待望のランクル70再販から1か月3600台受注のスゴイ勢い!

待ちに待ったランクル70の再販開始(2014年8月25日)から1か月が経過。

自分としては、まだまだ先の納車を待ち続ける再販ランクル70だが、9月末には、

受注が好調で既にトヨタ自動車の予想をはるかに上回る3600台となった、スゴイ!

といった感じの報道がなされた。

10年間、ファンを待たせた待望のランクル70の再販でありながら月間販売目標の200台というトヨタの想定がそもそも妥当なのか、という意見もあるようだけれど、これがどの位すごいことなのか、感覚的には分かりにくい。

200台と比べれば18倍というとんでもない倍率。

しかし、自分のようなド素人には、そもそも車が月にどのくらい売れているのかなんて感覚的には分からない。

そこで、同じくトヨタ自自動車がほこる高級四駆(どうもSUVとはいいたくない)であるランドクルーザー200の販売台数実績を調べてみた。

ランクル200 新車販売台数推移
台数
2014 7月 280 4180
6月
330
5月
260
4月
310
3月
580
2月 330
2013 1月 400
12月 310
11月 290
10月
390
9月
420
8月 280
7月
430
3600
6月
300
5月
300
4月
310
3月
400
2月
310
1月 250
2012 12月
160
11月
300
10月
320
9月
260
8月
260
7月 360





4081
6月 310
5月 293
4月
409
3月
678
2月
509
1月
250
2011 12月
163
11月
143
10月 290
9月 411
8月 265
3か月間合計 11861
1か月平均 329
 

調べたのはランドクルーザー200の直近3年間(2014年7月を最新データとしている)の販売台数。

これを見てみると、

毎月の平均販売台数は約330台。

1年間の販売台数は4000台前後

のようだ。

トヨタが再販ランクル70の販売目標を月200台としたのは、200ほどは売れないだろうなぁ、という感じで少し控えめに設定したというところだろうか?

そんないい加減じゃないか??

そもそもの生産能力の問題か?

それはさておき、今回発表された発売後1カ月の3600台という受注台数は、ランクル200で見ると、ほぼ年間販売台数に匹敵するレベル。

プリウスなどの大衆車と比べると全く少ない数字なのだろうけれど、ランクル200と比較してみると、この1カ月の売れ行きがいかにすごいものだったのかが分かる気がする。

ランクル70の場合は、受注生産なので、ほとんど値引きせずに販売できる上、上の下クラスの価格帯の車なのだから、トヨタにとっては嬉しい誤算だろう。

おそらく今回の再販ランクル70を購入した人はこの先、20年近く買い換えないような人がほとんどだろうから、需要の先食いという面もあるかもしれない。

しかし、最近のディーラーは車検やメンテナンスにも力を入れているのだから、毎年車検できちんと顧客として繋ぎ止めておくことで微力ながら収益面で貢献も期待できるだろう。

いつのまにかトヨタの儲け話になってしまったが、そんなことが言いたいのではなくて再販ランクル70の人気は、ランクル200と比べてみたら、この一カ月はすごかった、ということは確かだ。

この先の受注がどうなるのか、まだまだ初めてのランクル70の新規参入組が湧いてくるのか、息切れするのか、その前にもったい付けて、というか、製造キャパを超えて受注停止になるのか、なんとも見ものだ。