ランクル70のユーザー車検 湘南自動車検査登録事務所 2022編

まえおき


貨物車ランクル70の年イチ恒例行事、継続車検の時期が今年もやってきた。

前回は豪華ディーラー車検だったので、今回はユーザー車検。

今回も関東運輸局湘南自動車検査登録事務所で受験する。

継続車検はどこの検査場でも受けられる。

前回の車検は2月11日まで。

車検は1か月前から受けられるので、何かあった場合に慌てないよう、少し余裕をもって今日1月24日、休暇をとって行くことにした。

予約


ユーザー車検は自動車検査インターネット予約システムで検査場と時間を決めて予約をしておく。

時間は午前2ラウンド、午後2ラウンドの計4ラウンドに分かれている。それぞれ受付時間、検査時間が決まっているので、その時間に間に合うように検査場へ出向いて受験することになる。

ラウンド 検査時間 受付時間
1R 9:00-10:15 08:45-10:00
2R 10:30-12:00 10:15-11:45
3R 13:00-14:15 12:45-14:00
4R 14:30-16:00 14:15-15:45

予約が完了するとメールが送付され、そこに予約番号の記載があるので、それを検査場で書類に記載することになる。

自分はいつもは朝イチの第1ラウンドにするのだけれど、今回はゆったり行きたかったので、第2ラウンドにした。

予備検査&自賠責保険


予備検査(テスター屋さん)は、検査場のライン検査と同じ内容の検査を事前に一度受けておきたいときに利用する。

決して必須ではなく、ランクル80時代には予備検査を使ったことはなく、一発受験でクリアできていた。

しかし、ランクル70になってヘッポコオフロード走行をするようになってから受けた際、ヘッドライトの光軸検査で落ち、再検査に並びなおしたら凄く時間がかかったことがあってからは、利用するようになった。

検査ラインで不合格になると、検査に時間を要してしまい、本業の受検者に迷惑をかけることになるので、受けておく方が無難かなと思ったりもする今日この頃。

今回利用したのは、検査場の目の前にある湘南予備車検場。

特に予約は不要。

過去の予備検査では、ヘッドライトの光軸検査だけ頼んでいた2700円程度)ので、今回もそうするつもりだったのだけれど、受付に行くと、受付のお姉さんに勢いよく「3300円(フルコース)」と言われ、コロナ対策のビラビラ越しの聞こえにくい状況で四の五の言う気にならずそのまま受け入れたので、今回は以下4項目の予備検査を受けた。

・ブレーキ
・排気ガス
・サイドスリップ検査
・ヘッドライト

ヘッドライト光軸はやはりズレていたのか少し調整してくれていたけれど、他は特に問題なし。

ネットでも評判が良かったけれど、実際行ってみるとやはり検査してくれる人の対応が丁寧でいい感じ。場所も便利だし、次回もここで決定だ。

あとは、受付の際、自賠責保健の加入もできますよ、ということだったので、これは便利、ということで言われるがままにお願い。(今までは、検査場向かいの代書屋さんで更新していた。)

受付時にお姉さんに車検証と現在の自賠責保険証を渡しておいたら、予備検査している5分ほどの間に出来上がったものを持って来てくれた。

自賠責保険料(12ヶ月)は19,120円。昨年の20,370円から1000円強安くなったようだ。

なんでも値上がりのこのご時世、たまにはこういうこともないとね。

そんなわけで、ここで使ったお金は以下のとおり。

・予備検査代           3,300円

・自賠責保険料(12ヶ月) 19,120円

合計 22,420円

車検受付


続いて車検場へ。

入り口付近
検査場の建物の様子
受付手続きのために車を停めたところ

湘南自動車検査登録事務所は下の写真のような配置になっていて、ざっくり説明すると以下の流れ。

[赤線で移動]Dの建物で印紙を購入(重量税、検査手数料)

[青線で移動]Cの建物で検査申し込み

[黄色線で移動]検査棟でライン検査を受けて、C棟で車検証を受け取り終了。

印紙購入

まずはD棟に行き、以下の印紙を購入

①自動車重量税印紙 12,300円

②検査登録印紙                   400円

③審査印紙                         1,800円

合計                                      14,500円

そして、それぞれ指定の書類に張り付ける。

①は印紙購入の際に「自動車重量税納付書(検査自動車)」を受け取り張り付け。

②は「自動車検査票1(様式1)」をD棟窓口でもらい貼りつけ。

申込書を揃える

続いてC棟へ移動し、下の写真のとおりに書類を揃える。

※整備点検記録簿はなければ「後整備」と申告すれば車検手続きとしては済む。

①自動車検査証(今の車検証)

②自動車検査票(印紙貼付済)

③自動車重量税納付書(印紙貼付済)

④継続検査申請書

⑤自動車損害賠償責任保険証明書

⑥点検整備記録簿

毎回来るたびに、何かが変わっている検査場だが、今回もあるものが必要なくなっていた。

それは書類の「印鑑」を押す場所。

コロナ禍で印鑑押すために出社という不毛な出社動機をなくすために国をはじめ色々な場面で印鑑が不要となったけれど、こんなところにもその影響が。そもそも何で必要か分からないものだったので良かった良かった。

窓口で受付

「ユーザー車検受付」と書いてあるカウンターの窓口に書類一式を提出すると、テキパキと内容をチェックしてくれる。

今回は2か所、記入漏れがあったけれど

「ここを記入したら検査ラインに並んでいいですよ」

とのこと。

前回来た際は、検査ラインが不安な人用の目印(下の写真)を渡してくれた。

landcruiser70usersyaken
前回車検時に渡されたもの

しかし、今回は案内がなかったので、こちらから「素人用の目印ありますか」と聞いてみると「特にありませんので、その場で伝えてください」とのこと。2年たてば色々変わるもんだ。

検査ライン


いよいよ実際に車の検査をする「検査ライン」に並ぶ。

並んでいると、紺色の制服を着た検査官が近づいてくる。

プロ相手のときは、お互い何も言わずに阿吽の呼吸で確認作業に入っていくけれど、こちらが少し不安そうにしていると、ユーザー車検と察して言葉を発してくれるので、概ね以下の流れで言われたとおりにする。(点検項目の順番は不正確)

検査官が前に立っているとき。

ウインカー左右点灯
ヘッドライト点灯
フォグランプ点灯(前回はなかった気がする)
ウォッシャー液発射
クラクションブー
ハザード点灯

検査官が後ろに回ったとき。

ウインカー左右点灯
ブレーキランプ点灯
後退灯点灯

検査官が横に来たら書類を渡して、ボンネットを開けて車を降りると、車内、ボンネット内などを目視点検。

問題なしということで、書類にサインをしてくれて、

「検査ラインは案内があったほうがいいですか?」

と聞いてくれたので

「お願いします」

というと、

「検査ラインまで2~3台のところまで行ったらハザードを点灯させていてください。」

とのこと。

確かに、あの目印がなくてもそれで充分かもな、と納得。

そして、ハザードを点灯しながら検査ラインの建屋へ。

建屋の中に入ると、すぐに検査官の方が近づいてきて、親切に教えてくれながら、以下の流れで進む。

①サイドスリップ(指定の位置をゆっくり通過するだけ)
②スピード(40kmになった時点で聴覚検査の時と同じようにリモートのボタンを押す。前回はパッシングだったのでここも変わったところ。)
③フットブレーキ(ゆっくりしっかり踏むのがコツ)※ついついランクル80時代のトラウマで勢いよく踏んでしまい2回失敗。3度目、アドバイスを受けてゆっくり踏んで合格。毎度コレだ・・・
④サイドブレーキ(ゆっくりしっかり引くのがコツ)
⑤ヘッドライト(ローで点灯して待つだけ)
⑥排ガス検査(検査棒をマフラーに差し込んで待つ。差し込んだあと、検査ライン脇にある足跡マークに立たないと検査が始まらないのが前回からの変更点。検査ライン上の安全対策。)→検査合格後、機械に用紙を差し込んで合否登録
⑦下回り検査(下からコンコンされたり、グラグラ揺らさる。フットブレーキ、サイドブレーキも検査あり。)→検査合格後、機械に用紙を差し込んで合否登録

結果、今回は一発合格。

検査ライン出口の窓口に検査票など書類一式を提出すると、スタンプをポンポンっと押してくれてライン検査は終了。

車検証とステッカー交付


検査終了後はC棟に戻り、2番の窓口へ書類一式を提出。

その場で1分程待っていると、あっという間に新しい車検証とステッカーが交付された。

空いていたとはいえ、このスピードに驚き。どんどん早くなってる印象だ。

最後に自宅に帰ってステッカーを貼り換えて、今回のユーザー車検は終了。

ユーザー車検費用まとめ


というわけで無事終了したランクル70のユーザー車検。

今回の費用は全部で以下のとおり。

①予備検査代            3,300円

②自賠責保険料(12ヶ月)  19,120円

③自動車重量税印紙     12,300円

④検査登録印紙          400円

⑤審査印紙                                         1,800円

合計 36,920円(②~⑤33,620円)

「ランクル70のユーザー車検 湘南自動車検査登録事務所 2022編」への2件のフィードバック

  1. ユーザー車検お疲れ様でした!
    ユーザー車検にチャレンジしたくなるような記事ですね。
    車検前のソワソワ感と車検後のメッチャ ホッとした感じが病みつきになっております。
    車検1か月前に持ち込み検査に行く都合のいい日を決めて、決めた日の更に2週間前位からユーザー車検予約のサイトで予約して、車は車検の予約日に間に合うように天気のいい日に下回りをコイン洗車場で高圧洗浄して、乾いたら黒ペンキ塗りしてます。
    予備検査場では「ガスなしで!」とお願いしてます。
    (排気ガス検査要りません)の意味で、料金も下がります。
    ヘッドライト検査がハイビームからロービームに変更になったり、排ガス検査で指定のマット上に立ったり、チョコチョコ変更になりますね。
    検査官は、右前タイヤハウス内ショックアブソーバー近くのフレーム打刻番号の確認と、ボンネットを開けてライトを照らしてエンジンの原動機の型式【1GR】の確認をしてると思います。運転席側のエンジンとミッション接合部エキゾストストパイプ近くに消しゴム位の大きで凸文字があると思います。そこまでしなくてもいいのにと思いますが、検査官の確認項目になっているのでしょうね。
    車検のステッカーを貼らない時もありましたが(コレクションで貯めてました)、だんだん物忘れが・・も発生し始めておりまして、最近は貼ってます。ルームミラーの位置に貼ると剝すのがちょっと手間なので、助手席側左上に貼り付けてます。またコレクションで貯めようかな~・・

    1. ↑矢印さん
      検査官の動きはそんな感じですね。
      色々変わりましたが、何よりユーザー車検の受入態勢の充実がスゴイですね。
      最後の役人天国みたいだったあの陸運局が懐かしく感じられるほどです。

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