リアフォグはストップランプから100mm離隔(保安基準の第37状の2(後部霧灯))などの基準を満たす必要があります。
当カスタムにより、その基準を満たせなくなる場合は、車検非対応となる可能性がありますので、ご留意ください。
ブログ初期から拝見させて頂いております。
いつも貴重な情報などありがとうございます
以前に、純正流用品キーシリンダー照明やリヤドア開口部の滑り止めの小ネタをメールしました。
今回は皆さん既に施工されている方が多いテール4灯化の進化版といいますか、バンパー側のストップランプをリヤフォグランプとして活用するアイデアです。
リヤフォグランプ単体をバンパー下に付けるのも有りですが、今回は4灯化している事を活用してみようと細工してみました。



フロントフォグランプ点灯中にのみ、リヤバンパー側のストップランプをリヤフォグランプとして点灯させています。
ストップランプ点灯時は4灯全て点灯します。
【使用部品】
リヤフォグランプスイッチ:84165-52050
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TOYOTA (トヨタ) 純正部品 リヤフォグランプ スイッチ 品番84165-52050 |
コネクタハウジング:90980-12113
040ターミナル メス 5個
整流ダイオード:1000V / 10A
熱収縮チューブ:6㎜、10㎜ 適量
配線6メートル
タイラップ、配線テープ 少々
リヤフォグランプスイッチは純正流用品のプロボックスバン寒冷地仕様リヤフォグランプスイッチです。
リヤフォグランプスイッチは2種類ありまして、点灯確認インジケーター付きスイッチはプロボックスバン車両年式に注意してください。
2014年の9月迄のスイッチが必要です。それ以降の年式には点灯確認インジケーター無しです(メーター内にインジケーター有り)、最終モデルではライトスイッチ内蔵タイプに変更されています。
このリヤフォグランプスイッチには、ライトOFFするとリヤフォグランプも同時消灯し、スモールランプやフロントフォグランプを再点灯してもリヤフォグランプスイッチをONしない限り消灯を継続する回路が組み込まれています。
リヤフォグランプONのままフロントフォグランプをOFFしてもスモールランプさえ点灯していればリヤフォグランプはON継続です。
リヤフォグランプONでエンジンOFFしドアオープンした時には警告音が鳴る必要もありますが、標準状態でライト消し忘れ警告音が鳴るのでそこもクリアです。
以上の様な複雑な点灯可能条件もこのリヤフォグランプスイッチを使えば解決します。
スイッチ内にはリヤフォグランプ用のリレーも組み込まれているので、フロントフォグランプからの信号線と、ストップランプスイッチにからの電源線、リヤバンパー側のストップランプ線の結線と電源の回り込み防止用のダイオードでリヤバンパー側ストップランプをフォグランプとして点灯させられます。
その他にスイッチのイルミネーション用に他のスイッチ照明電源を使用しました。
私の車両は5年程前にストップランプ4灯化してから6万キロ以上走行しておりますが、LEDは使用せず白熱電球のままです。
ストップランプは21Wが4つ点灯で84Wの約7A消費、かなり流れますが純正配線と追加配線にトラブル無しです。
(4灯の分岐点上流側、リヤウォッシャータンク裏側のTS2コネクタまではノーマル状態で太い配線なので安心)
今回の加工で使用したダイオードが7A以上を流せる物が必要だったので、カー用品店等で比較的手に入れ易いエーモン製の6A整流ダイオード(600円ぐらい?)は使用できず、電子パーツ店で10Aの許容量があるダイオードを購入しました(1000V/10Aで1個88円で安い!)。
容量オーバーはダイオードが発熱し焼損する可能性もあるので危険です。
許容量の低い物を並列接続して倍の容量を得ようとしても個体差があるはずなので、どちらか低い方に集中して2個で2倍流せる事にはならない様なので注意が必要です。
ストップランプバルブをLEDに変更済みで消費電力を抑えてある車両ならば、エーモン製6A整流ダイオードでも充分かと思います。
今回使用したダイオードは、通販なら秋月電子通商などに扱いがあります。
コネクタ用のターミナルは配線ドットコムで入手しました。
スイッチと、コネクタハウジングはトヨタ部品共販かモノタロウなどで取り寄せ可能です。

緑色のイルミネーションとオレンジ色のインジケータが点灯します。
フロントフォグランプ点灯中しかリヤフォグランプは点灯しません。
今回は結線しませんでしたがヘッドライト点灯中にもリヤフォグランプ点灯可能な様にすることも出来るはずです。
スイッチ品番:84165-52050
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TOYOTA (トヨタ) 純正部品 リヤフォグランプ スイッチ 品番84165-52050 |
プロボックスバン等に使われています。
バックライトと点灯確認インジケータ付き。
対応コネクタ品番:90980-12113
使用ターミナルサイズは040

上段右端が1黒アース、ひとつ飛んで3赤イルミネーション、左端4ストップランプスイッチ上流からの赤、
下段右から二つ目が、6紫フロントフォグランプスイッチ信号線、
左端8黒赤リヤフォグランプ点灯用出力



リヤフォグランプスイッチからの配線は、リヤの分岐コネクタまで運転席側のドアステップを捲ったところを通しました。

上側4つの4極コネクタは4灯化用の分岐


約10ミリの正方形で、ダイオードとしては大きい部類だと思います


左側からの赤線はリヤフォグランプスイッチを通過したストップランプスイッチからの電源線です








ストップランプスイッチ上流側のダイオードは無くても良いと思います。
皆様のお役に立てれば幸いです。
ブログをこれからも応援していきますので、
無理せずに運営にしてください。
読んでいただきありがとうございました。
豊田さん
貴重な情報、惜しげもなく詳し解説とともに、ご提供いただきありがとうございます。
部品選び、配線などかなり専門的な知識をお持ちのようで、感服してしまいました。
今回は、写真へのナンバリングのお願いなど、お手数おかけしてしまい恐縮です。
リアフォグ、いずれ装備したいと思いますので、大変参考になります。
今後ともよろしくお願いします。
自分の70幌も4灯化&リアフォグ付帯。システム的に違いは有りますが全く同様の仕様です。
キーリマインドリレーにリアフォグスイッチオンで運転席ドアを開けると鳴る様に。
これは以前にドアオープンで鳴らない様にスイッチでオンオフ出来る様にして有りますので細目告示に適合させたもの。ただし、年式的に幌には不要なんです。
これとは別に、ブレーキの2灯と4灯を選択できる様になっていてそれぞれの時にリアフォグとして作動させています。
みんカラの記事がこちら。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2791456/car/2391890/5091367/note.aspx