スタッドレスタイヤをホイールからDIYで取り外した方法(1/2 ビード落とし編)

まえおき


過去、何度か挑戦したことのあるランクル70に使用しているホイールからのタイヤ外し。

今回は、古くなり再利用せずに廃棄するスタッドレスタイヤを、新しいものに交換するため、取り外す。

ブリジストンのスタッドレスタイヤなので、BFグッドリッチほどハードではないことを前提として、過去の経験から最適な方法を考え最短時間での取り外しに挑んでみた。

イメージ動画


作業の全体像把握用の動画

ビード落とし


最初の工程はビード落とし。

使うものは以下のとおり。

・ランクル70
・ダルマジャッキ(純正工具で可) 
・木の端材 
・大き目の段ボール(ホイール保護用)

タイヤのエアバルブのバブルコアを抜いて、完全に空気を抜いておく。

ランクル70のリアタイヤ前に段ボールを敷く。

そして、ホイールの裏側が上になるようにして段ボールの上に置く。

ホイールの表側から作業すると、落ちにくい裏側のビードを落とすのに苦労するので、この順番はキモ。

タイヤのビードを落とす部分がフレームの下にくるように置く。
 (注)当方の車は2インチ(約5cm)リフトアップ済み。ノーマル車高の場合、ジャッキがタイヤとフレームの間に収まらない可能性あり。その場合は後輪を何かに乗せるとか工夫が必要になるかもしれない。
また、ジャッキを載せる部分の180度反対側がリーフサス(一番下の板の端)にかかるように置く。
作業時にビードを落としていない側のタイヤが浮き上がるのをリーフサス(=車重)で押さえることで、ジャッキの力を効率的にビードに伝えられる。

ジャッキをタイヤとフレームの間にセットする。

画面左のリーフサスとタイヤの間に隙間があったので、そこに木の端材を挟んでいる
ジャッキ底面とタイヤの間に木を挟んでいる様子
ジャッキ底面とタイヤの間に木の端剤を挟んでおく。
端材を挟むことで、ジャッキがタイヤを押し下げて食い込んだ状態でも ジャッキハンドルとタイヤゴムが干渉しないようになる。※作業後半で気が付いたため、一部写真では木を挟んでいません。
ジャッキアップしてタイヤのゴムをビードが戻らないところまで押し下げる。

 ビードが落ちた状態になるとき、少しガクガクっという手ごたえがある。
ジャッキを縮めて取り外して、タイヤを60度位回転させて、再び同じ作業をする。
これを3回~4回程度繰り返して、外周の4割程度のビードを落とすと、残りの部分はタイヤレバーを使ってビードを落とすことができるようになる。

続いて、ホイールの表側からビードを落とす。

基本的な作業手順は同じだが、こちらは、ホイールビードが落ちる部分(ウェル)が深い(段差が大きい)ので一か所落とすと、あとはタイヤレバーで落とせてしまう。

表側のビードは上げるのが大変だが、一か所落ちれば一気に落とせるという感じ。

これでとりあえず、ビード落としが完了。

この作業、ジャッキの操作を手作業でやれば、タイヤ1本あたり15分~20分程度を要する。

ジャッキハンドルのグルグル操作で筋肉痛必至だが、ジャッキ用のアダプターがあれば、インパクトレンチでグルグル作業ができるため、半分の時間で済むし、筋肉痛にもならないと思われる。(購入したので次回はそうなる予定)

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タイヤ外し


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