旅行前にESTA申請
ランクル70とは関係ないけれど、嫌な体験をしてしまったので、同じ体験をしてしまう方が少しでも減ればとシェア。
この7月、夏休みをハワイで過ごしたのだけれど、アメリカ合衆国へ旅行する前に必要になるESTAの手続きに関連してひと悶着あった。
出発の一週間ほど前、手続きのことを思い出してネットで検索。個人旅行の場合、旅行会社からの催促もなく、ギリギリになって慌てて、というのはありがちだろうと思う。
そして、ESTAで検索して上位に表示されたサイトにアクセスした。
ESTAは過去何回か手続きしたことがあったけれど、何となく見たことのある画像がトップページにあったので、違和感なくパスポート番号などを入力、クレジットカードで$14を支払うつもりで、これを四人分済ませた。
手続き後、数時間で承認されたというメールが四人分送信されてきて、一安心。
その後、何事もなくハワイ旅行を終えて帰国。
クレジットカード請求を見てビックリ
そして帰国後、何気なくクレジットカード会社のホームページで請求内訳を見ていると、見慣れない請求が4件。
ESTA の文字があるので、あぁ、あれかと思ったのだけれど、金額がおかしい?
1人$14だから、1500円程度のはずが、7236円×4もの請求。
なにこれ?
いつの間にか「代行」の罠
すぐにネットで手続きした会社のホームページにアクセスすると、トップ画面のかなり下の方にスクロールしていくと申請料金(代行の文字なし)というリンクがあり、リンク先には代行料金7236円との記載。
こりゃやられた、と思い、ネットで情報を探すと、同じミス(詐欺にならない範囲で巧妙にやっているようなので、一応、被害とは言わない)を犯した人が多数。
個人旅行で旅行直前に慌てて手続きするケースとか、カードの請求内訳を確認しない人が多いとか、何となくアメリカ政府への申請という不慣れ感から何でもチェックボックスをチェックしてしまう、ESTA申請手数料は$14に決まってるという信頼感、などの様々な状況を巧みに利用したビジネスと見受けられる。
キャンセルできるのか?
そして、「ESTA 詐欺」で先輩方の体験記を見ると、どうやらメールでクレーム(キャンセル申入)をつけるとあっさり返金されるケースが多い様子。
気がつかずにカード払いしてしまったり、いい勉強になったと諦める人が一定数いることで成立しているビジネスで、クレームがあればあっさり返金して問題を大きくせず、社会問題化を遅らせて極力継続的に稼ぐ、というビジネスモデルなのだろう。
それなら当方は返してもらうことにしよう。
代行業者にメールすると・・・
代行業者のホームページに再度アクセスすると、親切なお問い合わせフォームが用意されている。
こんなクレームは織り込み済みと言わんばかり。
そして、早速以下の内容のメールを送信。
送信メールの内容
┃お問い合わせ内容
以下の4件の申請において貴社のサイトを利用しましたが、esta正規サイトを装っており、かつ、代行料金が分かりにくくなっております。高額な代金請求がクレジットカードに来ましたがお支払できません。代行料金の請求キャンセルお願いします。
代行業者からのメール
すると、ものの一時間ほどで返金についてのメールが帰ってきた。
ESTA online center をご利用頂き誠にありがとうございます。
ご連絡いただきありがとうございます。
弊社では申請代行サービスを行っております。
サイトにも記載しております通り、1件につき下記のお代金を頂戴しております。
米国国土安全保障省申請料($14) + 申請代行サービス料 =6700円(税込7236円)詳しくは下記URLをご確認下さい。
http://esta-center.com/service/index.html尚、申請代行に関しまして、代行費用を記載している申請同意事項チェックボタン(お客様ご自身にこちらのボタンを押して頂きチェックをして承認して頂けない限り決済画面へ進む事は出来ません)
決済画面にて料金表示及び代行説明。
「TOPページ」「サービス内容ページ」等にも記載しておりましたが、代行の認識が無かったとの事で返金させて頂きます。ESTA認証の仕様上、手続き完了後に認証情報そのものを取り消す事が出来ない為、
申請料14$ + 決済手数料 = 計1700円をお客様にご負担頂き、
残りの5536円をご返金させて頂けますと幸甚でございます。お客様のご負担総額:1700円 * 4名様 = 6800円
ご返金総額:5536円 * 4名様 = 22144円尚、ご返金情報/手続きは、下記の流れでエスカレーションする為、
実際にお客様のお手元にて照会出来るようになるまで、若干のタイムラグがござ います。
◆弊社 => paypal社 => クレジットカード会社様
終端反映までに数営業日程お時間がかかる事がございます。
ご不安があるかと存じますが、反映まで今しばらくお待ちいただけますと幸甚で す。
ESTA認証そのものは、
ご案内させていただいた渡航申請番号、有効期限にて
引き続き有効でございます。
ご返金の手続きが完了次第、別途ご登録頂いているメールアドレスへご案内いたします。尚、下記アメリカ本国サイト(cbp)より、申請確認が可能です。
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e4s1(リンク切れ)合わせてご確認の程、お願いいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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ESTA online center
◆トップ
http://esta-center.com/
◆申請状況確認
https://esta-center.com/status/index.html(リンク切れ)
◆お問合せ
https://esta-center.com/contact/index.html6(リンク切れ)
おそらくテンプレートがあり、ほぼ自動的に処理している。
文書にも記載されている通り、手続き過程で、当方か費用及び代行について承認するプロセスがあり、「不注意に承認」するように巧妙に仕組まれているはずなので、詐欺にならないギリギリのところで踏みとどまっているつもりなのだろう。
それならばアッサリ返金に応じず、正々堂々、法的に争えばよいところを、そうしないのがまた巧妙。
とにかく寝た子を起こさないことに徹している。
何にせよ、決済手数料という小銭を掠め取られただけで済んだようだ。
巧妙なビジネス
他の経験者のネット書き込みなどを見る限り、おそらくちゃんと返金処理されて事なきを得ると思われるし、旅行も問題なくできたので、ESTAの手続きも履行されている。
数百円掠め取られたのはシャクにさわるし、それも返せと言ってもいいけれど、それにかける時間がバカバカしいと言い訳しても自分を許せる範囲。
それこそ勉強代として諦めるけれど、これだって薄利多売として彼らのビジネスに貢献していると思われ、本当は良くないんだろう・・・
まぁ、何にせよ、こんな面倒で不愉快な思いはしないですむのが一番。
この記事がどの程度役に立つかわからないけれど、1人でも多くの方が楽しくアメリカ旅行できることをいのるばかりです。
勉強になります!すべて妻に任せてるのでチェックしてみます!今からワイハーです(^^)ランクル走ってるのかみてきます!
今からですか、羨ましい!
自分は70一台も見つけられなかったので、探して見てください。
楽しい旅行になりますように。