まえおき
愛車再販ランクル70(GRJ76K)のフロント右タイヤがどうもおかしい。
走っていて異変を感じるほどではないものの、空気圧をチェックすると、320kpa入れても、1週間も経つと280kpaくらいになっている。
それ以上、大幅に減るわけでもないけれど、明らかに他のタイヤと比較して減っている。
いわゆるスローパンクチャーという状態?
いきつけのショップがあるわけでもないし、ディーラーも予約だの検査料だのとお手軽感がない。
そんなわけで、自分でなんとかするしかない・・・
原因調査
まずは原因を突き止めないとどうにもならない。
タイヤをぐるり一周、凝視してみても、釘などが刺さっている様子はない。
そこで、トレッド面、エアバルブ、リム、要するにタイヤ全体にカーシャンプーを混ぜた水をかけてエア漏れをチェック。
すると、エアバルブの近くのリムとタイヤの間からプクプクと泡が・・・
他には特に怪しいところもないので、これが原因と特定できた。
しかし、このタイヤ、2年前に手組して、特に問題なく使ってきたし、手組作業の最後にエア漏れはしっかり確認していたはず。
何でだろ??
対応策は?
ひとまず対応策もこれまたググってみる。
すると、次の3つの対応策が出てきた。
1 空気圧を高めに入れてみる
2 ゴムハンマーで叩いてみる
3 ビードを落としてゴミを取り除いてみる
1,2で済むならこれ幸いと試してみるけれど、あえなく撃沈。
やはり3のビード落としか・・・気が重いけれど仕方ない。
修理作業
ビードを落としは車重とジャッキを使う方法にしてみる。
まずはタイヤを外して、ウマをかけたら、車中央付近のラダーフレーム下にタイヤをセット。
そしてタイヤの上に純正ダルマジャッキをセット。
あとはジャッキでラダーフレームを持ち上げる(実際はタイヤが凹む)。
ジャッキの位置を動かして3か所位でこの作業をしてやると「ポコン」とビードが落ちてくれる。
こりゃ簡単だ。
ホイールをタイヤから外すとなると、この先がしんどいけれど、今回はここまでで、あとはビードとリムの間をお掃除してあげるだけ。
そして、ビードを落としたところで、リムとビードの間を見ると・・・
手組するときに、一生懸命サンドペーパーかけたり、ゴミを落としたりしてエア漏れのないようにしたのに・・・
この状態ではエアが漏れるのは当たり前、というか、よくこの程度の漏れで済んだなぁ、とビックリ。
ひどく泥が入り込んでいるのはエアバルブ付近で、その他の場所はそれほどでもないし、エアバルブのない外周半分くらいにはほとんど入っていない。
クロカン走行したからって、簡単に泥が入り込めるような密着状態ではないと思うのだけれど、一体どういうことなんだろ?
不思議だ???
何はともあれ、エア漏れの原因が特定できたということで、リムとビードをひたすら掃除。
タイヤの内側にはなるべく汚れが落ちないように掃除機で吸いながら、リムにサンドペーパーをかけて、ビードのドロ汚れをふき取った。
綺麗になったところで、今度は、ビード上げのためにビードクリーム(ワックス)を塗る。
バンっという気持ちのいい音でビードが上がったところで、しっかり密着したか、シャンプー水でテスト。
まとめ
結局、エア漏れの原因は分かったものの、何でリムとビードの間にあんなに泥が入ったかは理解不能。
クロカン走行する人には良くあることなんだろか?
まぁ、なんにせよ、手組したことが原因ではなさそうで良かった。
それどころか、手組できるようになってるから、自分でビードを落として、再度ビード上げなんて、前の自分には想像もできなかったような芸当で修理ができたのだから、DIYって本当に素晴らしい。
ど素人の自分に手組という技術を与えてくれたDIY部会長↑矢印さんに感謝!
この現象を避けるのにわざわざチューブを組むことも有りますね。
恐らくビードが離れる事よりも泥の水分が浸透していって、細かい砂粒もタイヤがリムまで埋まっていたりすると入り込むのではないでしょうか。
舗装路面と違って、リムとタイヤの接合面に掛かる圧力が泥や砂や岩だと走行で接する部分の反力が減退したり非常に片寄ったりして、ビード落としに近い力が掛かり、駆動で回転すると一時的にリムの接着が緩むか、水分に触れる事で温度の低下でエア圧も下がり外からの浸潤を促すのかと思います。
「ミリタリー」表示のタイヤだとパンクしない様に中子が入っていますけど市販タイヤ用も知らないですね。
所長さま
タイヤリム、ビードからのエアー漏れ修復作業お疲れさまでした!
ビード落とし、からの(清掃)、ワックス使用のビード上げ、とても良いと思います。
ありがとうございます。
色々なことがあるものですね。日々勉強です。