すっかりクルマニアになった小人の車の本を買いに訪れたブックオフ。
そこでとても面白い中古本に出会った。
車の本を見に来たのにカエルの本に釘付けの小人。
その傍らで車雑誌コーナーを見ていると、古い4×4MAGAZINE(あのアウトドアパークブロンコ代表の竹村様が社長をされていたこともある㈱フォーバイフォーマガジン社の雑誌。)が何冊かあった。
チラチラと立ち読みしてみる。
ベテランの皆さんにはお馴染みだと思われるけれど、今は書籍は休刊中で、ニワカの自分はあまり読んだ事がなかった。
新鮮な気持ちで何冊かみるうちに、ランクル70推しの特に気になる一冊があった。
約20年前の雑誌だというのに、ピカピカの超良好コンディション。(お値段は250円)
どこかのショップの本棚にでも飾られていたか?
大好物の丸目ランクル70様が表紙に大々的に取り上げられていて、中身も当時はまだ現役だった丸目ランクル70が満載。
本を開いた瞬間20年前の勢いや迫力が閉じ込められた缶詰を開けたみたいに目と心に飛び込んで来た。
(※現在は書籍としては発売されていない4x4MAGAZINEだけれど、ネット上にはHPが健在。ランクル70特集コーナーもあったりで充実の内容。)
パラパラめくるだけでもこんな写真やあんな写真。超イカしたランクル70が目白押し。
詳しい車の解説やオーナーさんのインタビュー。
現在も同じような雑誌は存在するけれど、そのマニアックさが全然違うような。
オーナー目線の記事なので読んでいて惹き込まれちゃう。
しまいには「俺の轍について走れ!」
なんと男前なキャッチコピー!
そこは車で行く場所じゃないでしょ、というところに無理やり上っていく様子が衝撃的。
渡河した際の記事では、深さを確かめるため?水に入った男性のズボンのポケットに偶然ザリガニが進入なんていう、とても信じられないエピソードまで。
信じてますよ、もちろん。川口浩探検隊だって、信じてますから
そんなリアルでマニアックな内容の記事が延々と続く。
これが20年前の雑誌とは思えない新鮮さと楽しさに、目が釘づけになってしまう。
そして、さらに目を奪われたのは当時の雑誌によくあった「売ります」コーナー。
1999年8月の石原都知事によるディーゼル規制導入前夜、当時のディーゼル車が置かれていた立場を現しているのか、まだまだ買えるという安心感があったのか??
今考えると破格のお値段のランクルがワンサカ。
タイムマシンに乗って買ってこられたらいいのに。
22万キロとはいえ、BJ46Vが15万円!
サビなど条件厳し目も今なら100万円(このあたりの相場には詳しくないので単なる山勘です。以下同様)??
びっくりすることに、この時代、個人情報を豪快に掲載。
住所、名前、電話番号が一目瞭然。いい時代だったんだなぁ~
こちらは同じくBJ46V、11.5万キロ走行ということで95万円の値引き可。
現在なら200万円越え??
こちらはBJ44の走行5.8万キロ。それが衝撃の75万円。
今なら300越え??
こちらはHZJ73Vの5.5万キロ。それが115万円。
こちらも200越えは確実か??
こちらはBJ74V、5.8万キロで80万円。
ちなみに、こちらHDJ81V、6.1万キロで230万円。
FJ62Gが12.7万キロで60万円。なんてこったい・・・
このとき売られたランクルたち、今も走ってるんだろうなぁ~
とまぁ、ヨダレダラダラになるような車がワンサカ掲載されていて、とにかく見ていて楽しいし、不思議な高揚感に襲われる。
この当時、自分は社会人2年目のピチピチボーイ。
ボーナスで四駆を買おうと中古車屋に見に行ったとき、お店の人にディーゼルのランクル60を進められて、その値段が100万してなかったのが思い出される。
結局そのとき自分が選んだのは、ガソリンのハイラックスサーフ(130)。なんでかなぁ〜
駐車場が狭かったんだよな~
それはそうと、いつの日か、いまのランクル70も、昔はよかったなぁ、と言われるんだろうか?
20年前のレッツゴー4WDを古本屋で見つけて「そういえばエンジンなんて積んだ車が走ってたんだ。今じゃ信じられないなぁ」と言われるのか、「こんな昔から、今も変わらず走ってるんだ。すごいなぁ」と言われるのか・・・
後者であってほしいものだ。
管理人さんの記事に触発されて、本棚を探したらうちには1985~86年のMagazineがありました。学生の頃はオフロードバイクに乗って、いつかは四駆に乗りたいと思って毎月雑誌を買ってました。それからCCV、Curiousと読み続けています。
結構、皆さん読まれていたし、保管されてるんですね〜!きっと全巻持ってる強者もいるんでしょうね。
ccvというのは、今はないようですが、curiousというのは、まだあるんですね。
初めて知りました。勉強になります。
管理人様
ご無沙汰しております
マガジン、実家の倉庫に20冊ぐらいあると思います。(黄ばんでいますが)
ビデオもいくつか…。
サーフ時代は希少グレードに乗っていたので
カラー4ページで紹介していただきました(SAFで撮影していただきました)
おかげで今でもいろんな方とつながってます。マガジンさんには感謝です。
ご無沙汰してます。
あの雑誌で紹介されたなんてスゴイ経験ですね〜
サーフとはお聞きしてましたが、レアなサーフだったんですね〜
管理人さま
こんにちは。
4×4MAGAZINE懐かしいですね!
最初の4駆が、そのスタイルに惚れてテラノR3Mだったんですけど、雑誌の通販で購入した「OFF-ROAD EXPRESS」シールを付けてました。ランクル70も買えたと思いますが、ガスマニ派だったので候補になりませんでしたね。
その後、80に乗り換えた後は、LANDCRUISER MAGAZINEを愛読してました。そのときも通販で、革製キーホルダーを買ったのですが、100、200と受け継いで、70でも使ってます。25年位使ってますが、キーホルダーもランクル品質で壊れません!
レス遅くなりすみません。ガスマニ派というこだわりも有るんですね〜
80のとき、聞いたことはある単語でしたが、再販ランクル70もまさにガスマニですね。
ランドクルーザーマガジンの通販で買ったキーホルダーまでランクル品質とは、ますますこの雑誌に興味が湧いてきました。今更過ぎますが・・・
こんばんは。
私の場合は1988年に父がBJ74Vを買ったのをきっかけに、ランクル、というかヨンクの世界に開眼させられました。当時中3の私は、その後、小遣いで4×4magazine誌や、当時存在した4WD FREAK誌を買っては、(高校受験勉強そっちのけで?)勉強に励んだことを思い出します。
時はバブルの只中、「シーマ現象」なる言葉が流行ったように、クルマも「より豪華に、より大きく」を志向していた世の中において、当時のガキとしては「何でロクマルにしなかったんだょ~」などと不満に思っていたものでした。
しかし4年後に自分でBJ74Vに乗るようになってからというもの、「やっぱランクルはナナマルに限るよな~」となって現在に至ります。
父には感謝しています(笑)。
あのバブルのムードに踊らずBJ74とは。いいセンスのお父様だったんですね〜
自分の子供がクルマに興味を示す様子をみていると、子供時代のまるさんの様子が眼に浮かぶようです。同じ頃、自分は釣りの事ばかり考えてました・・・
管理人さま
子供の頃は魚釣りに夢中だったんですね。私も同じです。
実家の前には川が流れており、その当時は鮎が釣れるシーズンになると毎年
幌で赤いヨンマルで釣りに来ている人がいました。
当時はその人が鮎を釣るのを夢中で眺めてましたが、今ならきっとヨンマルを夢中で眺めると思います。
同じ釣りでしたか。ランクル好きには多いんですよね。
それにしても赤い幌のヨンマルで乗りつけて釣りなんていいですね~。
それがヨンマルだったと覚えてることも凄いです。
私は大学生くらいまではランドクルーザーとランドローバーの違い分かってませんでした。
とんだニワカだ、と思ったのですが、それでも知ってから20年以上経ってるんですね・・・
この専門誌は、今の様にインターネットによる全国的規模のコミュニケーションが全くない時代で、所有を望む自分にとって重要な情報ツールでした。
僅かに保有する1984出版の価格は780円です。
因みにこの頃、BJ40Vと41Vのゼブラ塗装車で、仕事をしていました。
憧れたのはFJ56V。病院車としてナンバー付きだったので公道走行を少ししました。色々と課題は有りましたが好きですね。ジープ然として長くて更に意匠が異なるのが気に入ったのです。
HJ60V-MMZがデビューしたので欲しかったのですが300万のクルマなんて二十歳を過ぎた人間にゃ高嶺の花でした。
こういう雑誌があって、普通に40や丸目が走ってて、売ってて、いい時代ですね〜
残り少ない今あるものが無くならないよう願うばかりです。
管理人さま
お久しぶりです。
実は私は休刊になった時から遡って約15年位?毎月欠かさずフォーバイフォーマガジンを購読してました。そして、それだけでは満足せず同誌の個人売買のコーナーを利用して更に古い同誌を100冊近く?買ったのを覚えています。
全てのフォーバイフォーマガジンは実家に置いていますが久しぶりに読んでみたくなりました。
フォーバイフォーマガジンは四駆マニアの息子が、家宝として受け継いでくれると信じています。
お久しぶりです。100冊ですか!お宝ですね~
そして、四駆マニアの息子さんもお宝ですね~
うちの息子も最近はすっかりマニアになってきましたが、いまだに何でピックアップ売ったんだ、と嘆いてます。
大人になって自分でピックアップ買うくらいになってもらいたいものです。