ランクル70とジムニー比較

再販ランクル70とジムニー(JB64)を比較してニワカ勉強してみた。

ランクル70オーナーにも人気のあるSUZUKIジムニー〔jimny〕。

この度のモデルチェンジで注目を集めているようで、かなり気になる存在。

そんな折、先日、出かけた先でスズキディーラーがあったので、思わずパンフレットをもらったり展示車を眺めたりしてしまった。

ジムニーJB64

ジムニーJB64

ジムニーJB64

ジムニーJB64

ランクル70とは似ても似つかないコンパクトな外観と、ちょっと可愛らしい丸目フェイス、自分含め素人にはパッと見、そんな大層な車には思えない(と思う)。

それなのにランクル70ファンの心も掴むジムニーってどんな車なのか、興味は増すばかり。

そして、家に帰って貰ったジムニーのパンフレットを眺めると、そのマニアック(オフロード走行での機能の説明が丁寧で分かりやすい)さから、ジムニーがランクル70同様、またはそれ以上にオフロード性能への拘りをもった強烈なこだわりの車なんだと改めて知った。

パンフレットだけ見ると、ジムニーの方が硬派で、ランクル70のほうがオシャレ路線に迎合したような印象さえ持ってしまう。

jimnyリジッドアクスル説明
出典:スズキHP

そこに今回は安全装備を充実させて、デザインも若干先祖返りしたのだから、人気になるのも当然だ。

こうなると、この人気のジムニーと愛車再販ランクル70、何が同じで何が同じで何が違うのか、ある程度しっかり知りたくなってきた。

ということで、以下、カタログを元にひたすら比較。

これだけ車格の違う車をこうして比べるのってあんまり見かけない気が・・・

比較項目 ランクル70

LAND CRUISER  70 SERIES

ジムニー

Jimny

メーカー トヨタ TOYOTA スズキ SUZUKI
誕生時期(先祖) 1984年 1970年
世界累計販売台数 131万台(2014年時点) 285万台(2018年3月末現在)
以下、ランクル70は再販車のバン(GRJ76k)、ジムニーはJB64の5MT
外観
発売時期 2014年8月 2018年7月
■車両重量・寸法・性能
車両重量 2,120kg 1,030kg
全長/全幅/全高 4,810/1,870/1,920mm 3,395/1,475/1,725mm
乗員定員 5名 4名
ホイールベース 2,730mm 2,250mm
トレッド 前/後 1,555/1,460mm 1,265/1,275mm
最低地上高 200mm 205mm
最小回転半径 6.3m 4.8m
■エンジン
エンジン型式・排気量 1GR-FE・3.955L R06A・0.658L
エンジン種類 V型6気筒DOHC 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ DOHC12バルブVVT
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン 無鉛レギュラーガソリン
エンジン圧縮比 10.0 9.1
燃料供給装置 EFI(電子制御式燃料噴射装置) EPI(電子制御式燃料噴射装置)
最大出力<KW/rpm>ネット 170/5,200 47/6,000
最大トルク<N・m/rpm>ネット 360/3,800 96/3,500
燃料タンク容量 130L 40L
燃料消費率 6.6km/L 16.2km/L
■ステアリング・サスペンション・ブレーキ・駆動方式
ステアリング リサーキュレーティングボール式 ボール・ナット式
サスペンション 前 車軸式コイルスプリング 3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング
サスペンション 後 車軸式半楕円式リーフスプリング 3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング
ブレーキ 前 ベンチレーテッドディスク ディスク
ブレーキ 後 ベンチレーテッドディスク リーディング・トレーリング
駆動方式 4輪駆動(パートタイム4WDシステム) パートタイム4WD
■トランスミッション・変速比・減速比
トランスミッション 5速マニュアル 5速マニュアル
1速 4.529 5.809
2速 2.464 3.433
3速 1.490 2.171
4速 1.000 1.354
5速 0.881 1.000
後退 4.313 5.861
減速比 4.100 3.818
副変速比 高/低 1.000/2.488 1.320/2.643
■タイヤ&ホイール
タイヤ 265/70R16 175/80R16
ホイール 16×7jjアルミホイール 16インチ
■その他
構造 ラダーフレーム ラダーフレーム
アプローチアングル 33° 41°
ランプブレークオーバーアングル 26° 28°
デパーチャーアングル 23° 51°
空転時 前後デフロック(ディーラーオプション) ブレーキLSDトラクションコントロール(標準装備)
主な安全装備 ABS

運転席・助手席SRSエアバッグ

軽量衝撃吸収ボディー・歩行者傷害軽減ボディー・頭部衝撃軽減構造インテリア・運転席助手席SRSエアバッグ・SRSカーテンエアバッグ・フロントシートSRSサイドエアバッッグ・エマージェンシーストップシグナル・ESP・ヒルホールドコントロール・ヒルディセントコントロール・4輪ABS〔ブレーキアシスト付〕など
車両本体価格 360万円(税込み) 145.8万円(税込み・XG 5MT)

※誤入力があるかもしれないので、正式な数値はカタログ等で確認してください。

こうして比較してみると、ジムニーのオフロードでの走破性の高さが最低地上高(小さい車なのにランクル70以上)と3アングル(アプローチアングル・ランプブレークオーバーアングル・デパーチャーアングル)の数値から見て取れる。

出典:スズキHP

出典:LANDCRUISER70パンフレットそれに加えて16km/lということで、ハイオク6.6km/Lの再販ランクル70乗りからすると夢のような燃費と山盛りの安全装備、そして軽自動車ならではのこの価格は素晴らしいの一言(軽自動車としては高額かもしれないけど)。

そんなジムニーの基本的構造はランクル70と同じで、ラダーフレーム、前後リジッド(車軸式)、パートタイム4WD。ジムニーのリアがコイルスプリングで、ランクル70がリーフスプリングという点くらいが違うところ。

昭和的に表現するなら、小さな巨人ってところか?

ランクル70ファンにジムニーファンが多いのも頷ける。

個人的にはJA11のルックスまで先祖帰りしてくれてたらもっともっと魅力的だったなぁ、とは思うものの、先代に比べればはるかにカクカク。

正面から見ると何かに酷く驚いたような丸目フェイスも憎めない。

総じてスズキのセンスの良さを感じざるを得ない。

ランクル70の次世代型では是非、スズキを見習って丸目に戻る方向でお願いしたいところだ。

「再販ランクル70とジムニー(JB64)を比較してニワカ勉強してみた。」への2件のフィードバック

  1. 地方勤務の時には、ランクルと二台持ちしてました。雪の山道とかでクルクルしたのを思い出します。500キロとか長距離の移動はランクルの方が楽ですよね。今住んでるところは軽しか入れないので次のクルマはジムニーかなと、思っています。

    1. ゆうれいパパさん
      こんにちは。ジムニー歴ありなんですね。
      何かの記事でもやはり高速ではかなり高回転にならざるを得ないので、そこはジムニーの辛いところとありました。再販車と比べるとらそこの差は大きいでしょうね。
      私も車庫スペースなど、70がダメならジムニーかなと思います。

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