まえおき
2014年8月、TOYOTAが待望のランクル70再販(国内では約10年振りとなる復活販売)を発表。
当時、自分を含めた多くのランクル70ファンが喜びを持って、10年ぶりの国内ランクル70復活を受け止めた。
他方で、10年前に日本のマーケットから姿を消したランクル70とは違い、ディーゼルではなくガソリン、その顔(フロントマスク)は丸目でななかったため、多くの古くからのランクル70ファンに失望感を与えたのも事実。
もちろん当時の自分は海外でランクル70が販売されている間に顔が変わっていたこともロクに知らず、ランクル70といえば「丸目フェイス」だったので、復活する姿がそれとは異なるのは残念だった。
それでも奇跡的に訪れたランクル70を新車で購入できる機会を逃す手はなかった。
「丸目じゃないから買わなかった」人は、「ディーゼルじゃないから」という人ほど多かったとは思わないが、一定数いたに違いない。
※特にディーゼル規制地域以外に住んでいる人などは中古の丸目ランクル70が購入可能なので、他の選択肢がある。
1年間の期間限定でおよそ7000台のランクル70が新車販売され、幕を下ろした再販劇から、早くも約8年が経過。
街中では時折、再販ランクル70を見かけるようになったし、SNSには大量の再販ランクル70の画像が溢れ(自分がフォローしてるからだが)ている。
中東のニュース映像などでも頻繁にその再販顔(丸目と区別するため、当記事ではそう呼ぶ)を見る中で、人々の意識に変化があったか興味が湧いた。
そんなわけで今回実施した、
「再販顔」と「丸目顔」どちらが好きですか?
アンケートの結果、はたしていかに?
アンケート方法
今回のアンケートは当研究サイト上で実施。
期間は2022年8月8日~9月7日の1か月間。
対象者はランクル70オーナーの方々。
再販ランクル70オーナーと、丸目ランクル70オーナーを分ける形で投票してもらった。
SNS(インスタ、Facebook)で投票を呼び掛けたため、コメントで意見表明いただいた方も多くいたが、今回集計した数値には含めていないので悪しからず。
アンケート結果
投票数
- 再販ランクル70オーナー 258票
- 丸目ランクル70オーナー 113票
- 合計 371票
SNSも活用して投票をお願いしたので、それなりの数は期待していたが、これほど多くなるとは期待以上。
とりわけ、丸目オーナーがこれほど投票してくれるとは想定外だった。
投票いただいた皆様、ありがとうございます!
再販オーナー投票結果
まずは再販ランクル70オーナーの投票結果。
自分自身は、このアンケート実施前に、自分の素直な気持ちに向き合った結果、やはり丸目への憧れは消えていない、と気が付いて「しまった」。
しかし、自分のものがベストだと信じたいのが人の性だし、8年という時間の中で見なれたり、情が湧くこともあるだろう。
おそらく、巷の再販ランクル70オーナーの大半が「再販顔」に投票するのではないかと思っていた。
しかし、結果は、実に54%もの方が「丸目顔が好き」に投票。
再販顔に投票したのは僅か34%に留まった。
両方好き、と再販顔を足すと46%、概ね半数に迫るので、いい勝負だったとも言える。
とはいえ、現在所有する自分の車をベストと言わない人が過半数というのは、自分としては意外というほかない。
丸目オーナー投票結果
当研究所ブログ読者の多くは再販ランクル70オーナーだと認識していたこともあり、これだけ多くの投票があったこと自体が、奇跡的。
なにより、丸目オーナーにとって「再販顔と比較してどっちが好き」という質問は、「答えるに足りない」又は「当たり前すぎて聞くまでもない」ものだろうと思っていた。
結果は、81%が丸目顔。再販顔が12%、両方同じが8%。
このブログのアンケートに回答してくれている時点で、かなり再販ランクル70に対して理解のある方々である可能性があるので、数字通りに受け止めることはできない。
とはいえ、約20%(当たり前だが5人に1人)もが再販顔を認めているという結果は意外。
まとめ
今回の結論としては「丸目顔」が勝利を収めた。
一応、再販オーナー、丸目オーナー合わせた数字では
- 230/371→約62%の方が丸目顔に投票
- 101/371→約27 %の方が再販顔
- 040/374→約11%の方が両方同じ
となり、案外、いい勝負のような気もしなくもないが、このブログ読者の特性上、丸目オーナーの投票数が少ないので、全ランクル70オーナーであれば、もっと丸目顔が圧勝になっただろうと思われる。
この結果を受けて、どう感じるかは、人によって違うだろう。
「自分のものがベストだ」と、全人類を説き伏せたい猛者は不満だろうし、「自分が好きならそれでいい」という人は、何も感じないだろう。
自分は比較的後者寄りの思考回路だし、冷静に考えると、丸目顔のほうがカッコいいと相変わらず思うので、結論に違和感もなく、素直に受け止められる。
再販開始当時、自分は、ものの数年で、人々は再販顔に慣れ、徐々に情が湧き、好きになり、丸目顔は陳腐化していくのではないかと思っていた(希望的観測ではなく、人の好き嫌いなんて、そんなものだと思っていた。)。
しかし、8年が経過した今、まだ多くの人が丸目顔が好きでい続けている。
本当に良い物、いいデザインは時を超えて愛され続けるのだと、嬉しい気持ちになった。
この先、丸目顔の車が発売されることはないだろうから、もう増えることはない。
今ある丸目ランクル70が少しでも多く、少しでも長くこの日本に、世界に残り続けて、永遠の憧れが現役車両として存在し続けることを願うばかりだ。
・・・と、潔さ100%で人格者として終われればいいだろうけど、まぁ、丸目オーナーの「どやっ」とした顔を想像すると、全然悔しくないわけでもない。
2001年頃、まだ丸目ランクル70を新車で買えたのに95プラドを買ったあの時の後悔は墓場まで大切に持って行こう。
この記事は、ランクル70の良し悪しを見た目のみで語る邪道を究めたものです。丸目、角目のデザインにどんな背景があってもおかまいなしですので、趣旨をご理解頂けると幸いです。
丸目部会長のまるです。
集計お疲れ様でした。。
人の好みなんだからしょうがない、と言われればそれまでなんですが、丸目の中でも、やれBJグリルがいい、いや最終の76フェイスだ、やっぱりメッキだ、いや消防グリルだ、などと人それぞれなのが面白いですね。
後からのカスタマイズではなく、トヨタが最初から再販を丸目ライトでデザインしていたらどんな感じだったろうか?と思うことがあります。
前期のロクマルみたいに、それはそれで人気が出たでしょうか?
まるさん
コメントありがとうございます。丸目強しでしたね~
あまり意識して見てなかったですが、丸目の中でも色々あるのですねぇ。
言われて初めて知りましたが、60は後期で角目が出たんですね、最近80に顔面移植されてるのは前期だったんですね。勉強になります。
最初から今回の丸目デザインだったとしたら、どうだったんでしょうね。私はいずれにしても買ってましたが、やはり、ディーゼルかガソリンか、ほど買う、買わないに影響を与えるものではなかっただろうなぁ、という気がしますね。