事故で凹んだフロントバンパーをDIY修理(凹み修正&塗装)

まえおき


先日の事故で助手席側が大きく凹んでしまった愛車ランクル70のフロントバンパーカバー。

幸い、ボディーやヘッドライトは僅かに傷が付いた程度。

とりあえずバンパーカバーは試してみたい修理方法があるので、DIYで修理してみることにした。

バンパーカバーの取り外し


修理に先立ち、まずはバンパーカバーを取り外す。

カバーは大きいけれど樹脂製で軽い。

温めて成型


バンパーカバーは大きく凹んだり変形しまって、一見、もうダメだなぁコリャ、という感じ。

しかし、バンパーカバーは樹脂製なので、ヒートガンで温めれば凹みを押し出したりして成型できそう?

ということで、試してみる。

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まずはステーに固定するベロ部分が曲がってしまっているので、ここでお試し。

少し温めてから、恐る恐る手で触ってみると、樹脂は柔らかくなっていて、手の力だけで簡単に再整形することができた。

こりゃいけるかも、ということで、本命の大きな凹み部分を内側から温めてみる。

LOWで局所的に熱くならないように注意しながら、でもしっかりと温めて、手とハンマーの柄部分で押してみると・・・

あらまぁ、驚くほど簡単に外側に押し出すことができた。

とはいえ、表面から見るとまだかなり凸凹している。

そこで、今度は、エクボ部分をピンポイントで温めて押し出してみる。

一度では完全に修正しきれず、裏からも温めたり、何度か試すうちに、表面が解けたりしてしまったものの、大きな凹みや変形や修正できた。

サンドペーパーがけ


これだけだと、表面には痛ましい擦り傷が残っているので、表面を平滑にするためのサンドペーパーがけ。

面倒なので、サンダーでガーっと勢いよくやってみた。

一度ヒートガンの熱で溶けたところは表面がけば立ったようになってざらざらしてたり、線上の傷が数多残っているけれど大体でいいや、という適当な感じで磨きは終了。

塗装


べっこり凹んだ状態よりはマシだし、多少の傷は気にならないだろうということで、この状態で塗装する。

この機会にバンパー全体を再塗装するので、全体をシリコンオフで拭く。

そして、もともと素地で塗装不要のステップ部分や、ステッカー部分、フォグランプをマスカーマスキングテープで養生。

続いて、塗装のお供、ミッチャクロンを拭いてから、マットブラック(シリコンカラースプレー)で塗装する。

塗装完了で、あっという間に修理完了・・・

と思ったのだけれど、凹みが治って十分満足なはずなのに、こうなってみると、傷が目に付く。

少し離れて遠目で目を細めてボカシたり、何とかこのまま乗り切ろうとするけれど、やはり気になる・・・

面倒くさいけれど、やっぱりちゃんと下地処理するか・・・

ということで再度バンパーカバーを取り外して作業する。

下地処理(やり直し)


使用したのはソフト99の薄付け用のバンパーパテ

そして磨きは、600番のサンドペーパー

さらに、ペーパー掛けに欠かせない、サンディングブロック。

ホルツ 補修用品 サンドペーパー用 サンディングブロックプラス 大小2個入り Holts MH937

今回は穴埋めというより、パテで新たな皮膚を一枚作るつもりで、最初に薄付けパテを何度か重ね盛りして、乾燥させてから空研ぎしていく。

※パテは水研ぎしないほうが良いらしい。

そして、ほとんど平らになったところで、凹凸確認のため、プラサフを拭いて、仕上げ。

少し、凹んでいるところには再度パテを盛って仕上げ研ぎして下地処理は完了。

今回は全工程を600番のサンドペーパーで済ませた。

塗装(やり直し)


そして、再度ミッチャクロンマットブラックで塗装。

今度は、前回とは打って変わって、かなりきれいな仕上がり。

ということで、今回の事故後の修理作業は完了。

最初の塗装後とは違い、自分のような大雑把人間にはぱっと見ではピカピカバンパーに見える。

ヒートガンは凄い!

こうしてようやく終わってホッとしたのもつかの間。

ウインチカバーも再塗装しないと、周りがきれいになって悪目立ちするようになってしまった・・・

「事故で凹んだフロントバンパーをDIY修理(凹み修正&塗装)」への4件のフィードバック

    1. An-225さん
      勿体無いコメントありがとうございます!
      貴重なウインチ付きバンパーカバーが余ってるようでしたら是非、FORSALEご利用下さい。

  1. キレイに治せるもんですねぇ。素晴らしい。
    思わずヒートガン欲しい・・・と思ってしまいました。使う予定もないのに。

  2. しかし70はDYIで治りますね・・・まあ、技術や経験にに道具は必須ですが。
    こんな車両こそ本当のエコなのでは?

    最新技術とは場違いでしょうけど、毎日普通に使う道具ってこんな感じでで必要なのでは?

    新しい技術と以前から在る技術の融合こそ未来なのでは??

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