まえおき
さて、ランクル70研究所からジムニー研究所へと鞍替えすることにした・・・わけではないけれど、久々に新車購入の機会に恵まれたので、ジムニー購入記を記していくことにした。
といっても、今回は、自分の車ではなく実家の父親の車。
今乗っているマツダデミオから、買い替えたいということで車選びをしていたのだけれど、長年そそのかし続けてきた成果がようやく実り「ジムニーに乗ってみたい」と言ってくれたので、自分の事の如く楽しみに取り組んでいる状況。
ジムニーとジムニーシエラの違いは?
例によって、ほとんどジムニーという車に関する知識は持ち合わせていなかったので、今回、購入をそそのかすに当たり、迷ったのが軽自動車のジムニーか、小型自動車のジムニーシエラ(以下「シエラ」と表記)か、という点。
そこで、↓で違いを確認してみた。
そして、今回は、父親としては、長年、普通自動車に乗ってきて、エンジンの排気量も大きい方がいいという希望があることと、維持費の差を考慮しても、後述する試乗の結果も踏まえると、シエラが魅力的だということで、シエラを選択することになった。
AT or MT
そしてこのジムニー選びでもう一つ悩ましいのが、オートマ(AT)、マニュアル(MT)のどちらを選択するか。
ジムニーでも、シエラでも、MT車のほうが99,000円、車両本体価格が安いし、車の操作感や、ランクル70同様、オフロードも楽しむ(たまに借りることを勝手に想定)ことを考えるとMTのほうが魅力的。
さらに、車を使う父親も高齢者なので、近年の踏み間違いによる暴走事故を起こすリスクが低いという点ではMTのほうが良いのではないかと思う。
唯一のネックは、父親がMT車に乗っていたのは、もう30年以上前で、今も昔の如く運転できるのかイマイチ信じることができないこと。
本人は免許取得から20年位はMTに乗っていたのだから大丈夫だというものの、果たして本当に大丈夫なのか、ちょっと信じられずにいた。
自分のランクル70で試しにやってみて、という勇気もないほどに・・・
しかし、この度、スズキディーラーからシエラの試乗車が入ったとの連絡を受け、さっそく父親と共に試乗に赴いたところ、幸い、MT車のシエラだった。
試乗車なので最上級グレードのJC。
クルコン装備、ステアリングスイッチ付きの本革ステアリング、オートエアコンなどなど値段が倍近くする再販ランクル70にはない充実装備が眩しい。
お店に到着すると、保険手続きを済ませて、さっそく試乗にどうぞ、と言われたのだけれど、それはこちらが不安。
なんせ自分は再販ランクル70納車の際、久々のマニュアル車にかなり緊張したし、クラッチを踏む足がガクガクしちゃうヘッポコ振りも発揮した経験があり、父親も同じ状況になるに違いないと思ってしまう。
そんなわけで、念のため、道路に出る前に駐車場内の広めのスペースを使わせてもらい、父親に運転してみてもらうと・・・
こちらの期待を良い意味で完全に裏切って、まるでAT車で発進するかの如く、スゥ~っと動かしている。
「マニュアルの運転は得意だったんだよ。昔取った杵柄だな。」とやや得意そうに話す顔を見て、こちらも嬉しくなってしまった。
そして、路上に出ての試乗もほぼ難なく走り切ることができた。
そんなわけで、本人もMTを希望しているし、操作も問題ないことが確認できたので、MTを選択することにした。
安全装備
ジムニーにしろ、シエラにしろ、今回の最新型には「スズキ セーフティサポート」が装備されている(一部非搭載グレードあり。誤発進抑制はAT車のみ。)ことも、ジムニー購入の大きな後押しとなった。
高齢者のアクセルとブレーキ踏み間違いなどによる痛ましい事故を目にするたびに、自分の身内が同じことを起こさないようにどうすべきなのか、考えてしまう。
他人事なら何歳超えたら免許返納させるべし、と簡単に言えるけれど、身内が生活必需品として車を使っている姿を日々見ていると、そう簡単ではない。
しかし、今回は、各種安全装備が付いているうえ、MT車ということで、基本的に両手両足を調和して動かせなければまともに走行できず、誤発進リスクが低い。
坂道発進の際に、後続車に迷惑をかける危険性だけかなぁ、と思っていたら、なんと、ヒルホールドコントロールなる機能が装備されていて、坂道発進時にブレーキペダルからアクセルペダルに踏みかえる瞬間、一時的にブレーキが作動する機能まであると知り、ビックリ仰天。
これならば、免許返納を除けば、現時点で採りうる最大限に近い安全対策をすることができたのではないかと思う。
試乗した感想
今回は時間の都合でジムニーには試乗できなかったので、肝心の試乗比較ができていないのが残念。
シエラだけだが、自分も試乗させてもらった印象としては、ランクル70に比べるとシフトを動かす距離が短くて(ストロークが短いっていうのかな?)、ちょっとスポーツカー気分。
営業マンはスポーツカーはもっとスコッとは入るから、スポーツカーからの乗り換えの人は不満そうなことがある、と言っていたけれど、こちらはランクル70のMTのゴリゴリっとした感触を伴うシフトチェンジに慣れてしまっているので、それに比べれば遥かに快適。
車体重量とエンジンパワーのバランスがいいのか、とても軽快に加速するし、運転していて楽しい車だった。
何より、小型車とは言いながらも、デミオと比較すればかなりシートポジションが高く、視界が広くて、見切りもいいので安心して走れる感じ。
総じて高齢者にもとても優しい車だと思った。
ボディカラー選択は?
最後の悩みどころは色。
豊富なカラーラインナップであるがゆえに悩ましい。
今回のジムニーで、やはりインパクトがあるのはキネティックイエロー。
ディーラー営業マンから聞いた人気三色はシフォンアイボリーめたりっくとジャングルグリーンとミディアムグレー。
何色かなぁ~、と悩む気満々だったのだけれど、ここは父親が毅然と「ホワイト」と即決。
以前話した際は、ジャングルグリーンかな、と言っていたのだけれど、どうやらコロナで会えない間にしっかり予習していたらしく、迷いはない様子。
自分的にもランクル70と同じホワイトなら大歓迎、と賛成。
まるでミニナナマルのような感じで良さそうだなぁ、と。
ところが、ランクル70と同じパールの入らないホワイトは下のグレードのみの設定で、最上級グレードにはピュアホワイトパールという光沢のあるホワイトしか設定がないとのこと。
一瞬ちょっとガッカリしたものの、まぁ、少し汚れてしまえば同じになるだろう、ということで良しとして(良しとする権限はないのだけれど)、色はあっさりと決定した。
結局どうした?
さて、こうしてジムニーシエラのMT車に試乗して、その快適な乗り心地と、父親の想定外のスムーズなMT操作を確認。
さらに父親の色の即決。
これらから、今回のオーダーは以下のとおりとなった。
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納期は?
そして最後に気になる納期。
このオーダー時点では予定時期すらない「未定」。
発売直後からバックオーダーを抱える人気状態は変わらないものの、少し前に、若干納期が短くなる時期があったらしい。
しかし、今は半導体の供給が間に合っていないことが要因で、また遅くなってしまっているとのこと。
ディーラー営業マンの予想レベルではあるものの、やはり1年程度は覚悟してもらいたいとのことだった。
再販ランクル70のときの4ヶ月でもかなり待った感じがしたのに1年ってどんな感じだろ?
流石に長過ぎて時々忘れちゃう感じかな?
まぁ、兎にも角にも納車が楽しみだ。
まるで自分の車のように好き勝手書いたけど、これは父親の車の話何なんだよなぁ・・・
ランクル70再々販でこんな記事が書ける日が来ることを願うばかりだ。
あー再々販もピックアップも諦めてシエラに行っちゃったかぁ、と一瞬思ってしまいました。
うちは姉んとこがジムニー(軽AT)、妹んとこがプラド(クリーンディーゼル)、いずれもいつの間にか「勝手に相談なく」買ってしまっていたので、ヨンク選びの楽しみは残念ながら味わえませんでした(笑)。
あ、最近、母のクルマ選びはアドバイスしましたよ。アルト(一応4WD)・・・。
諦められたら楽なんですけどねぇ〜
もうこうなったら数百万の違いなんか気にしないレベチな人になってオーストラリアからトゥルーピー個人輸入することを目指すことにします。
身内がジムニーとプラド(アルトも?)って、まるさんが出るまでもなく生粋の四駆ファミリーなんですね!
素晴らしい親父殿ですね!
納車されたら少しずつ、気付かれないようにカスタムしていきますか!(^ω^)
うちのおやぢはコロナで暫く会っていない間に勝手にスカイラインからアウトランダーPHEVに乗り換えてました。
長年クーペ族だったおやぢがこっちに若干寄った感ありますが、寄り切らなかった、、
今度帰省したら「ドライブに行こう」とだまくらかしてデコボコ道に案内しようと思います。
ありがとうございます!
こちらは今まで一度もこの手の車に乗ったことが無かったので、最後の車のつもりで乗ってみたいという気持ちもあったようで、そこに安全装備満載のジムニー登場ということで、渡りに舟でした。
オプション最低限にしてもらって、既にナビやらバックカメラやらつけさせてもらう予定ですし、勝手にリフトアップのことも調査中で、楽しみでなりません。