ランクル70を手に入れて4年が経過。
最近、色々な面で行動パターンがマンネリ化。
少しは冒険しないと老け込みそうだし、せっかくのランクル70が泣いちゃいそう。
どこか近場で行ったことのない遊び場がないかと探していると、車で入れる可能性のある海岸を発見。
海岸までの道が農道でかなり狭そうなので、無理かもしれないけれど、ダメなら延々バックの覚悟で向かってみる。
幸い、海岸までの道程はランクル70でも大丈夫で、無事目的地に到着。
数代の駐車スペースの先、少し下りながら波打ち際まで車が入れる感じ。
砂は結構深そうだけれど、車の走った轍が無数にある。
車浸入禁止の看板などもなく、特に入ること自体は問題はなさそう。
歩いて行ってたしかめてみると、決行サラサラして沈むけど、まぁ、砂浜は走ったこともあるし、平気だろうと思い迷いなく浸入。
思ったより沈むなぁ、とちょっと嫌な予感がしながらも波打ち際まで進んで記念撮影。
子供を海岸で遊ばせる約束だったのだけれど、ちょっと胸騒ぎがしたので、とりあえず車を駐車スペースに戻してからにしようと車を動かす。
すると案の定、ほとんど動かない。
L4で前後にゆすりながら微速前進がいいところ。
これは止まるのは時間の問題だなぁ、と思いながら、掘り過ぎて埋まる事だけは避けたいので、アクセルをふかし過ぎないようにジワジワと・・・
でも、しばらくして斜面の角度が増すとヤバイ感じになり・・・・スタック認定。
なにやってんだよ、という不信感と不安に満ちた視線を浴びせる息子。
すまん・・・やっちまった。
よりによって、225幅のスタッドレスになってる事をすっかり忘れてたし。
このときは、デフロックを下手に使うと深く掘ってしまったりしないのかな?と意味不明?な恐怖心があってデフロックはOFF。
やっちまったとはいえ、駐車スペースまでの距離は10mくらい。
色々なヘッポコを繰り返してトラブル慣れしてきたせいか、案外落ち着いて、ひどい空転で深堀りさえしなければ、なんとか自力脱出できるんじゃないかと淡い期待。
なにかタイヤにかませて、デフロックも使って脱出してみようと車を降りたらおあつらえ向きのマットのようなものを発見。
落ちていた場所からして、前にスタックした人もこれを使ったと思われる。
すると、たまたま駐車スペースに車を停めて付近を散策していた老夫婦のご主人が、親切に声をかけてくれて、タイヤに板をかませたりして手伝ってくれれる。
ご婦人は子供に声をかけてくれたりして相手をしてくれてるし、有難すぎる。
マット&デフロック効果か1回のトライで、数十センチ~1mくらい?じわじわと前進。
目標の駐車スペースまで残り車1台分くらいになったところで、ご近所の方と思われる犬の散歩中の方も参加してくれる。
砂に顔を付けんばかりにタイヤの前の砂を手や板でどかして、マットを引いてくれる。
あぁ、なんでこんないい人ばかり??アホな自分には勿体なすぎる。
車を動かそうとしたときには、先ほどの老夫婦のご主人に声をかけて一緒に後ろから押してくれた。
そのおかげで、30分くらいは経過しただろうか、ようやく砂浜を脱出。
言葉では言い尽くせないほどの感謝。
ランクル70だからって調子にのって砂浜に入り込んでスタックしちゃったどうしようもない縁もゆかりもない中年を、砂まみれになって助けてくれるなんて・・・
有難すぎる。
このとき通りすがりの近くの農家のおじいさんが、この海岸でよく車がスタックして、レスキューされていると教えてくれた。
最近、JAFを呼んだ人は6万円もかかっていたとのこと。
外国人の高級4WD車が引き潮の波打ち際でスタックした際は、潮が満ちて車が冠水して、壊れてしまったらしい。
恐るべし、砂浜。
改めて千里浜なぎさドライブウェイの価値を痛感。
ありがとうございます、助けていただいた皆様。
そんな気持ちに浸りながら、残念ながら助けられた感謝の気持ちを現す術のない愛車再販ランクル70を記念撮影。
愚かな冒険の結果、知ることができた素晴らしい海岸。
今度は家族を連れてきて、駐車スペースに車を停めてバーベキューでもしたいなぁ、と浸っていると・・・
さっそうとカップルを乗せたジムニー登場(現行の一つ前のモデル)。
駐車スペースでガチャっと4駆に切り替えると、さっそうと先ほど当方が決死の脱出劇を演じた砂浜を走り抜けて視界の外に消えて行った。
恐るべし!ジムニー&砂浜。
管理人様、こんばんは。
諸事情でランクル70を手放しましたが、乗っていた当時に砂浜に意気揚々と乗り込み同じようになったことがあります。
停車後に記念撮影、発進しようとしたら前に進まない…
砂に埋まり半泣きになり、埋まったタイヤの反対側が空転したため、すがる思いで伝家の宝刀デフロックへ切り替え!
しかし思うように前進しません。そうだ、燃費重視でタイヤの空気圧を上げていたんだった…
エアバルブから幾らか空気を抜きクラッチをそっと当てると、ググッ!
無事に脱出が出来ました。
タイヤの変形が大きくなりグリップが増したのか、クラッチ+アクセル操作で脱出出来たのか分かりませんが、それ以来そっと空気圧ゲージと空気入れを忍ばせるようになりました…(笑)
管理人様、楽しいランクルライフをこれからも陰ながら応援させて頂きます!
元遠州のランクル乗りさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
空気圧、それほど効果があるんですね!
実体験に基づくお話、とても参考になります。
そこで思いつかれたのが何より凄いです!
元、にしておくのは惜しいです。またいつの日か復活されると嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。
管理人さま
緊急・脱出マット、携行しております。山梨県のホームセンター(600円程)で購入しました。
未だに未使用です。
タイヤチェーンも脱出用として使えるのかな~と思いました。
アンカー車両として、私の車をご用意します。フロント2ヶ所、リヤ2ヶ所の牽引フックが有ります。
お好みの場所をお使い下さい。
↑矢印さん
ありがとうございます。アンカー車両、次困った時は救助要請させていただきます。
しかし、緊急脱出マットなんて携帯してるんですね、流石です。調べると色々なアイディアやアイテムがあると分かり、手に入れて試しに行きたくなりそうで・・・懲りないなぁ、と我ながら呆れます。
案外、ちゃんと備えてるような人は慎重だから使う事がなくて、持ってない人がレスキューされるなんてのがあるあるかもしれませんね。
管理人様、ウイィィィィーーーンチっ!
って心の中で叫んでおきました。
手ごろなアンカーがあったかどうかわかりません。(笑)
デフロックは激しく掘ってくれるので、管理人様の認識は正解だと思いました。
ジムニーは、軽いので軟弱な地形では逆立ちしてもかないません。
座る狼さん
そーなんです、ウインチがあるんですが、めぼしい重量のある構造物が私には見つけられませんでした。
ウインチも経験を積んでおかないと宝の持ち腐れだなぁ、と痛感した次第です。
最後は助けてくれた老夫婦さんの車があったんですが、小型車だったので、壊したりしたら嫌なので、最終兵器に取っておきました。
まぁ、あと10分ハマってたらジムニー様に助けられていたのでしょうが・・・それよりはマシな結末だったかと・・・
ランクル70 といえど、得手不得手あることをしっかり認識して出直そうと思います。
それにしても林道、BRONCO、砂浜どこに行っても小さな巨人ジムニーは存在感ありますねぇ。
こんにちは。
砂場での支点の取り方は砂に大きな穴を掘ってそこにスペアタイヤを入れて支点にするのですがやったことないので上手くいくのかわかりません。
前車にジムニーJB23に乗っておりましたが軽さや俊敏さが桁違いでした。
ジムニーの時はよく行っていた海の砂場があるのですがランクルになってからは怖いので行っていません。今度行ってみようかな。笑
HUNKさん
こんにちは。
なるほど、スペアタイヤを埋めるんですか!
何も無いよりは全然良さそうですね。
スペアタイヤを使うというヒントだけでも、岩陰なんかにタイヤを引っ掛けられれば、穴があるので、ワイヤーもかけられるかな、とか妄想は広がりますね。
無茶しないのがベストですが、万が一の際のスキル習得のため、色々勉強したり経験しておきたくなってきました。