前置き
愛車再販ランクル70の車内が、このところ臭ってきていた。
コーヒーをこぼしたような、少し苦味のあるオイニー。
納車からもう5年近くなるし、色々な垢がたまってもおかしくないかなぁ、なんて気楽に考えて、車内を拭き掃除したりしていた。
でも、あまり改善せず、何でかなぁ?と思っていた。
そんな状況で、先日、センターコンソールをカスタムして電気配線するために運転席足元のフロアカーペットをめくってビックリ!
カーペット裏のニードルフェルトが水を吸ってビショビショ。
そして、カーペットを、めくった瞬間、あのコーヒー臭のさらに強烈なやつが襲ってきた。
お前か!犯人は!
これはランクル70購入以来の一大事だ!
一体いつからこうだったのか・・・
水漏れの原因は?
何より気になるその水漏れの原因を調べないといけない。
水がどこからやって来たものなのか?
それを探るため、ビショビショのニードルフェルトを触って、濡れてる範囲を特定しようとするも、周辺部は濡れていなくて中心部だけ。
ボンネット、ペダル、フェンダー方向からの浸水ではないようだ。
ドア側からしか考えられないけど、ドアにも問題なさそう。
よくわからないので、ネットで検索してみると、ウェザーストリップやドアのゴム部分の劣化、損傷もあり得るとのこと。
とここで、直ぐに思い当たることが!
適当なド素人DIY カスタムでウェザーストリップを外して配線作業をしたあとで、適当に戻した結果、そこから漏水してるのかも!
早速、車のドアを開けてウェザーストリップを見ると、案の定、運転席側の上部コーナー部分のウェザーストリップの嵌め込みが甘い。
やっちまったなぁ、トホホ・・・
対策
濡れたニードルフェルトの処理
対策なんて大袈裟に考えるまでもなく、ウェザーストリップをはめ直して、ニードルフェルトを乾かせばいい。
と思ったので、ウェザーストリップをはめ直してから、ヒートガンを使ってのニードルフェルト乾燥にトライ。
しかし、かなり長い時間風を当てて、もう乾いたかなと思っても、ダメ、何度やってもダメ。
ニードルフェルトの吸水性能は凄いようで、とてもヒートガンを少し当てた程度では乾かせなそう。
晴れた日に1日ドアをあけてカーペットをめくっておいたけれど、これでもダメ。
そうこうする間も水の腐ったような、なぜかコーヒーっぽい臭いが車内に染み込んで行く。
しばし呆然と立ちすくすも、乾かないなら、剥がして、ニードルフェルトだけ取り替えればいい、という簡単なことに気がついた。
早速、運転席足元のニードルフェルトを剥がしてみると、ビックリするほどのビショビショ、そして臭い。
さっさと剥がせば良かったのに・・・
それにしてもこの愛嬌たっぷりの子供のような形、トヨタも芸が細かいな・・・
取り敢えず交換用のニードルフェルトをカットする際の参考にするため、段ボールで型どりしておく。
そして、交換用のニードルフェルトはネットで注文しておいた。
フロアデッドニングもどき
フロアカーペットを、シートやセンターコンソールを装着したままで可能な範囲でめくると、足元の中心部には制震材のようなものが張り付けてあるものの、その周辺部やシート下にはなし。
ただの鉄板になってる部分にも制震材を付けてあげれば走行中の音が少しでも減るかも、ということで、ルーフやドアのデッドニングに漬かったことのある制振在のレジェトレックスを注文。
足元やシート下の鉄板部分、ついでのついでに、荷室のフロアカーペット下にも貼り付けておいた。
貼っている部分が少なく見えるけれど、貼っていない部分の大半は、純正の鉛?のようなものを貼った上から白く塗装してある部分。
ニードルフェルト取付
吸音材はニードルフェルトで対応する。
注文していたニードルフェルトが届いたので取り付ける。
純正でカーペット下に貼ってあったニードルフェルトは厚みが30mm近くあるのに対して、ネットで購入したものは10mmしかないから、型紙どおりにカットしたものを三枚重ねにする必要がある。
まずは運転席足元の交換用を用意。
残ったニードルフェルトは、ニードルフェルトが貼られていない荷室のタイヤハウス上分などに使った。
まとめ
というわけで、DIY 後遺症によるウェザーストリップ取付不良というヘッポコな理由で発生した漏水によるニードルフェルトビショビショ事件は解決。
ついでのフロアデッドニングもしたから良かった良かった、と負けず嫌い剥き出しに言い放ちたいところだけれど、車内の臭いはまだ微かに・・・
DIY、どーして、いつも、やっちゃうの?
ニードルフェルト・・
私も洗車の時に屋根を洗うためにドアを開けて、足をかけてやるから、もしや、と思ったのですが、とりあえず大丈夫でした。
リアドアの小さい方も、雨の日に開けると、ウェザーストリップのある一部分から荷室のカーペットにポタポタ垂れるので心配ですね。
今のところオイニーはありませんが、湿っていそうです。
それよりも我が家のクルマは、とにかく梅雨時から夏場にかけてのエアコンがサイクーです。
酸っぱいカビの匂いがエアコンONから暫くは室内に充満します。(しばらくすると消えます)
プラズマクラスター置いたり、エアコンフィルターとワサビデュールをセットで毎年交換したりしていますが、毎年必ず発生する憂鬱な問題です。
エアコンのオイニーですか、それは辛いですね~
いつまでも謎の新車気分に包まれてるので、ギリギリまで現実を否定してしまいますが、現実を直視して早め早めの対応が必要だなと痛感しました。
座る狼様
ご無沙汰してます
みんカラ拝見しました またゴツくなったようですね
次回お会いするのが楽しみです
エアコンの異臭ですが、余りにも気になるようでしたら一度エバポレーターの清掃を試して見るのもいいかもしれませんね
以前 社用車でエアコンの異臭と風量低下でエバ清掃してもらったら劇的に改善しました
因みにこんな事もあるそうです
ご参考までに‥
https://eco2house.naturum.ne.jp/e2942733.html
乱丸 様
ご無沙汰しております。
乱丸さんがマッド履いていたので、「あ、雪国でもランクルならマッドタイヤでも大丈夫なんだ!」と、思わず確信犯的に誤解しそうになりました。(笑)
エバポ洗浄は、トヨタでクイックエバポクリーナーやってもらいましたけど、思わしくはなかったですねぇ。
がっちりエバポ内が腐海化しているのだと思います。
おいおい、分解整備も考えないといけないかもしれません。
そのHP、見たことあります。
ファンタジーの世界ですよね!
丸目部会長のまるです。
私も過去に一度ありました。
水ぶっかけて洗車後、何故か運転席フロアがビショビショに…。
ドキッとしますよねー。
一度きりで再発なく、原因分からないのですが。
カーペットめくって雑巾で水をできるだけ吸い取り、ニードルフェルト(そういう名前と初めて知りました)はそのままでカーペットの表から裏から雑巾当てて叩きまくって水を吸わせて、運転時は雑巾挟んで、駐車時はカーペットめくって、を繰り返して、乾燥まで1週間くらいかかったと記憶しています。
ところで以前、レトロ趣味?が高じてステアリング等交換したとお伝えしましたが、それに飽き足らず、思い切って90年代初頭のTOYOTAグリルに交換してしまいました!
よりレトロ感が出るかと思い、JAFのバッジまで付けてみたりして。
まるさん
コメントありがとうございます。
洗車後に気がつけたのなら、臭いまではいかなかったでしょうから、乾燥でOKですね。
それでも一週間は大変でしたねぇ。
私は気がつくのが遅くて、乾燥させる間に臭いが車内に染み付きそうで、それが恐怖でした。
TOYOTAグリル&JAFバッジ、良いですね!
何より、まだまだカスタムする飽くなき向上心に感服です。さすが丸目部会長!
古い雑誌を読むようになってからというもの、カスタム熱(完全に自己満レベルですが)がかつてないほど重症化していると感じます。
そのうち、「ロクマル欲しい病」でも再発、重症化しないかと非常に心配です(笑)