先日、神奈川トヨタのディーラーに注文していたランクル70の部品を受け取りに行った。
その際、買う事もできない癖に生意気にランクル300の試乗車が来る予定を聞いてみたところ、少し離れた系列ディーラーにはあるが、地元ディーラーには当面ないとのこと。
ちなみに、納期は今オーダーすると2~4年とのこと。転売目的の業者のオーダーを取り消すため、転売しない旨の書面を出してもらい、出せない場合はオーダーキャンセルするので、その分でいくらか早まるかも、とのこと。こりゃ大変だ。
じゃあ、しばらく見られないかと悲しがっていると、試乗はできないけれど、少し離れたショッピングモールにも展示しているとのこと。
見込み客の場合、営業マンが他店に試乗予約をして連れて行くのが普通だけれど、買う見込みがないと信頼?されているからこそ「行ってみなはれ」と気楽にオススメしてもらえる。
これはいい、ということで早速、ランクルバカになりつつある息子を伴ってドライブがてら出向いてみた。
現地に到着すると、ハイエースやプラドが展示してあるその奥、よりによってダイソーの前にひっそりと、しかしドッシリと話題のランクル300が展示されていた。
猛烈に強い日差しが照り付けていて、汗だくになりながら、写真をとったり、覗き込んだり触ったり。
ビーサン・短パン・Tシャツのハイソなルックスのお陰か(セレブでもこんな服装はするだろうから、やはりオーラの問題だろう)、いくらウロウロしても営業マンが酔ってくることもなく、のんびりと見させてもらうことができた。(皆さん日陰から出てこない状態)
ランクル300は事前にカタログ、動画ではさんざん見ていたし、色々な人がカッコイイと評価しているのも聞いていた。
カクカクした古いもの志向の自分が見た瞬間どう感じるか楽しみでもあった。
そして、第一印象。
・ゴージャス!
・フロントグリルデカッ!
・想像(期待)よりカドの落ちたデザイン。
という感じ。
内装は、レザーシートや最新装備の数々が目をひくけれど、決して華美ではなく品のあるところがたまらない。
人生一度はこんな車に乗りたいもんだ。
購入できる人が心底羨ましい。
展示車はホワイトだったけれど、ビカビカブラックのこの車が、アラブのお金持ちを載せて砂漠を疾走する姿はいかにもカッコイイだろうなぁ。
自分がアラブの富豪だったら、もしくは、うなるほどお金を持ってればホワイトとブラックを一台づつ注文するのは間違いない。
ランクル70、ランクル80あたりのデザインが最高で、都会お出かけ専用セカンドカーに買うとしてもランクル100までだな、という自分のお財布サイズにアジャストされた凝り固まった趣味趣向はどうしようもない。
とはいえ、最近のアルヴェルブームに始まる大きなフロントグリルのオラッた顔と、ランクルの質実剛健さをミックスした豪華なルックスは、モデルチェンジの意味を大いに感じさせてくれる。
相変わらず、見かけの話ばかりだけれど、もちろん最先端の電子デバイスによるオフロード走行、安全装備も進化を遂げている。
ランクル70のように変わらないことに価値がある車もある。
しかしランクル70のような例外を除くと、多くの物は時代のニーズに合わせた変化を繰り返す事で新たな価値を生み出すチャレンジし続け、それができたものだけが生き残る。
ランドクルーザーのフラッグシップモデルとしてランクル300が時代にアジャストし続け、それができることを証明していることによって、敢えて変わらないランクル70の存在意義が一層、明確になる面もあるなと感じる。
急遽実現したランクル300現地調査だったけれど、やはり百聞は一見にしかず、とにかく有意義な時間となった。
やっぱり乗ってみたいなぁ・・・
ちなみに同行した息子は「やっぱりランクル70が一番カッコイイねぇ」と汚染されたセンスを発揮していた。
ピカピカの新車を見て、これに乗りたいというどころか、この言葉を発するとは相当ヤバい人になってきている。
これから世の中電気自動車になろうというのに何とも気の毒でならない・・・
そしてそんなナンセンスな2人はランクル300の前を離れると迷わずダイソーへ。これが身の丈か・・・
全く同じです❗️
先週末に、いつものディーラーではない店舗に置いてあるとのことで、三男坊と一緒に見てきました。
カラー、おそらくグレードも同じ。
第一印象も、所長さまとほぼ同じ。
舐めるように見て、触って、ついでにハリアーとかヤリスクロスとか見て、愛車に戻って帰ろうかという時。
三男がひと言。
「お父さんのランクルのほうがカッコいい」
成長したな、我が息子よ・・・
個人的には、ボンネットが分厚すぎて、見切りが悪そうなのが気になってしまいました。買えもしないのに。
同じような感想の人がいてくれて、救われました。
お互い、乗りたい新車が売っていない苦労を背負わせる子育てになってますねぇ~
せめてもの罪滅ぼしとしていつか愛車を・・・ですね。