近年は常軌を逸した煽り行為の挙句、暴行に及ぶ輩が検挙される例も多くなるなど、物騒な世の中になっているので愛車再販ランクル70に後方ドライブレコーダーを付けることにした。
フロントにはケンウッドのドライブレコーダー(DVR340)をつけている。リアにはどんなものを付けようか?
その前に、一応、ドライブレコーダーをリアに装着する効果を確認。
どんなに慎重にバックしていたって、子供が飛び出してきてぶつかってしまえば、基本的に運転手が責任を完全に免れることはないと思うけど、過失相殺の根拠になる可能性はあるかもしれない。
いかにもぶつかり屋(ぶつかられ屋)みたいな人が急に飛び出してきて大げさに倒れたりしたときは、運転手の責任有無、軽重の判断に影響を与える証拠として活用できそう。
追突当て逃げされた時の相手車両の特定のための証拠映像。
最後はやはりこれ。
危険な運転で煽ってくる車(最近は減った気もするけど、4トン位のトラックが多い気がする)の運転手の鬼の形相記念撮影。
通常運転時は、よほどのペーパードライバーや高齢者、不慣れな人でなければバックミラーで後方の様子を頻繁に窺っているもの。
したがって、いかにも煽りたそうな車が急接近してくれば気が付くと思うので、避ければいいだけ。
それでも最近煽り運転によるトラブルや情報(大量のyoutube動画)が出てくる要因の一つは、リアドラレコの撮れ高を上げるためにわざとどかずに煽らせるケースもありそう。
これほど急激に煽り運転が増えるとは思えないので、前から一定数いた煽り癖のある人を「煽り運転するように仕向ける」煽らせたい(その動画を撮りたい)人が増加したのではないかなぁ・・・どこまで行っても「煽るほうが悪い」という正論を論破することはできないけどね・・・
ま、なにはともあれこんな感じで、一応、いいこともがあるので、取り付けるのは良いことづくめ。
一応、世間のご意見拝聴のため、ネットで後方ドラレコについて検索してみたら、
後方車両のプライバシーに配慮して取り付けていないはず。
みたいなことを書いている〇違い先生もいた。
なるほど、車内空間は、ある意味、閉鎖されたプライバシー空間でありながら、フロントガラスはスモークを貼ることも許されず、前方方向にはきわめて開放的な状態にあるのが今の車。
特にランクル70なんて、スクエアなでっかい窓が付いてるからなぁ・・・
それなのに、前の車に、後方の動画撮影なんかされた日には、油断して鼻をほじることすらままならないし、放屁して車内大騒動になり、高速道路なのに窓全開、なんて一連の動作が映り込んでしまって、プライバシーの侵害だ!という主張か?
まぁ、着眼点としては面白いし、一見、もっともらしいけれど、プライバシー権ってのは、個人の私生活を勝手に公開されない権利。
録画した映像を面白おかしくネット上に晒したりした場合に問題になり得るけれど、個人で保管していて、何かの時に証拠として使う分には何ら問題なし。要するに録画した映像の使い方の問題であって、録画すること自体の問題とは無関係。
これは防犯カメラだってなんだって同じ。
後は、意外とネット上で質問している人が多かったのが、
後方のガラスへの貼り付け是非
に関するもの。
ネット上では例によって色々否定的なことを言う大先生や、ディーラーでNG出されて、その後OKになった、とか情報が錯そうしているけれど、総じて見解をみていると、後方の窓に関しては、特に基準なしでご自由に、ということらしい。
と、ひとしきり自分の後方カメラ搭載行為を正当化し終えた。
ということで、格安ドライブレコーダーを探していたところ、ビックカメラのアウトレットで初耳ブランド(「ドウシシャ」って大学のイメージしかなかった・・・)のドライブレコーダーが1,980円で販売されていたのを発見。
愛車再販ランクル70の後方取り付け用に購入、装着してみた。
麗しい金色ボディーが下品でいい感じ。煽り野郎にはこれくらいで上等だ!?
ドライブレコーダーの電源は、通常はフロント装着が前提なのでシガーソケットから取るようになっている。
こちらのドライブレコーダーも、コードは結構長いものの、さすがに荷室ドアからシガーソケットまで届くほどの長さはない。
ランクル70はリアシートや荷室にシガーソケットはない。
今まで、シガーソケットタイプのものを、他の形に変えて接続した経験もない・・・
どうしたものかと思っていたのだけれど、ふと思い立ってシガーソケットプラグを分解してみると、案外簡単な仕組みであることが発覚。
20年以上もなんでシガーソケットなんだろ、どんな特別な仕組みなんだろ、と思っていたのは、完全な食わず嫌いだった。
プラグの横についた羽みたいなバネみたいな金属はマイナス(-)で、荷室のどこでも取れる。
プラグの先端にポチッと飛び出す部分は、内部に収まるヒューズに接触するようになっていて、ここにプラス(+)電源(アクセサリー電源orイグニション電源)が接続されればいいだけのようだ。
電気をヒューズ&シガーソケットプラグに内蔵されている基盤を通過させてあげれば、問題なく動作するはず。
なんだ、それだけのことか、ということで早速、運転席付近のアクセサリー電源を分岐させて、荷室まで引っ張っていく。
そして、差込プラグのヒューズ部分に接続。キャップを外してコードを挟んでグリグリ締めるだけで、超簡単。
横の羽部分にマイナス(アース)を接続して試しに起動してみると、無事作動。(あまりに汚い適当な仕事のため写真は割愛)
これで配線は完了したので、あとはリアガラスに両面テープで台座を張り付ける。
台座を貼り付ける場所は、台座固定用両面テープが熱線に重ならないように、かつ、カメラの画像に熱線があまり写り込まないようにする必要があって、2回くらいやり直しになってしまったけれど、結局、台座を少しカットしてなんとか収まった。
これで後続車ドライバーの油断を許さない恐怖の後方ドライブレコーダー設置完了。
麗しき金色ボディーが不本意に目立つものの、後方車両への録画忠告機能が期待できていいのかも?
早速映りを試してみると、お安いカメラの割にはきちんと映っている模様。
さて、周囲の車の記録はばっちりになったところで、まずは自分が安全運転を心掛けないと意味がないな、と教科書的にしっかり再確認。
事故はないのが一番、余裕ある安全運転がよく似合うランクル70なので、気を付けてドライブしましょう。