再販ランクル70バン(GRJ76K・ホワイト)オーナー、福(^@@^)さん(No.122)の投稿

イントロ
お久しぶりです。いつもブログ拝見させていただいています。
私の70もトランスファーから前後オイル漏れしたのでシール交換を行いました。
手がオイルだらけになるので写真は少ないです。
乱筆乱文で失礼します。
メンテナンス箇所
トランスファー前後からのオイル漏れ。
使用したパーツや工具
- ギヤプーラー
- 油圧プレス
- 丸山モリブデングリススプレー
- 丸山モリブデンギヤオイル添加剤
- ハウジングオイルシール(前と後)
- ベアリングスナップリングとシャフトスナップリング(クリアランス調整の為、何種類かあるので、どれが合うかハウジングを開けてみないとわからないので、全種類注文)時間に余裕があればハウジングを外して合うスナップリングを注文すれば無駄がないです。
- ロックナット
- Oリング
- ギヤオイル
- 液体ガスケット
工夫した点
- シールを組みつけるときに技術マニュアルではシール面を0〜−0.5mmとなっているところを+0.5にしてシールのヒダがアウトプットシャフトに押しつけられるようにしてオイル漏れ防止にしてみました(@自己責任)
- シールを組み付けした後、アウトプットシャフトを戻すときにシリコングリスではなく、丸山モリブデングリーススプレーを使用。これはシールとアウトプットシャフトの摩耗予防として使ってみました。ちなみにオイルには丸山モリブデンギヤオイル添加剤をミッション、トランスファー共に添加(トランスミッション:160ml、トランスファー80ml)
苦労した点
- フロント側のシールを交換した後、ハウジングを戻すのにうまくシャフトが噛み合わなくて10分ぐらい格闘しました。格闘している間に液体ガスケットが結構乾いてしまいました。
- リヤ側のロックナットを締める時のトルクが127.4N.mと高トルクなのに加えてロックナットが浅いためソケットのかかりが少なく、車体に潜って仰向けでの締め付けは力が入りづらく大変でした。
作業手順
- 順番にプロペラシャフトを外して後ろはロックナットはカシメを外して、インパクトでこじ開け笑笑。
- 後はシールを外して新しいシールを取り付けグリーススプレーを吹きつけてアウトプットシャフトを取り付ける。
- フロント側の時はシフトデイテントボールとバネを外してからハウジングのネジを外して、プラハンでコンコンして取り外し。
- 後は、スナップリンングを外し、ギヤプーラーと油圧プレスでアウトプットシャフトを取り外してシールを取り外し。
- 取り付けは逆の手順で取り付け。組み付け時に丸山モリブデン塗布。
反省点
- リヤのアウトプットシャフトを外したときに中のワッシャーが2枚一緒に出てきてしまって落としてしまったこと。どっちが手前か奥か不明になってしまった。とりあえず、どっちでも大丈夫だろうと踏んで取り付け。
インプレ・感想
オイル漏れが完全に止まりました。
後は数万キロ走ってオイルが漏れて来ないことを願うのみ。
因みにシフトフィールは新しいオイルのせいか、添加剤を入れたせいか少し良くなった気がします。
添加剤とグリーススプレーでシールとシャフトの摩耗が抑えられれば良いなぁと。
所要時間
- フロント3時間
- リヤ2時間
費用
- デフミッション添加剤4180円✖️2
- モリブデングリーススプレー:6380円
- トヨタで取り寄せた部品は明細を捨ててしまって不明
- トランスミッションオイルワコーズMT75:家にあったもの
その他
車検前点検でオイル漏れを指摘されて交換となりました。
ディーラーだと工賃が目が飛び出るくらいの値段だったのと、組み付けの時に丸山モリブデンが使えないので自分で交換しました。
後は、シールを+側にしているので吉と出るか凶と出るかです。
福(^@@^)さん
投稿ありがとうございます。
長いことやってますが、初めて、当方の用意したフォーマットにそって記載していただき、感謝感激です。
それにも増して、これだけのことを自分でなさるその技術に驚きです。
見習いたいですが、ここまで自分でやる自身はとても・・・
まだあまり故障などの話のない再販ランクル70にあって、比較的よく聞くこのトラブル。今回の工夫が奏効するか、興味深いです。
また時間が経っての経過を教えていただけると助かります。
by所長
掲載ありがとうございます。
ちなみに私の76ですがナックル部にデフオイルが少し回っているようで今度はナックルのシール交換予定です。
駆動系のシールが弱い印象です。
また、ナックルのシール交換をした時にはよろしくお願いします