まえおき
愛車ランクル70も納車から年末で8年。
理想のナロースタイルにシュノーケルでもはや、やることなしかと思っていた。
しかし、思い起こせば、実は一つやり残していたことが。
それが、中東仕様のランクル70に施されていたサイドデカール。
後に国内でも入手可能になった時期もあるし、最近では70周年記念のストライプ(デカール)もあったが5万円強という高嶺の花。
なかなか思うようにいかず、結局のところシンプルホワイトボディを満喫することになっていた。
シンプルホワイトも嫌いじゃないが、そろそろ模様替えもしたいということで、今回のカスタムに至った。
サイドデカール購入
肝心のサイドデカールはアリエクスプレスを眺めていて発見した下のデザインのもの。
やはりワイドボディ用になっているが、この程度ならナローボディでも違和感なさそう。
何より、シンプルでありながら遊び心があり(個人の感想です)、お値段が1万円弱(デザインが同じでも値段は売主、時期によってマチマチ)とお手頃。
オレンジ系か迷ったが、今回はブルー系を選択してみた。
※ブラックとグレーのデザインも存在する。
8月16日に注文して、届いたのは8月27日、amazonに慣れ親しんだ感覚には遅く感じられるけれど、急ぐものでもなければコスパには勝てない。
DIY貼り付け作業
4万も5万もするデカールなら、緊張感もあるけれど、このくらいだと、失敗しても泣く泣く再注文でなんとかなる。
とりあえず、やってみることにする。
作業手順は以下のとおり。
- ボディを洗う(ホコリを落とす)
- 油分を除去する
- デカールをカットする(必要に応じて)
- デカールを仮止めする(大体の位置決め)
- 霧吹きでボディを濡らす
- デカールの台紙を剥がして霧吹きで濡らす
- ヘラで水を抜きながらデカールを貼り付ける
- アプリケーションフィルム(透明のフィルム)を剥がす
1 ボディを洗う
今回は水垢もたまってたので、水垢シャンプーで洗浄して、さらに粘土クリーナーで鉄粉も除去した。
2 油分を除去する
張り付ける部分をシリコンオフで拭いて油分を除去した。
3 デカールをカットする
今回はデカールをカットする必要があったので事前にカット。
具体的には、以下の部分をカットする必要があった。
- フロントフェンダーとフロントドアの間
- ガソリン給油口の鍵穴と周囲(運転席側のみ)
- リアドアとリアフェンダーの間
いずれも仮止めしてみて、現場合わせでカットしたほうが効率的。
ガソリン給油口と鍵穴の部分は少し面倒だが、自分の場合は現場合わせでカットして対応した。
給油口のカットには、コンパスタイプのカッターを使用。あるととても便利なのでおすすめだ。
4 デカールを仮止めする
マスキングテープを使用して、ボディに仮止め(同時にカットする部分はカット)する。
自分は大雑把なほうなので、どうせ両面を同時に見られることはないデカールなので、片側で高さが大きくずれることだけないようにだけ注意した。
実際の貼り付け作業時には、アプリケーションフィルムの形状(フィルムを剥がさなければ、勝手に真っすぐになる)と感覚に頼ることになる。
マスキングテープはむしろ、フィルムの動きを阻害する要因になるので、2~3か所固定しておけば十分。
切れ目の部分が、ボディの平らな範囲に収まる(局面部分や隙間にはみ出さない)ように気を付けて位置決めする。
ちなみに自部は最初に貼った運転席側で、はみ出してしまい、後からカットすることになり苦労した。
5 霧吹きでボディを濡らす
デカールがいきなり張り付いてしまい、取り返しがつかなくなるのを防止するための作業。
まずは息子のカブトムシ用の霧吹きに水を入れて、1滴ほど食器用洗剤を垂らす。
もう今の時期、カブトムシは息絶えているので、洗剤の影響は心配なし。
そして、仮止めしたデカールをめくってボディにこれでもかと噴射。
6 デカールの台紙を剥がして霧吹きで濡らす
いよいよ、デカールの台紙(白い紙)を剥がす。
後戻りできない感のあるステップだが、もうここまできたらやるしかない。
台紙を剥がしながら、剥がしたところに霧吹きを見舞う。
7 ヘラで水を抜きながらデカールを貼り付ける
まずは、デカールの位置が大きくずれていないことを確認してから、軽く手で、デカールの中心あたりから外方向に抑えるようにボディに張り付ける。
この時点では、しっかり霧吹きしてあれば、いくらでも動かせるので、細かいことは気にしない。
マスキングテープはもうお役御免なので、外した方が作業しやすい。
水平とか歪みとか、心配になるかもしれないが、人の目のその辺の感覚というのは凄いものがあるらしいし、アプリケーションフィルムに張り付いている限りは、ゆがむ心配もない。(実は水平器を使おうとしたけれど、そもそも駐車場がの水勾配があり、傾いてるので使えなかった)
そして、位置が問題なさそうなら、付属の黄色いヘラで中心部から水を外に押し出すようにシゴいて張り付けていく。
このとき、アプリケーションフィルムの上にも霧吹きすると、作業しやすい。
8 アプリケーションフィルム(透明のフィルム)を剥がす
少しの間(自分の場合は昼食の間1時間くらいだった)放置して、接着力が高まるのを待つ。
そして、アプリケーションフィルムを剥がして完成。
このとき、うまく張り付いていない部分があると、アプリケーションフィルムと一緒にはがれてくることがある。
間違って破かないよう、ゆっくり作業することが大切。
もしはがれてきたら、チョチョイっとフィルムの上から押しつけてやればいいだけ。
まとめ
ということで、貼り付け作業は最初の運転席側で1時間(洗車込み)、助手席側で30分ほど。
完成した愛車は、予想以上にいい感じ。(個人の感想です)
どんな接着剤使ってるかわかったもんじゃないから塗装が痛むかも~、とか、
日焼けしてもとに戻せなくなっちゃうかも~、とか、
左右で高さがズレちゃうかも~、とか、
完全水平に貼れないかも~、とか、
心配すればきりがないけれど、
まぁ、どうせナロー化したときには純正塗装とおサラバしている我がランクル 70。
左右で多少ずれてたって、普通は左右同時に見ることのできないものなのだから、別にいいっしょ。
大切にしている「見た目貧弱」というコンセプトを過度に損なうことなく模様替えを果たすことができたということで、今回は大満足なお手軽カスタムとなった。
丸目部会長のまるです。
80年代の、クロカン四駆全盛時代を思い出させていい感じですね。
「見た目貧弱」のコンセプトは、私も追求したいところです。
最近では、235-85-16のタイヤすら大きすぎるのでは・・・と感じられて仕方ありません。
まるさん
まさかの見た目貧弱コンセプト賛同ありがとうございます。
自分的には別名、能ある鷹は爪を隠すコンセプト。
謎の日本人的美学?
守り抜きましょう。