前置き
ランクル70を買おうかな、と思う理由は人それぞれで多種多様。
※この記事では2014年から期間限定で販売されたランクル70=GRJ76KとGRJ79Kを想定しています。
■武骨な流行に流されないスタイルがカッコイイ。
■人と違った車に乗って目立ちたい(再販車は約7000台)
■世界が認めるランクル70を人生一度は持ってみたい。
■オフロードを走りたい。
目立ちたいなんて邪道だ、とかそんなことはない。
車選びなんてものは個人の趣味の世界で、他人がとやかく言うことじゃないから、どれも正解。
昔、カッコイイという理由で「KOOL」というタバコが流行ったことがあったけど、その選択にとやかく言うのと同レベル。
自分の責任において買いたいなら買えばいいし、反対もまた然り。
(そういう意味では買う「べき」なんてことはありえないのだけれど、取り敢えず、流行に乗ってそう書いてみただけ。)
そうは言っても、一応、自分は先んじてランクル70オーナーを経験しているからこそ、あと少しのところで踏み切れずに迷っている人のお役に立てることがあるのではないか?
ということで、人の習性として、まずは買わない理由を探すところから始めがち、らしいので、「買わない理由」を30個もまとめて、意思決定支援を試みたのはずいぶん前のこと。
「買わない理由」に挙げた項目を見ても「どうってことない」という人はそれこそ欲しいなら「買えばいいじゃん」ってこと。
しかし、それでもなお、どうしても最後の一歩を踏み出せずに困っている、という人がいるとしたら、その人にはいよいよ背中を押す「ランクル70を買うべき」理由が必要かも。
これもまた、十人十色、大きなお世話でなかなか難しいお題目だけど、思い切って、初めてランクル70に乗ってみた一個人として考える「ランクル70を買うべき」理由を6個列挙してみる。
順不同。
※主としてランクルやクロカン車初心者向け。鼻息荒くランクル70論を語れるような人は、「分かってない!」と激昂して身体に悪いだけなので、こんな素人の意見など無視して持論に集中していただければ幸い。
1 伝統のスタイルを楽しむ
最新SUVや最近のランクルシリーズ、ハイラックスなどの流れるような流線型ボディーとは一線を画す古めかしい、30年前からほとんど変わらない伝統のカクカクボディ。
ランドクルーザーというと、大きい車というイメージが付きまとうけれど、ランクル70はランクル200やプラドに比べると小さく、今となっては少し異端。
コンパクトなボディだけれど、カクカクすることで、ボディサイズの割には広い室内空間が確保されているし、大きくスクエアな窓によって広い視野が確保されている。
リアビューはとびきり座高の高い外国人の頭が後方に倒れでもして裁判を起こされたことがあるのか、妙にデカいヘッドレストに遮られ、狭めだけれど、それは買わない理由に書いたので無視。
残念ながら丸目ランクル70時代(~HZJ76)のランクル70の象徴的な先細りスリムフェイスは失ったものの、これとてデザインのためのデザイン変更ではなく、1VD-FTVという大きなディーゼルエンジンを収めるためのデザイン変更だったらしい。
ちなみに、先代の先細りフェイスは、フェンダーをヒットして破損しても、ライトは壊れず、夜道を走行し続けられるように考えられた、機能重視のデザインなのだと、何かで読んだことがある。まさに機能美。
なお、再販車も後ろ姿はほぼ丸目と同じままだ。(間違い探しレベルの違いはある。)
カクカクボディの同ジャンルの車としたらジムニー、JEEP、ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)、ディフェンダーあたりが思いつくところ。
個人的にはまずはランクルブランドに惚れているので、エコヒイキすることが大前提になるけれど、外観や大きさだけで言うと
ジムニーは今の自分のライフスタイルには小さい。
大きかったらどうか、やっぱりランクル70だけど。
JEEP、Gクラスは小奇麗(分かりやすくお洒落)すぎる。
ディフェンダーは・・・カッコイイし、乗りたい。
でもどちらかと言われるとランクル70には叶わない、という感じ。正直、高いし。(※その後、2019年には残念なモデルチェンジが発表され、自分的には圏外になった。)
2 買うなら今
ディーゼル規制のない土地に住んでいたら、ディーゼルの丸目ランクル70の中古車が選択肢になる。
そうでなくてもお金持ちなら海外からの逆輸入車をいつでも購入できるから、話は違ってくる。
でも、そんな環境でない限り、ランクル70の選択肢は再販車のみ。(2020年に再登場も噂されるが、2019年1月時点では真偽のほどは不明。)
再販車は2014年から期間限定で販売されたものなので、まだ暫くは走行距離が5万キロに満たないものや、ほとんど走っていないような車を買うことができる。
もともと故障が少ないトヨタの車、その中でも丈夫なランクル70、普通の乗り方をしていればまだ初期不良以外の故障はまずないだろう。
新車から時間が経てば、新車特有の香りはなくなり、中古車らしい独特の匂いになってきてしまうのは否めない。
10万キロまでは慣らし運転だ、と力強く言われても・・・「新車みたいなもの」という売り文句で圧倒したい家庭の金庫番には通用しない。
そりゃそうかもしれないけれど、それはマニア同士で言って喜んでおいて、という感じになる。
つまるところ、再販ランクル70は再再販でもない限りは、今、この瞬間より新しい車は存在しないのだから「ランクル70いつ買うの?」「いまでしょ。」(もう既に古い感じか・・・)
3 カスタムが楽しい
ランクル70購入記に寄せられたカスタムの数々。
みんカラにある膨大なカスタム情報。
もちろんノーマルならではの均整のとれたカッコよさを楽しむ人もいるけれど、人それぞれ、異なるカスタムを施されたランクル70を見るのも、自分色のランクル70を作り上げるのも本当に楽しい。
ランクル70のカスタムには天井やドアの内張り外して断熱、防音対策してみたり、オートクルーズ、オートライト、オートロックを後付けしてみたり、窓UPオート化してみたり、リフトアップしてみたり、バンパー塗装したり、交換したり、マフラー交換したり、シュノーケル装着したりと軽い物から重い物まで、とにかく沢山のメニューがある。
ランクル70がシンプルでカスタムし甲斐がある(逆に言えば装備が最低限)こともさることながら、ランクルの長い歴史の中で培われた豊富なカスタムメニューによるところも大きい。
ランクル70には不可思議な魅力を纏っていますね。
外見で自己主張が出来る、カスタマイズが楽しめる、すれ違った時や目にした時に装備と雰囲気からオーナーの気持ちが察する事ができる。
乗っている時や走っている時に、不思議に満足感と達成感を感じて、同時に不満感と未達成感が訪れてしまい、次の意欲に萌える。・・・個人的な感想ですけど。
音楽を楽しむのに電子機器以外を好むのに近いのでしょうか?
又、70は親子で乗り継げるってのも何気に凄いと思います。(有形だけど「無形の遺産と」いう感じですね)
hzj70mnu さん
補強コメントありがとうございます。
そうですね、普通の車とは違う次元の不思議な魅力ですね。
それにしても、ランクル70好きが書いて、ランクル70 好きがコメントするんだから、いい事だらけになるという、好きでない人からみたら滑稽な面白い感じになりますね〜