで済ませる。

③建物の向かって右側にひっそりとある入口を入ると、窓口が二つ。

2人の女性が受付しているので、自賠責保険お願いします、といって車検証と古い保険証券を渡すと、2~3分で完了。

ここで自賠責保険料(12か月分)の23,970円を支払った。

その2 申請書類入手&重量税・手数料支払

次は③の建物へ。

以前、申請書類は入って左側の窓口で数十円で販売していたので、「継続検査の書類ください」というと、「無料になったので、あそこから3種類とって行ってください」とのこと。

やっぱりねぇ、あの書類を数十円で売るってのはどうかと思ってた。まぁ、税金で作ってるんだから無料じゃないけど・・・

とりあえず、改善された感じでいいじゃない、と思いながらラックから書類を取る。

そして同じ建物内に重量税と手数料を支払う窓口があるので、そちらで車検証を出して「継続検査です」と告げる。

ここでは以下の金額を支払う。

・重量税 12,300円

・検査手数料 1,800円

(ここまでで自賠責と合わせて合計38,070円)

支払うと、印紙と証紙を渡されるので、③建物内のカウンターで申請書類に貼り付ける。

(書類の記入はここではしないようにという注意書きがあちこちにあった)

▲写真は検査後のものなので、色々書いてあるけれど、この時点では印紙・証紙が貼ってあるだけの状態。

その3 検査受付

必要なものはそろったので、次は申請書類を記入。

②の建物内に入って右奥にユーザー車検の受付窓口があるので、その近くのカウンターで記入する。

記入例などが掲示されているので、それを参考に記入すれば難しいことはない。

窓口に出すのは以下の書類

  • 記入した書類3枚
  • 自賠責保険証券
  • 車検証

予約番号も聞かれるので答えられるように用意しておく。

今回は後整備なので、点検整備記録簿は出していないけれど、事前に整備した場合はそれも合わせて提出する。

受付の人が書類を確認してスタンプを押したりして、受付完了。

検査ラインに進むように言われる。

ちなみに、検査ラインはたくさんあって、どこに並ぶかいつもよくわからない。

お勧めラインがあるのか聞いたところ、1番か2番ということだったのでそこに向かうことにした。

その4 検査ライン・・・まさかのNG

いよいよ最後の検査ライン。2年ぶり、しかも前回は湘南で受験したのでここは3年ぶりでやや緊張。

ラインの建屋に入る前、待っている間に検査員が来て、次の項目などを検査。

  • ウインカー
  • ヘッドライト
  • ハザード
  • バックライト
  • ボンネット内
  • 室内(何を見てるのかは不明)
  • タイヤ&ホイール

「右にウインカー」とか「ブレーキ踏んで」とか優しく指示されるので従う。

このときは、指示が聞こえやすいように窓は全開にしておくほうがいい。

ここで検査ラインは経験あるか聞かれるので、いつも「あるけど時間が経って不安」と解答。

すると、素人認定してもらえて、ハザードを点灯して進むように言われる。そして、検査ラインでは補助してくれる人が付いて、手とり足とり教えてくれるので非常にありがたい。

少し待って、検査ラインに入る順番が来た。時間がたったとはいえ、何回も来ているので、やれば思い出すと思っていたんだけれど・・・

まずはサイドスリップ検査。これはただコースを進行するだけなので簡単。

次はブレーキ検査。前に来たときは前輪も後輪も同時にローラーに乗せて、あとはその場で前輪、後輪、それぞれのブレーキ検査を受けた気がしたんだけど、今回は、前輪を検査用ローラーに乗せてテスト。

合格してから今度は後輪をローラーに乗せるよう前進してから後輪のブレーキテストという流れだった。

前回と勝手が違う、と思ったのと、周りの音がうるさくて補助してくれる人の声もよく聞こえなくて、プチパニック状態。

前方の掲示板に出ている指示を見ればよかったんだけど、補助の人の指示に頼ろうとしすぎたのが敗因か・・・

それでも何とかフットブレーキは一発クリア。サイドブレーキも2回でクリアできた。

ほっとしたのも束の間、次はライトの検査と同時に排ガス検査。

排ガス検査は車から降りてマフラーに検査用の器具を差し込む。

排ガス検査をしている間に、補助してくれるおじさんがライトの検査をしてくれていたのだけれど、どうも表情が渋い・・・

排ガス検査が終わってしばらくしても、駄目だなぁ~、みたいな感じ。

何度もやってくれたみたいだけれど、結果はNG。

今までランクル80時代も含めて一度も予備検査なしで一発クリアしていたので、問題ないだろうと思っていたのだけれど、ついにこの日が来てしまったか・・・

チーン、という気持ちのまま次に進んで、今度は下回りの検査。

これで検査ラインは終了。

結局、ヘッドライトの光軸がNGだったので、再検査を受けるように、とのこと。

ちなみに、再検査2回までは、今回支払った手数料(1800円)で賄えるらしい。

ヨビケン&再検査初体験

「ヨビケン」で光軸調整

初めての経験だけれど、予備検なるビジネスが存在することは知っていたので、さっそくネットで近くの検査場を検索。

すると、ヨビケンというところがすぐ近くにあるようなので、そこに行くことに。

車検場から5分もかからずに到着。

特に予約もしてないけれど、お店の前に到着すると、コース内に誘導されて、光軸がNGになった、というと早速調整を開始してくれる。なんて頼もしいんだろ~

気になるお代のほうは2500円。ちなみに、事前に全項目の予備検査を受けるのは3500円とのこと。

次からあらかじめ来ようかと思わせるリーズナブル感だ・・・

検査場で言われた光軸の問題は、ローでは下向き過ぎ、ハイビームは右向きになっているということだったんだけれど、ここではハイビームを調整してくれるらしい。(ライトはハイかローどちらかがOKならいいらしい)。

ハイビームの調整開始時、計器の画面を見ると、明らか右側(の下)にズレてる。

やっぱりオフロード走行したりすると、ズレちゃうらしい。楽しく遊んだ勲章ということか・・・

それを調整してもらっていると段々と中心によっていくのが分かる。

ものの5分ほどで、調整完了。

気持ちよく送り出してもらって、早速再度検査ラインへ直行。

再度検査ラインへ

検査ラインに戻ると、そこは先ほどとは打って変わっての大渋滞。

どうやら、先ほどは第1ラウンドの時間帯の終盤で空いていたのだけれど、今度は第2ラウンドの時間帯の最初のほうで、混雑している模様。

あぁあ、と思ってふと周りを見ると、ホワイトナローの再販と同じ顔のランクル70がコース脇に停めてある。

ナローはいいねぇ、と自画自賛をこめて眺めていると、ナローなだけじゃない!

グレーのテッチンホイール、そしてシュノーケル、さらにボンネットにはエンブレム。

これは中東?中近東?仕様のゴージャスバージョンじゃないか?内装を覗き忘れたのが今思うと残念無念・・・

というわけで、写真撮影。

どこかのお金持ちかショップが輸入して登録に来ているんだろうなぁ・・・ディーゼルかどうかも確認しなかった自分が情けない・・・

まぁ、そんな興奮の一台を見て、車に戻ってはるか先の検査ラインの建屋に目をやると、今度はおそらく同じ再販ランクル70バンのホワイトのルーフラックにタープをセットした豪華カスタム車。

ハザードを点滅させてたので、おそらくユーザー車検。同じ日に同じ車で同じ場所でユーザー車検、奇遇ですな~

なんてことを思いながら、並ぶこと30分ほど。ようやくきた再検査。

ちょっとドキドキしたけれど、今度は見事合格!

あとはライン出口の小屋で検査完了のスタンプをもらって、その場で車検証とステッカーが発行されて車検終了。

結局、9時半頃に検査場に到着して、新しい車検証を手にしたのは11時半近かった。

いやいや、初のライト光軸NG、いい経験になった。

まとめ

初の再検査があったりでちょっと手間取りながらもなんとか車検は完了。毎年車検なので、2年に1回はディーラーで、受けて、あとはユーザー車検、というペースで行く予定。

結局今回のユーザー車検でかかった費用は以下のとおり。

  • 自賠責保険      23,970円
  • 重量税        12,300円
  • 検査手数料     1,800円
  • 光軸調整(ヨビケン)2,500円
  • 合計                             40,570円

※法定点検費用等含まず。

ちなみに、車検に出かける前に発煙筒の有効期限を見たら、2018年7月までになっていたので、そろそろ買い替えが必要になる模様。

皆さまも車検前に一目確認しておいたほうがよろしいかと。

「光軸アウトで再検査!でもランクル70ユーザー車検マニュアル?」への4件のフィードバック

  1. お疲れ様でした。僕はいつもヨビケン通してます。今日国交省からユーザー車検後に点検しましたか?って問い合わせが来てました。

    1. 予備検、一度本番で引っかかって出戻りする面倒を体験すると、やっておきたくなりますね。
      以前は後整備でズルズルだったのを国土交通省もチェックしはじめたんですね。
      正しい方向とはいえ、うがった見方をするとユーザー車検は業界的には美味しくないでしようし、ユーザー車検を通した後整備の車はディーラー入庫拒否とか、これから起こるのかもしれませんね。

  2. お疲れ様です!自分も先々週、ユーザー車検を初体験してきました。こちら愛知ではラインに入る前に排ガスの検査がありました。そこまでよかったんですが 始めてで少々パニックでオロオロしてたら検査官が付きっきりで教えてくれて、ちょうど私が午前中一番最後だったので『普段はこんなに付いて回れませんから次回から予習してきて下さい』と言われました。
    次回も一番最後に並ぼ 笑

    1. お疲れ様です。はむさんが初体験とは意外です。パニック、やっぱりなりますよね~、あの独特の雰囲気、飲み込まれるんですかね?
      私の場合、次からは慣れてプロに迷惑かけないようになるかな、と思うものの、年に一回とか二年に一回だとどうしても前回の記憶も薄まっていて、やっぱり毎回パニックです・・・
      やはりはむさんの戦略のように並ぶタイミングとか行く時期でなるべく空いているところを選ぶくらいしかなさそうですね。
      私も今回の経験で、ラウンドの後ろの方の時間がねらい目だな、と思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA