先日、横浜にあるトレッサ横浜に、あの再再販ランクル70(GDJ76)の展示車があるとの情報を得た。
当選確率はゼロとはいえ、曲がりなりにも、ディーラーにランクル70購入のための抽選申込みしている身としては、実車を見て盛り上がるプロセスは満喫しておきたい。
ランクルBASEの1周年記念の盛大な展示会に行き、海外モデルも含めて見てみたい気持ちはやまやま。
しかし、日帰りでサクッと行くには300kmは遠すぎる。
ということで、昨日、近場のトレッサ横浜に足を運んだ。
現地に到着すると、ひときわ多くの人が集まり、人だかりのできている一画がある。
そこにベージュの再再販ランクル70(GDJ76W)が展示されていた。
生きている間にランクル70の新車が展示されている姿を再び見ることができるとは、なんとも感慨深いものがある。
これを買えるなら涙が出てもおかしくないほどの感動になったに違いない・・・
展示されているランクル70の周りを見ると、いかにもマニア風で、1人で気難しそうな顔をして何度も車の周りをウロつき、運転席、助手席、後部座席に何度も座っては、あごに手を当てて悩ましい顔をしている中年男性。(自分の事ではないが、まぁ、同類)
子連れで通りがかり、カッコいいね、次はこれもいいね、と盛り上がる夫婦。(次があると良いけど・・・)
車庫に入る、入らないをひたすら議論している若者カップル。(入らないという結論になり、苦しまないですみますように。)
子供にスライドドアじゃないとお母さんが認めてくれないよ、と説明しているお父さんも。(その理由で諦められるあなたは幸せです。奥様に感謝。)
はたまた、営業マンに熱心に話を聞く初老の夫婦もいて、売るタマもないであろう営業マンが当たり障りのない話をしていたり。
よもや、このような形で展示(PR)している車が、ほとんど買うことのできないものだとは、ほとんどの人は思うまい・・・
そんな意味不明な状況を知らないまま、買えない理由を考えて諦められる方が幸せに違いない。
そんなことを思いながら、一応、ランクル70購入権記念受験の気持ちを盛り上げるため、順番待ちして運転席に乗り込み、ステアリングを握る。
いいね~、新車の香りも、今風のステアリングも、ちょっと高級感のあるシートも、内貼りも・・・
涙は出てこないが、買えたらよかったのに、と寂しさがこみ上げる。
9年も待ったのに・・・もっと徳を積んでおくべきだった。
ずっと、イマイチなのではと気になっていたオデコの広い丸目フェイスも実車を見ると、全く気にならないどころか、カッコイイじゃん、と素直に思ってしまい、更に欲しさが募る。
ボンネットが高くなったことで、フロントビューのボリューム感がアップして、タンドラやタコマを見た時のような迫力が加わった感じがする。
やはり「百聞は一見にしかず」だ。
この異様な存在感、これが世界のランクル70だ。
まさに日本の至宝。
再販ランクル70と、エンジン、ミッション、顔が変わっただけで、まぁ、劇的に変わるものではないでしょ、という感覚でいたのだが、実車を見て感じたのは「似て非なる」車、ということ。
いい意味で見事に生まれ変わっている。さすがトヨタ。
乗ったこともないけれど、これは、間違いなくレジェンドになるに違いない。
そんなことを思いながら、ヘンタイよろしく車の下にカメラを向けてパシャパシャと撮影。
今後のランクル70研究所で使い倒すであろう画像を撮り終えたところで、その場を後にした。
その他の撮影した写真は↓
大変ご無沙汰しております、以前再販GRJ76の時にステッカーまでいただいてお世話になったmakoyuuki77です。(覚えておられないかも知れませんが。。。。)
先日、地元のランクルベースにて6台の再再販70を見てきました。
そこで得られた情報を数点
①ボンネットの高さは歩行者保護のための法規 フェンダー上部はつぶれるようにプラスチック製の部品がついている。
②スペアーのホイールカバーも法規対応
③リアシートの下の床面はGRJ76より上げてあって新しいシートに対応している。
④リアシート座面はGRJ76より長くなっているのでレッグスペースはやや狭くなっている。
⑤ディーゼルの排気装置の保護のためフレーム下に保護カバーやサブフレーム的なものが付いている。
⑥70ショートは車両重量と排ガスの規制に適応できないので発売できない。(自衛隊車両は法規に関係ない。)
⑦ランクル70は各輸出国の法規対応以外の事で変更することはない。
⑧材料費が高騰していて今回の改良を含めて480万は妥当な金額。よってランクル300の長期納車待ちの人はある意味ディスカウント価格で購入している形になる。
⑨CANインベーターにての盗難はしにくい車両ではないか?ある意味ローテク!
という話をお聞きしました。
GRJ76に比べて同じような形をしているがかなり手をいれて現在の法規に合わせてきたとおっしゃっておりました。
何かのお役に立てればとお久しぶりに投稿させていただきました。
makoyuuki77さん
ご無沙汰しております。よく覚えてます。
個性的な76を中古車情報を見た時は寂しかったです・・・
その節は大変お世話になりました。
ランクルベース、遠くて行けてないので、情報提供大変助かります。
本当に外見は似たような感じですが、知れば知るほど別物というか、改良されてますね。
またこうしてコメントいただけて非常に嬉しく思います。
今後ともよろしくお願いします。
覚えていただいて光栄です。年齢には勝てずに70は手放しました。(懲りずに快適なランクルの一番安いグレードを納車待ちですが・・・)
あと1点 新リーフはショックアブソーバーのセッティングと合わせてかなり乗り心地が良いそうです。(あくまで70開発担当の方の話ですが。。。)
それでは70オーナーではありませんが引き続き記事を楽しみにしております。お返事ありがとうございました。
(元祖)丸目部会長のまるです。
私も地元ディーラーで見てきましたが、そちらとはえらい違いで、屋外に置かれてて冷たい風雨を浴びながら見る羽目になりました。ウインドウやボンネットに枯葉がいくつも貼り付いてたのが物悲しかったです。屋内に(たぶん世間的にはランクル70よりも注目の)クラウンスポーツとセダンが並べられていた煽りを食った形でしょうか?もっと大事にして欲しいけど、どうせ売ることができないから、と見切っているんですかね。
ま、そのぶん人が少なく、室内をゆっくり見られたのは良かったんですが。
まるさん
コメントありがとうございます。
確かに、売ることのできない車を限られた店内のスペースに展示する気にはならないかもしれませんねぇ・・・
そもそも展示する意味があるのかさえ疑問だったりしますものね。
せっかくの再再販なのにこんな風に言わなければいけないとは、寂しい限りです。