ジムニーシエラ購入記 ~ジムニーとシエラの比較・安全装備を踏まえて決断~

まえおき


さて、ランクル70研究所からジムニー研究所へと鞍替えすることにした・・・わけではないけれど、久々に新車購入の機会に恵まれたので、ジムニー購入記を記していくことにした。

といっても、今回は、自分の車ではなく実家の父親の車。

今乗っているマツダデミオから、買い替えたいということで車選びをしていたのだけれど、長年そそのかし続けてきた成果がようやく実り「ジムニーに乗ってみたい」と言ってくれたので、自分の事の如く楽しみに取り組んでいる状況。

ジムニーとジムニーシエラの違いは?


例によって、ほとんどジムニーという車に関する知識は持ち合わせていなかったので、今回、購入をそそのかすに当たり、迷ったのが軽自動車のジムニーか、小型自動車のジムニーシエラ(以下「シエラ」と表記)か、という点。

自分の今までの感覚では、ジムニーといえば軽自動車。

シエラという車の存在は知ってはいたものの、なんで軽自動車で維持費の安いジムニーがあるのに、わざわざシエラを買う必要があるの?といった感じで、シエラは正直、眼中になかった。

軽自動車のジムニーは、大好物のナローボディだし、維持費も本体価格も小型自動車のシエラより安いのだから、ジムニー一択でしょ、と。

ジムニー(JB64)

XC 5MT

シエラ(JB74W)

JC 5MT

車両本体価格 1,776,500円 1,958,000円
差額 +181,500円

素人目に見るジムニーとシエラとの外観上の違いは、オーバーフェンダーが付いているか否かと、それに伴うタイヤの幅の違いがあるだけで車室内空間は全く同じ。

しかし、新型ジムニー&シエラ発売以降、インプレを見聞きしていると、ジムニーよりシエラのほうが良いという人もチラホラ。

当たり前のことながら、小型自動車規格のシエラの方が、パワーがあり、乗りやすい様子。

(参考)道路運送車両法による自動車の分類

軽自動車 小型自動車 普通自動車
長さ 3.4m以下 4.7m以下 4.7m超
1.48m以下 1.7m以下 1.7m超
高さ 2.0m以下 2.0m以下 2.0m超
エンジン排気量 660cc以下 660cc超2000cc以下 2000cc超

そこでようやく、真剣にジムニーとシエラを比較してみる気になってきた。

主要諸元比較

まずはカタログの主要諸元を比較(一部抜粋)してみると以下のとおり。

ジムニー(JB64)
XC 5MT
シエラ(JB74W)
JC 5MT
全長 3,395mm 3,550mm
全幅 1,475mm 1,645mm
全高 1,725mm 1,730mm
ホイールベース 2,250mm 2,250mm
トレッド 前 1,265mm 1,395mm
トレッド 後 1,275mm 1,405mm
最低地上高 205mm 210mm
車両重量 1,030kg 1,070mm
燃費(5MT) 16.2km/L 15km/L
最小回転半径 4.8m 4.9m
エンジン型式 R06A型 K15B型
種類 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ 水冷4サイクル直列4気筒
総排気量 0.658L 1.460L
圧縮比 9.1 10.0
最高出力(KW/rpm)ネット 47〈64PS〉/6000 75〈102PS〉/6000
最大トルク(N・mrpm)ネット 96〈9.8kg・m〉/3500 130〈13.3kg・m〉/4000
燃料タンク 40L(レギュラー) 40L(レギュラー)
変速比(1速) 5.809 4.425
   (2速) 3.433 2.304
   (3速) 2.171 1.674
   (4速) 1.354 1.190
   (5速) 1.000 1.000
   (後退) 5.861 5.151
トランスファー(副変則機)形式 チェーン+ギヤ式
 高速変則比 1.320 1.000
 低速変則比 2.643 2.002
最終減速比 3.818 4.090
ステアリング歯車形式 ボール・ナット式
主ブレーキ形成 前 ディスク
        後 リーディング・トレーリング
駐車ブレーキ形式 機械式後2輪制動
懸架方式 前・後 3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング
スタビライザー形式 前 トーション・バー式
タイヤ 175/80R16 91S 195/80R15 96S

思った以上に同じ部分が少ないのが意外。

当然ながら、排気量、最大出力、最大トルクでシエラが大きく上回っている。

ジムニーとシエラには見た目以上に中身に大きな差があることを再認識させられた。

維持費比較

次に気になるのは維持費の違い。

以前は軽自動車の維持費の安さが際立っていたはずだが、近年はその差が縮んだらしい、という噂を小耳にはさんだことがある。

実際はどうなのか、今回、ディーラーからもらった見積書を参考に維持費(税金・保険料)を比較してみる。

ジムニー(JB64)
XC 5MT
シエラ(JB74W)
JC 5MT
自動車税 10,800円 30,500円
自動車重量税 3,300円 12,300円
自賠責保険料12ヶ月 約9,600円 約9,800円
合計 約23,700円 52,600円
差額 +約29,000円

結果としては、年間維持費(重量税、自賠責保険は年額に換算して記載してます)で比較するとシエラのほうが約3万円/年ほど多くかかる。

任意自動車保険については、少しネットで調べてみたところネット損保ならばほとんど差がない模様。

この維持費3万円/年と車体価格などの差約20万円(自動車税(環境性能割)含む。)を、上記の性能の差異を踏まえて大きいとみるかどうかということになる。

そして、今回は、父親としては、長年、普通自動車に乗ってきて、エンジンの排気量も大きい方がいいという希望があることと、維持費の差を考慮しても、後述する試乗の結果も踏まえると、シエラが魅力的だということで、シエラを選択することになった。

AT or MT


そしてこのジムニー選びでもう一つ悩ましいのが、オートマ(AT)、マニュアル(MT)のどちらを選択するか。

ジムニーでも、シエラでも、MT車のほうが99,000円、車両本体価格が安いし、車の操作感や、ランクル70同様、オフロードも楽しむ(たまに借りることを勝手に想定)ことを考えるとMTのほうが魅力的。

さらに、車を使う父親も高齢者なので、近年の踏み間違いによる暴走事故を起こすリスクが低いという点ではMTのほうが良いのではないかと思う。

唯一のネックは、父親がMT車に乗っていたのは、もう30年以上前で、今も昔の如く運転できるのかイマイチ信じることができないこと。

本人は免許取得から20年位はMTに乗っていたのだから大丈夫だというものの、果たして本当に大丈夫なのか、ちょっと信じられずにいた。

自分のランクル70で試しにやってみて、という勇気もないほどに・・・

しかし、この度、スズキディーラーからシエラの試乗車が入ったとの連絡を受け、さっそく父親と共に試乗に赴いたところ、幸い、MT車のシエラだった。

試乗車なので最上級グレードのJC。

クルコン装備、ステアリングスイッチ付きの本革ステアリング、オートエアコンなどなど値段が倍近くする再販ランクル70にはない充実装備が眩しい。

お店に到着すると、保険手続きを済ませて、さっそく試乗にどうぞ、と言われたのだけれど、それはこちらが不安。

なんせ自分は再販ランクル70納車の際、久々のマニュアル車にかなり緊張したし、クラッチを踏む足がガクガクしちゃうヘッポコ振りも発揮した経験があり、父親も同じ状況になるに違いないと思ってしまう。

そんなわけで、念のため、道路に出る前に駐車場内の広めのスペースを使わせてもらい、父親に運転してみてもらうと・・・

こちらの期待を良い意味で完全に裏切って、まるでAT車で発進するかの如く、スゥ~っと動かしている。

「マニュアルの運転は得意だったんだよ。昔取った杵柄だな。」とやや得意そうに話す顔を見て、こちらも嬉しくなってしまった。

そして、路上に出ての試乗もほぼ難なく走り切ることができた。

そんなわけで、本人もMTを希望しているし、操作も問題ないことが確認できたので、MTを選択することにした。

安全装備


ジムニーにしろ、シエラにしろ、今回の最新型には「スズキ セーフティサポート」が装備されている(一部非搭載グレードあり。誤発進抑制はAT車のみ。)ことも、ジムニー購入の大きな後押しとなった。

高齢者のアクセルとブレーキ踏み間違いなどによる痛ましい事故を目にするたびに、自分の身内が同じことを起こさないようにどうすべきなのか、考えてしまう。

他人事なら何歳超えたら免許返納させるべし、と簡単に言えるけれど、身内が生活必需品として車を使っている姿を日々見ていると、そう簡単ではない。

しかし、今回は、各種安全装備が付いているうえ、MT車ということで、基本的に両手両足を調和して動かせなければまともに走行できず、誤発進リスクが低い。

坂道発進の際に、後続車に迷惑をかける危険性だけかなぁ、と思っていたら、なんと、ヒルホールドコントロールなる機能が装備されていて、坂道発進時にブレーキペダルからアクセルペダルに踏みかえる瞬間、一時的にブレーキが作動する機能まであると知り、ビックリ仰天。

これならば、免許返納を除けば、現時点で採りうる最大限に近い安全対策をすることができたのではないかと思う。

試乗した感想


今回は時間の都合でジムニーには試乗できなかったので、肝心の試乗比較ができていないのが残念。

シエラだけだが、自分も試乗させてもらった印象としては、ランクル70に比べるとシフトを動かす距離が短くて(ストロークが短いっていうのかな?)、ちょっとスポーツカー気分。

営業マンはスポーツカーはもっとスコッとは入るから、スポーツカーからの乗り換えの人は不満そうなことがある、と言っていたけれど、こちらはランクル70のMTのゴリゴリっとした感触を伴うシフトチェンジに慣れてしまっているので、それに比べれば遥かに快適。

車体重量とエンジンパワーのバランスがいいのか、とても軽快に加速するし、運転していて楽しい車だった。

何より、小型車とは言いながらも、デミオと比較すればかなりシートポジションが高く、視界が広くて、見切りもいいので安心して走れる感じ。

総じて高齢者にもとても優しい車だと思った。

ボディカラー選択は?


最後の悩みどころは色。

豊富なカラーラインナップであるがゆえに悩ましい。

今回のジムニーで、やはりインパクトがあるのはキネティックイエロー。

ディーラー営業マンから聞いた人気三色はシフォンアイボリーめたりっくとジャングルグリーンとミディアムグレー。

何色かなぁ~、と悩む気満々だったのだけれど、ここは父親が毅然と「ホワイト」と即決。

以前話した際は、ジャングルグリーンかな、と言っていたのだけれど、どうやらコロナで会えない間にしっかり予習していたらしく、迷いはない様子。

自分的にもランクル70と同じホワイトなら大歓迎、と賛成。

まるでミニナナマルのような感じで良さそうだなぁ、と。

ところが、ランクル70と同じパールの入らないホワイトは下のグレードのみの設定で、最上級グレードにはピュアホワイトパールという光沢のあるホワイトしか設定がないとのこと。

ホワイト
ピュアホワイトパール

一瞬ちょっとガッカリしたものの、まぁ、少し汚れてしまえば同じになるだろう、ということで良しとして(良しとする権限はないのだけれど)、色はあっさりと決定した。

結局どうした?


さて、こうしてジムニーシエラのMT車に試乗して、その快適な乗り心地と、父親の想定外のスムーズなMT操作を確認。

さらに父親の色の即決。

これらから、今回のオーダーは以下のとおりとなった。

    • 車種 ジムニーシエラ
    • グレード JC
    • トランスミッション MT
    • 色 ピュアホワイトパール
    • ディーラーオプション ドアバイザー
    • メンテナンスパック(約8万円)
    • 総額 215万円(税込み)

納期は?


そして最後に気になる納期。

このオーダー時点では予定時期すらない「未定」。

発売直後からバックオーダーを抱える人気状態は変わらないものの、少し前に、若干納期が短くなる時期があったらしい。

しかし、今は半導体の供給が間に合っていないことが要因で、また遅くなってしまっているとのこと。

ディーラー営業マンの予想レベルではあるものの、やはり1年程度は覚悟してもらいたいとのことだった。

再販ランクル70のときの4ヶ月でもかなり待った感じがしたのに1年ってどんな感じだろ?

流石に長過ぎて時々忘れちゃう感じかな?

まぁ、兎にも角にも納車が楽しみだ。

まるで自分の車のように好き勝手書いたけど、これは父親の車の話何なんだよなぁ・・・

ランクル70再々販でこんな記事が書ける日が来ることを願うばかりだ。

「ジムニーシエラ購入記 ~ジムニーとシエラの比較・安全装備を踏まえて決断~」への4件のフィードバック

  1. 素晴らしい親父殿ですね!
    納車されたら少しずつ、気付かれないようにカスタムしていきますか!(^ω^)

    うちのおやぢはコロナで暫く会っていない間に勝手にスカイラインからアウトランダーPHEVに乗り換えてました。
    長年クーペ族だったおやぢがこっちに若干寄った感ありますが、寄り切らなかった、、

    今度帰省したら「ドライブに行こう」とだまくらかしてデコボコ道に案内しようと思います。

    1. ありがとうございます!
      こちらは今まで一度もこの手の車に乗ったことが無かったので、最後の車のつもりで乗ってみたいという気持ちもあったようで、そこに安全装備満載のジムニー登場ということで、渡りに舟でした。
      オプション最低限にしてもらって、既にナビやらバックカメラやらつけさせてもらう予定ですし、勝手にリフトアップのことも調査中で、楽しみでなりません。

  2. あー再々販もピックアップも諦めてシエラに行っちゃったかぁ、と一瞬思ってしまいました。

    うちは姉んとこがジムニー(軽AT)、妹んとこがプラド(クリーンディーゼル)、いずれもいつの間にか「勝手に相談なく」買ってしまっていたので、ヨンク選びの楽しみは残念ながら味わえませんでした(笑)。

    あ、最近、母のクルマ選びはアドバイスしましたよ。アルト(一応4WD)・・・。

    1. 諦められたら楽なんですけどねぇ〜
      もうこうなったら数百万の違いなんか気にしないレベチな人になってオーストラリアからトゥルーピー個人輸入することを目指すことにします。
      身内がジムニーとプラド(アルトも?)って、まるさんが出るまでもなく生粋の四駆ファミリーなんですね!

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